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  • 代替療法に関する学会での議論

    2008年7月5日

    今日は日本緩和医療学会の最終日でした。

    昨日は、以前お話した代替療法に関する討論がありました。

    代替療法、一般的には民間療法、正式には補完代替療法(Complementary and Alternative Medicine; CAM)と言います。

    代替療法には大きく2つあり、リラックス系代替療法と治療的代替療法とがあります。

    リラックス系には、アロマテラピー、リフレクソロジー、アニマルセラピー、音楽療法があります。

    治療的代替療法には、皆様もご存じの健康食品などがあります。

    今回の学会の中では、いずれの治療的代替療法にも効能があることはやはり証明されませんでした。

    しかしドクターの中には、患者様に寄り添う形をとるために、つまり患者様の味方であることを証明するために、この代替療法を積極的に取り入れている方もいらっしゃいました。

    これは、一歩間違えると、その先生がその民間療法を認めて、推奨しているかのような印象を患者様方と御家族に与えてしまう可能性があるのではと私は思いました。

    民間療法は、以前も言いましたが現時点では明らかな効能は認められていません。

    私たち癌治療担当医師は、だからと言って患者様たちがやりたいという民間療法を全否定する訳ではありません。

    まずは私たちドクターに、民間療法についてのご質問をどんどんされてください。

    私たちも、治療方法についてもう一度検討し、どの治療が最も有効であるかを、もう一度皆様とご相談しますからね。

    決してこっそりと高額なお金を誰かさんにお支払いしてしまうのは待ってくださいね。

    今回の学会は、懐かしい方々にお会いできて、新たな知識も吸収できて、色々な分野の方々との輪を広げることができて、とても有意義でした。

    また来週は、川崎幸病院 緩和ケアチームの会議があります。

    今回の学会で学んだことを、メンバーにお知らせしたいと思います。

    そしてまた、乳がんで手術をされる方の心のケアや術後の体のケアを中心に、さらに私たちは進化していきます。

    どうぞ、皆様安心して当院での検診、治療をお受けになってくださいねポッ
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    緩和の心

    2008年7月4日

    今日も日本緩和医療学会に参加してきましたよ。

    日本緩和医療学会の会長講演がとても心に残ったのでお伝えします。

    静岡県立静岡がんセンター 緩和医療科の安達 勇先生の御講演です。

    「詩人金子みすずの詩が再評価され、感動を与えているのは、絶えずその焦点を相手側の気持ちにおく感性であろう。

    私たちにも、「医療者あっての患者ではなく、患者がいるから緩和ケアが必要とされている」の大切さを示唆しているように思われる。

    緩和ケアの視点はあくまで患者・家族であり、日常診療においてもそこから学ぶ姿勢が大切である。

    臨床腫瘍学は緩和医療の基本であり、緩和ケア医は絶えず切磋琢磨する必要がある。

    そして自らの未熟さを自覚し絶えず進化していくべきである。

    緩和とは人の心がわかる心・技なのである。」

    私はこの御講演を聴いてほっとしました。

    なぜなら自分のように癌治療を積極的にしながら、患者様の心のケアもしていきたいという医師は、まだ必ずしも多いとは言えず、自分が目指している方向性が果たして求められている医師像であるかどうかを常に考えているからです。

    会長講演のお言葉は、緩和ケア医も常に最先端の抗癌剤治療を含めた癌治療を勉強し続けるべきであることを示唆しておりました。

    今日は北茨城市で5年間お世話になった先生に偶然久しぶりにお会いして、とっても嬉しくって涙がでそうになりました。

    みんなが同じ方向に向かってがんばっているのがすごく心強いです。

    また色々なことを今後の励みにしてがんばってまいりますね楽しい


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    リンパ浮腫の治療最前線

    2008年7月3日

    今日は日本緩和医療学会の教育セミナーを受講してきました。

    朝の10時から夕方の6時まで、癌の緩和医療に関するお話をしっかりと聞いてまいりました。800人の会場の一番前に座らせていただいて、一瞬も目を閉じることなくびっくり知識を吸収してきました。

    様々な分野の第一人者の先生方の、明日の診療につながる内容の講義でした。

    今日は、その中で学校法人後藤学園附属リンパ浮腫研究所 所長でいらっしゃる、佐藤 佳代子先生のご講義について少しお伝えします。

    内容は以下のとおりです。

    「乳癌の術後の患者様が悩まされていることとして、リンパ浮腫がありますが、これを早期に発見し予防することがとても大事です。

    リンパ浮腫は、複合的理学療法といって
    “医師との連携(医師の理解)”
    “治療”
    “セルフケアの指導”
    “自己管理の継続的なサポート”
    の4点が大切です。

    治療には
    ・スキンケア
    ・医療徒手リンパドレナージ療法
    ・圧迫療法
    ・圧迫下での運動療法
    の4つの基本があります。

    リンパ浮腫は、早期に適切に対応することによって重症化を防ぐことができ、またある程度まで改善させることができるので、あきらめないでください。」
    と心強いお話が聞けました。

    佐藤先生は本当に女性のことを親身になって考えてくれる優しい先生だな、という印象を受けました。

    私たちも乳がん術後の患者様にリンパ浮腫予防のマッサージをリハビリとして行っておりますが、マッサージをご自宅に戻られてからも続けることの重要性を改めて感じました。

    今日は最前列でお話を聞いていたわけですが、昼休みにふと振り返ると、なつかしいお顔にお会いしました。

    大学時代の看護師さんでした。

    みんな、緩和ケアの重要性に注目して一生懸命勉強しているのだな、と感激しました。

    「がんと立ち向かおう、患者さんたちを支えていこう」という気持ちを持って皆さんを守っていく決意をしているメンバーが増えてきています。

    これからも、がん治療と緩和ケアの輪も広げていきたいなと思っています。

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    炎症性乳癌の治療

    2008年7月2日

    「一般に炎症性乳がんは皮膚のびらん性発赤・浮腫・硬結を示し、急速に増大する乳がんです。

    頻度は浸潤性乳がんの0.5-5%と言われています。

    病理学的には真皮リンパ管内に腫瘍塞栓を認めます。

    化学療法と局所療法等の複合的な治療を行いますが、化学療法が奏効した方は、良好な予後と長期生存が報告されています。」
                 “乳がん・・・私の場合”  インターメルク社 


    昨日は、緊急手術が終わったあとに、朝方救急車が3台ほどいらっしゃいました。

    皆様、命に別状のあるかたはいらっしゃらなくて良かったです。

    今は、今週の学会発表の仕上げをしております。

    もうすぐできあがります。

    たぶんできると思います。

    朝までには何とか・・ショック


    クライマーズ・ハイ ” 読みおわっちゃいました。

    ゆっくりゆっくり読んだのですが、やっぱり途中からぐーんとスピードアップして読み終わってしまいました。

    心の中の葛藤や描写が多く、映画化するのはかなり難しいのではと思うのですが、どんな映画になっているのでしょうか。

    今週もし時間があれば映画をチェックしたいと思います。

    皆さんは、最近どんな映画を観たり本を読んだりしていますか。

    お勧めがありましたら教えてくださいね。
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    炎症性乳癌

    2008年7月1日

    「炎症性乳がんは、しこりをつくらずに、がん細胞が乳房全体に広がっていくがんです。

    乳がん細胞が皮膚のリンパ管に多数入り込んでリンパ液の流れが滞り、赤くなったり皮膚が肥厚してオレンジの皮のようになったりした状態を言います。

    一見すると乳房全体が炎症を起こしたように見えることからその名がついています。

    一般的な細菌感染による炎症を伴う乳がんというものではありません。」
                 “乳がん・・・私の場合”  インターメルク社 

    乳房が赤く腫れる病気は、他にも乳腺炎など良性のものがありますので、赤く腫れているからと心配しすぎないようにしてください。

    でも少しでもご心配なときは、乳腺外科を受診されてください。


    今日で、神奈川乳癌治療研究会のご相談担当の1週間が終了します。

    まだ、ご質問が残っているのでお答えを作成しなければなりません。

    一刻も早くお答えするようにいたします。

    でも今から緊急手術がありますので、ちょっとお待ち下さいね。

    戻ってきたら、すぐに取りかかりますからね。

    でも戻ってきて救急車がきたら、もう少しお待ちくださいね。

    すぐに救急車の方を解決して、ご質問に取りかかりますからね。

    でも、また戻ってきて眠くなってしまったら・・・。

    はい、眠らずにがんばりますから、ご心配ありませんよ。それでは・・楽しい

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    高齢者の乳がんの患者さんの治療法

    2008年6月30日

    今日は、高齢者のかたの乳がん治療についてお伝えします。

    「高齢者乳がんの治療も原則特別なものはない。

    乳がんの手術は他のがんの手術と比べ、短時間で終了することが多く、全身麻酔の影響も出にくい。

    しかし、全身麻酔へのリスクの高い合併症を持っている方では、局所麻酔での手術を選択したり、しばしば手術を選択しない。

    ホルモン治療のみのこともある。

    腋窩リンパ節への転移の有無を検索するセンチネルリンパ節生検も、高齢者では乳腺が萎縮してリンパ流が弱く、正しく同定できないことも多い。

    手術後の薬物治療も70歳以上の方を対象にした臨床試験のデータが乏しく、高齢者では抗がん剤を選択しないことも多い。

    乳房温存術後の放射線治療では70歳以上の方で、温存手術の断端が陰性であれば、放射線を省略することも可能である。」
                       がん治療認定医教育セミナー テキストより

    高齢者の方でも、なかなか胸のしこりを御家族に言えずに、病院へ来るのが遅れてしまうかたがいらっしゃいます。

    くれぐれも、お母様、お婆ちゃまの乳癌の発見が遅れませんように、たまには一緒に温泉に入ったりして、早期発見してあげてくださいね。お願いします。

    クライマーズ・ハイ ”  あと100ページ程で読み終わってしまいます。

    小説を読んでいて、「もう少しこの世界に浸っていたい」、と思うことがよくあります。残りのページ数が少なくなってくると、何だか読み終わるのがもったいなくて急速に読むスピードが落ちてきてしまう場合があります。

    今がその病です悲しい

    今はとにかく“クライマーズハイ”を読みたくないのです。
    すごく読みたいのに読みたくないのです。
    だって、100ページはおそらく帰りの電車の中で読み終えてしまえるから。

    ちょっと、ひねくれものですか?

    微妙なんですよ、男心もニコニコ
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    腋窩リンパ節郭清後の注意 ―その2-

    2008年6月29日

     注意事項の続きです。

    「リンパ節は細菌やウィルスの侵入を防いでいるところです。

    これを郭清すると感染を防ぐ力が弱まります。

    従って、日常生活の注意事項としては、
    ①家事や庭仕事の時は綿の手袋や防水手袋をつける。
    ②やけどに気をつける。
    ③除毛時は電気シェーバーを使用する。
    ④深爪をしない。
    ⑤ペットによるひっかき傷をつくらない。
    ⑥手術した側の手での採血、注射、血圧測定を避ける。
    ⑦手術した側の手や肩に鍼や灸をしない。
    などがあります。」
      “乳がん・・私の場合”  インターメルク社 より

    今日は、運転免許の書き換えに行ってきました。

    講習を受けてきたのですが、そこで見せていただいたビデオは、飲酒運転によるひき逃げ事故により家族を失った方々のドキュメンタリーでした。

    どんなに救急をがんばっていても守りきれない命があること。

    病院に到達するまでの間に失ってしまう命があること。

    深く考えるきっかけをいただきました。

    また、明日の医療につなげていきたいと思います。

    今日は今まで、神奈川乳癌治療研究会のご質問コーナーの難問に取り組んでおりました。

    皆様は本当に良く勉強されていますね。

    皆様に十分にお答えできるように、ますます最先端の情報を入手してまいりますね。

    ※お名前はペンネームまたはイニシャルでお願いします。

    腋窩リンパ節郭清後の注意

    2008年6月28日

    以前、腋窩リンパ節郭清後の注意事項として、リンパ浮腫をお伝えしました。少し復習いたします。

    「リンパ浮腫は、リンパ節郭清、放射線照射、がんの転移などによってリンパ管が塞がったり、押さえつけられたりして、リンパの流れが滞ってむくみが生じた状態です。

    リンパ節郭清をしてもリンパの流れが完全に止まってしまうわけではないので、リンパの流れを促す肩の上下運動やボールを握りしめる運動、マッサージ、弾性スリーブ着用によってリンパ浮腫の症状は軽減させることができます。

    またヨガやラジオ体操などの全身運動によっても、リンパの流れる側副路を発達させることができます。

    リンパ節は細菌やウィルスの侵入を防いでいるところです。これを郭清すると感染を防ぐ力が弱まります。」
      “乳がん・・私の場合”  インターメルク社 より

    ”クライマーズハイ”  かなり世界に引き込まれながら読んでいます。日航機墜落の壮絶な現場の描写と、その現場を取材する新聞記者たちの心の動きを描いた話です。横山秀夫さんが記者時代に遭遇した実際の日航機事故をもとに書かれたようです。

    おそらく、想像を絶する悲しい世界を横山秀夫さんはその目に、その記憶に焼き付けてきたのだと思います。この作品は、その記憶を、その情景を冷静に自分の中でかみしめながら時間をかけて完成させたものであろうと感じます。

    今日は、電車を降りて階段を下りながらも、“クライマーズ・ハイ “を読み続けてしまいました。あぶない、あぶない・・。自分が救急車で運ばれてしまいますね。・・以後気をつけます。

    最近、わたしは反省してばかりです。

    この調子で、日々反省反省でがんばっていきますね。

    それでは、今日も皆様お疲れ様でした。また明日。
    おやすみなさい。
    ※お名前はペンネームまたはイニシャルでお願いします。

    代替療法について その3 ―大豆食品―

    2008年6月27日

    今日は大豆食品と乳がんについてです。

    「大豆食品を多くとる人は乳がんの発症は少ないと言われています。

    しかしサプリメントなどでとった場合に乳がんの発症が減るという証拠はなく、逆に大豆イソフラボンのサプリメントはエストロゲンと構造が似ているので乳癌になる可能性が高まるのでないかと指摘されています。サプリメントでの服用はお勧めしません。」
                           “乳がん ・・私の場合 ” インターメルク社 より


    今日は、神奈川乳癌治療研究会のご質問コーナーのお答えを作成しておりました。皆様は、本当に深く勉強されており、私も皆様以上にもっともっと深く勉強し続けないといけないといつも思っています。

    また、自分のブログでの発表内容にとても重大な責任を感じています。

    もしあなたを不安にさせてしまうような記載がありましたら、いつでもご指摘くださいね。

    早急に内容を確認し修正いたします。

    私は、皆様の心配事を少しでも減らすために毎日このブログを続けています。

    そして悲しいことだけではなく、人生には色々な楽しいことや幸せな瞬間があることも伝えていきたいと思っています。

    本日も、乳癌の疑いということで私の外来を受診されたかたがいらっしゃいます。私のお話はいかがでしたでしょうか。色々な不安があると思いますが、全力でサポートさせていただきますからね。

    もし、分からないことや不安に思うことはご遠慮されずに、私にお伝え下さいね。

    ちなみに、癌に関する不安な気持ちを取り除いてさしあげるのも緩和ケアなのですよ。決して、緩和ケアは末期の患者様のためだけではなく、早期でも不安に思っていらっしゃる方のお気持ちを支えてさし上げるのも緩和ケアです。このことは、また少しずつお話いたしますね。
    ※お名前はペンネームまたはイニシャルでお願いします。

    代替療法について その2

    2008年6月26日

    今日は代替療法についてのお話の続きです。

    代替療法とは、通常の治療の代わりに行う治療方法のことです。一般には民間療法と呼ばれます。

    「いわゆる民間療法は、ある種の植物や人工合成物の服用、気功や運動療法等、さまざまなものが宣伝されていて、120種類以上あると言われている。

    そして普及率48~87%との調査もあるように、がん患者さんの多くがこれらの治療を取り入れている。

    経済的にも莫大な費用がつぎこまれ、2000年の国内の漢方市場だけを取り上げても実に2兆円を超えると報告されている。

    乳がん治療においても、代替医療は患者さん主体に行われ、医療現場と無関係なことも多く、その実態を十分把握できないのが現状である。」
                             乳癌診療ガイドラインより

    皆様がもしお悩みがございましたら、まずはきちんと病院やクリニックを受診し、どのような治療ができるのか十分に把握し、お考えいただき、その上でどのような治療を受けるのかを決めていただきたいと思います。

    安易に、効果が証明されていない魔法のようなお薬を信じてしまうと、結局はその業者さんがおいしい思いをするだけで、他には誰も喜びません。

    ついつい魔法のようなうたい文句に魅力を感じてしまうのは、人間として当たり前であると思いますが、どうかそこで一歩立ち止まってください。


    今日は、緩和ケアチームの勉強会があります。がん患者様たちの精神的な不安や苦痛、体の痛みなどを抑えてさしあげるのが、緩和ケアです。

    私も、がんの治療と同時進行で、緩和ケアもおこなっております。

    緩和ケアは決して、終末期におこなう治療ではなく、もっともっと早い段階に行うべきことであると考えています。

    皆様の不安を解消するのも緩和ケアであると考えておりますので、もしご不安なことがございましたらご相談ください。


    今日は、緩和ケアの勉強会が終わったら、神奈川乳癌治療研究会の質問コーナーのお答えづくりに、励みたいと思います。

    それでは、また。
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