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  • 乳がんの自己検診

    2008年12月2日

    「乳がんを自己検診しましょう。」

    言うのは簡単ですが、なかなか実践している方は少ないのではないでしょうか。

    「乳がん検診はかつては視触診のみが行われていましたが、最近はより小さながんをみつけられるように、厚生労働省の指導でマンモグラフィーとの併用検診となっています。

    対象は40歳以上、受診頻度は2年に一回が推奨されています。

    ただ、できれば人間ドッグなどで超音波による検査を自主的に行い、毎年一回は定期的に検診を受けるようにしてほしいものです。

    患者さんの約8割は自分で何らかの異常に気づいたことが乳がんの発見につながっています。

    自己検診のポイントは、がんを探そうとするより乳房や脇の下に普段と違う点がないかを調べることが大切です。

    腕を上げた状態と下げた状態を鏡に写し、形や色を観察する。

    指の腹で乳房を軽く押すように滑らせ、痛いところや硬くなっているところ、皮膚のひきつれやくぼみがないかを調べます。

    愛知県がんセンター中央病院乳腺科 部長 岩田 広治先生
    “乳がんの検診と治療法” 2008.6.26 日本経済新聞 全面広告より」


    12月に入りましたね。

    年末は何だかわくわくしますね。

    でも、ますます寒くなってきています。

    夕方の診療においでくださる患者様にはとてもつらい季節です。

    今日は、遅くならないようにがんばります。

    ニュースをみると、なんだかインフルエンザが猛烈に流行し始めているようです。

    皆様できるだけ早くインフルエンザの予防注射をお受けくださいね。

    100%予防できるわけではありませんが、軽症で済む可能性が高いですから。

    乳がん検診においでくださった時に、打ってさしあげることもできますよ。

    ご遠慮なく。

    色々なことから身を守っていきましょう。

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    乳がんの数字

    2008年12月1日

    今日は、乳がんに関する数字についてのお話です。

    「日本人女性の乳がん発症者数、死亡者数はこの数十年、一貫して増え続けています。

    近年は年間に四万人以上の方が新たに発症し、死亡者数も一万人を超えています。

    女性のがんでは、発症者数、64歳までの死亡者数ともに第一位です。

    一生涯に乳がんにかかる確率は22人に1人と、米国人女性の8人に1人と比べまだ低いのですが、その差は急速に縮まってきています。

    その原因としては、ライフスタイルの変化が大きいと考えられています。

    特に食事が高脂肪の欧米型に変わったことです。

    また初産の高年齢化や出産しない女性の増加なども原因の一つと指摘されています。

    発症のピークは40歳代後半で他のがんに比べ若いことが特徴です。

    最近は、閉経期から閉経後の発症も増え、欧米型の年齢分布に近づきつつあります。

    愛知県がんセンター中央病院乳腺科 部長 岩田 広治先生
    “乳がんの検診と治療法” 2008.6.26 日本経済新聞 全面広告より」


    時々乳がんに関する数字を皆様にお伝えしているのは、このブログを始めた最初の目的が、検診の大切さを分かっていただくことだったからです。

    実際に乳がんと診断された方にとっては、こういう数字を見るのはとてもつらいことかと思います。

    でも、これらのデータに決して目をつぶることなく、見つめ続けないといけないと考えます。


    ところで最近、たくさんのコメントを皆様からいただけるのが嬉しくて、もっともっとがんばらなきゃ!!って思っています。

    折角いただいている貴重なコメントをずーっと表示していたいのですが、表示数に限りがあるのでごめんなさい。

    いずれ、ご質問やコメントをまとめたホームページを作製したいと思っています。

    お一人お一人の大切なお言葉をずっと大事にしてまいりますからね。

    でも少しお時間をくださいね。

    これからもよろしくお願いいたします。

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    ホルモン療法 その7 ― 術前ホルモン療法についてー

    2008年11月30日

    こんばんは。

    どんな週末をお過ごしでしたか。

    今日も、術前ホルモン療法の可能性についての検討から入ります。

    「術前ホルモン療法として、レトロゾールはタモキシフェンより効果が高く、アナストロゾールはタモキシフェンとほぼ同等である。

    術前ホルモン療法の治療期間は確立されていないが、3ヶ月で効果を評価し、反応性あるいは不変であれば6ヶ月まで続けるべきである、という意見が多い。

    閉経後ホルモン感受性原発性乳がんに対して術前ホルモン療法を行うことで乳房温存率が改善する。

    しかし術後ホルモン療法と予後を比較した臨床試験はない。

    また、再発リスクが高い場合、たとえ術前ホルモン療法が奏効したとしても、化学療法を省略できるという保証はない。

    従って、術前ホルモン療法は確立された治療法とは言えず、日常診療において推奨はされない。

    乳がん診療ガイドライン  薬物療法 2007より引用」


    というわけで、術前ホルモン療法は患者様のご希望などをよくお聞きしてから行うべき治療なのです。


    今日の午前中の回診では患者様方の体調を確認し、午後は鎌倉の方にオーケストラを聴きにいきました。

    わたしがいつもお世話になっている方がメンバーの一員でいつも素敵な演奏を聴かせてくれます。

    久しぶりのクラシックコンサートでしたので、とても心が癒されました。

    この、ほんわかした柔らかい気持ちのまま、1週間をスタートしたいと思います。


    病気と闘っている患者様は、「週末なんて関係ないわ。」っておっしゃるかもしれません。

    でも病気と闘いながらも、どうしたら今より元気に、明るく、強くなれるかを考え、人生を上手に楽しむ方法を一緒に探してまいりましょうね (^^)/

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    ホルモン療法 その6 ― 術前ホルモン療法についてー

    2008年11月29日

    今日は術前ホルモン療法についてです。


    「手術可能な乳がんにたいし術前に化学療法を行った場合、予後は同等で乳房温存率は向上する。

    術前に閉経後ホルモン感受性原発性乳がんにホルモン療法をおこなうことで、予後や乳房温存率が改善するかを検討する。

    ―タモキシフェンー
    局所進行乳がんに対するタモキシフェンの術前療法は約半数に奏効する。

    pCR(病理学的完全奏効;yasuu注釈)率は低く、約1-8%である。

    47人の高齢者(平均年齢72歳)を対象にした試験では治療期間6ヶ月で奏効率47%であり、温存術が可能であったのは5人であった。

    2年、5年生存期間はそれぞれ83%, 59%であった。

    効果は緩徐であり、不応と判断するのに少なくとも3-6ヶ月の治療期間が必要であった。

    乳がん診療ガイドライン  薬物療法 2007より引用」


    まだ、術前ホルモン療法は確立された治療ではありませんので、明日も何が良いことなのかを考えてみましょう。


    無事、学会発表が終わりました。

    日本臨床外科学会でした。

    会場はホテルニューオータニでしたので、発表して今はもう病院に戻ってきました。

    今日の発表内容は、手術テクニックを如何に研修医の先生方にお伝えするか、という内容でした。

    私たちの病院では、毎朝カンファランスをおこない、その日に行う手術についての検討や、前日の手術についてのプレゼンテーションをおこない、日々すべての患者様の治療方針をチーム全員で把握するようにしています。

    この方法により、外科医および研修医達はお互いの手術方法をチェックすることができ、各自の手術テクニックをも磨くことができます。

    そういった内容の発表でした。

    なかなか全員で毎朝集まってカンファランスをしている病院は少ないようです。

    みなさま感動してくださいました。

    がんばって準備して良かった (*^_^*)


    今から患者様たちの笑顔をチェックしてから、今度は緩和医療に関する病院内の勉強会の資料を準備します。

    「やることがたくさんあって大変ですね。」とおっしゃってくださる方がいらっしゃいます。

    そんな風に言っていただけることが、なによりの励みになります。

    でも、色々なことができてとってもやりがいがあるんですよ。

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    ホルモン療法 その5

    2008年11月28日

    ホルモン療法 5日目突入!!

    今日は閉経前ホルモン療法についてです。

    ますます寒い日々が続きます。

    燃えていきましょうね。

    「―閉経前ホルモン療法についてー

    EBCTCG(Early Breast Cancer Trialists’ Collaborative Group) の報告では、タモキシフェンの効果は年齢や閉経状態によらないとされる。

    従って閉経前ホルモン治療の主要な選択肢である。

    LH-RH アゴニストによる薬物的卵巣機能抑制は閉経前ホルモン治療のもう一つの選択肢である。

    かつては外科的な両側卵巣摘除が行われていたが、転移性乳がんに対してLH-RH アゴニストが卵巣摘除と同等の効果を示すとの報告があり、術後ホルモン治療としてのLH-RH アゴニストの作用に期待が集まった。

    化学療法による再発抑制は若年者でより顕著にみられ、特に化学療法によって無月経となった例で明らかである。

    ホルモン受容体陽性の閉経前転移性乳がんに対してLH-RH アゴニストが高い奏効率を示す。

    LH-RHアゴニストの臨床試験のメタアナリシスでは、化学療法やタモキシフェンによる治療を加えて用いることにより、再発や死亡のリスクを低下させることが示されたが、至適な投与期間に関しては明らかではない。

    現在、LH-RH アゴニストとアロマターゼ阻害薬(エキセメスタン)を併用する意義を検討する臨床試験(PERCHE, SOFT, TEXT)が進行中である。

    特集 乳がんの最前線 “早期乳がんの全身療法” 横浜労災病院 腫瘍内科 有岡 仁先生
    予防医学 第49号(2007.12)」


    また、明日からはガイドラインを紐解きながら理解を深めていく予定ですけど。

    予定は未定ですけど・・。


    そういえば、小学生の時に通っていた塾の先生がとっても楽しい先生で、色々なことをおっしゃっていたのを思い出しました (*^_^*)

    「予定は未定!」の他に
    「冗談は顔だけにして!」とか
    「この直線の長さはいかほどか?たこほどか?」とか

    とっても楽しい授業をしてくれていました。

    しも●●先生というお名前でしたので、イモ先生というあだ名で僕たちに呼ばれていました。

    家でも父や母に、「イモ先生がね・・・」と楽しかったことを話していたので、父兄進路相談会のときに父が「イモ先生、いつもありがとうございます。」と本人に言ってしまったのが、一番楽しかったですけど。

    イモ先生はいつものように、にこにこしてくれてました。

    こんな小学生時代をすごしていたので、勉強は楽しくするもんだということを学びました。

    今も毎日医学の最先端情報を常に明るく楽しく勉強しています。

    患者様にとってはもちろん深刻な情報ですし、楽しく学べることばかりではないと思いますが、やはりいつも明るく笑顔で病気に立ち向かうことは重要であると思います。


    今日は病院でとっても嬉しかったことがあります。

    ずっとふさぎ込んで元気のなかった患者様がとびっきりの笑顔を見せてくれたのです!!

    ほっと一安心いたしました。

    「また、明日からもがんばろう!!」と患者様の笑顔に勇気づけられて思いました。


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    ホルモン療法 その4

    2008年11月27日

    ホルモン療法の4日目です。

    またホルモン療法に戻ります。

    よろしいでしょうか。

    「―閉経後ホルモン療法についてー

    <現在進行中の試験>

    これまで報告されたランダム化比較試験結果では、すべての試験で健存率の改善がみられたが、IES(International Exemestane Study)試験以外では全生存を向上させるデータは得られていない。

    今後の発表が待たれる試験では、

    初回治療としてのエキセメスタンの意義を検討するTEAM(Tamoxifen Exemestane Adjuvant Multicenter)試験

    初回治療でアロマターゼ阻害薬どうしを比較するMA.27試験(アナストロゾール vs エキセメスタン)

    FACE(Femara vs Anastrozole Clinical Evaluation、レトロゾール vs アナストロゾール)試験

    などがある。

    <アロマターゼ阻害薬の副作用>

    上記の臨床試験において、タモキシフェンやプラセボ(偽薬;yasuu注釈)と比較して、アロマターゼ阻害薬に多くみられた副作用は、関節痛・筋肉痛・骨折・骨粗鬆症などであり、一部の試験では血清コレステロールの上昇や心血管系副作用の増加であった。

    タモキシフェンでは血栓塞栓症、ほてり、性器出血、子宮内膜異常などが多くみられた。

    特集 乳がんの最前線 “早期乳がんの全身療法” 横浜労災病院 腫瘍内科 有岡 仁先生
    予防医学 第49号(2007.12)」


    副作用に注意しながらホルモン療法はおこなっていくことになりますが、やはりアロマターゼ阻害薬に特徴的なのは、関節痛でしょうか。

    最近のデータでは、関節痛が出る方は、予防効果が高いという報告もでてきておりますので、一概に副作用がでたから中止!としない方が良いようです。


    今から、緩和医療の研修会に行ってきます。

    今日は、がん患者様の抑うつ、不安、パニック障害などについて知識を深めてきます。

    がん患者様はどうしてもお一人になる時間帯には色々なことを考えてしまい、ついつい泣きたくなってしまうこともあると思います。

    そういった時の心のケアについても、専門家のご意見をお聞きして、患者様にとって良い方法を見つけてさしあげないといけないですよね。


    今週末の学会発表。

    研修医の先生への手術の指導方法に関する内容です。

    今朝、できあがったスライドを外科スタッフにプレゼンテーションしました。

    いつも発表の際に心がけていることは、「すごいことを私たちはやっているんですよ」、ということを嫌味がないように、さりげなくアピールすることです。

    でも楽しい要素も入れ込んで、日本全国の先生に私たちの病院の素敵なところをお見せしたいと考えています。

    学会発表は緊張は少ししますが、わくわく感の方が強いんですよ。

    学会発表のことを考えると武者ぶるいします (^_^)v

    強がっているわけではありませんよ。


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    トータルペインとは

    2008年11月26日

    ホルモン療法はちょっと中休みです。

    今日は緩和ケアのことについてちょっとお話します。

    以前もお話していますが、緩和ケアとは、実は身近な治療です。

    がんの診断を受けたそのときからの、心の悩みや体のつらさを和らげる治療。

    それが緩和ケアです。

    決して末期の治療ではないのです。

    緩和ケアの考え方にトータルペインというものがあります。

    トータルペインはすなわち全人的苦痛(total pain)といいます。

    つまり、
    <身体的苦痛>
    痛み
    他の身体症状
    日常生活動作の支障

    <精神的苦痛>
    不安
    いらだち
    うつ状態

    <社会的苦痛>
    経済的な問題
    仕事上の問題
    家庭内の問題

    <霊的苦痛(スピリチュアルペイン)>
    生きる意味への問い
    死への恐怖
    自責の念

    このように、がん患者様の苦痛は多面的であり、全人的に捉えねばならないのです。

    これは、実際にはドクターや医療スタッフが分かっていなければいけないことです。

    来週は、このトータルペインを含めた内容で病院のスタッフにお伝えしてまいります。



    今日は目を開けても開けてもまぶたが落ちてきてしまいます。

    とっても重い瞼です。

    今晩はもうお休みしたいと思います。


    でも、がんの告知を受けて、病気と闘っている方のなかには、眠れずに毎日を過ごしている方もたくさんいらっしゃいます。

    その患者様方に、最高の眠りをプレゼントすること。

    それが私たちの役目です。


    そのためには、まずは医師や医療スタッフが良く休み、健全な体と精神を持っていないといけません。

    寝不足で不機嫌な医者なんて、だれも診察してほしくないですからね。

    先日も、当直の夜に患者様と御家族に言われました。

    「明日の私の手術に向けていっぱい眠っておいてくださいね。」

    当直の時によく眠れるかどうかは、神様が決めることですよね。

    幸い、その夜わたしはぐっすり眠ることができました。

    患者様の願いが届きましたね (^_^)v

    ありがとうございます。


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    ホルモン療法 その3

    2008年11月25日

    ホルモン療法も、ついに3日目です。

    まだまだ行きますよ。

    ゆっくりじっくりお勉強しましょう。

    「―閉経後ホルモン療法についてー

    <エクステンド治療>

    EBCTCG(Early Breast Cancer Trialists’ Collaborative Group)の解析では、5年間のタモキシフェン治療中の再発率が15%であるのに対して、タモキシフェン終了後10年間の再発率が18%であった。

    つまりタモキシフェン終了後に何らかの治療を行うことができれば、再発をさらに減少させうる可能性がある。

    MA.17試験は、
    5年間のタモキシフェン治療後にレトロゾールをさらに5年間内服する群

    プラセボ(偽薬;yasuu注釈)を5年間内服する群
    を比較したものである。

    レトロゾール群で健存率の改善がみられたが、反対側乳がんの発生や全生存率には有意差がみられていない。

    特集 乳がんの最前線 “早期乳がんの全身療法” 横浜労災病院 腫瘍内科 有岡 仁先生
    予防医学 第49号(2007.12)」


    なかなか、生存率を思うように改善させるデータがでてきませんね。

    もっともっと良い方法や、お薬が出てきて欲しいところです。


    今から夕方の診療が始まります。

    最近、じっくりお話していると夜の9時を過ぎてしまうこともあり、患者様も看護婦さんも事務さんもびっくりしてしまってます。

    申し訳ありません。

    でもそんなこと言っても、絶対に手は抜きません。

    じっくりお話して、患者様のお悩みやつらいことを全部お聞きして、少しでも解決の糸口を一緒に見つけてから、お帰りいただきたいのです。

    そんなわけで、今日もきっと看護婦さんも事務さんもそして患者様もびっくりしちゃうと思います。

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    ホルモン療法 その2

    2008年11月24日

    ホルモン療法の2日目ですよ。

    今日は雨が降っていて、お空が真っ暗ですね

    でも元気出していこうね。

    「―閉経後ホルモン療法についてー

    <スイッチ療法>

    タモキシフェン2~3年治療後に

    1.そのままタモキシフェンを継続する
    あるいは
    2.アロマターゼ阻害薬エキセメスタンに変更して計5年間
    の治療効果を比較したIES(International Exemestane Study)では、

    エキセメスタン群で健存率と反対側乳がん発症で良好であった。

    ER(エストロゲンレセプター)陽性ないし不明の症例では、全生存率に関してもエキセメスタン群で有意に良好であった。

    その他、
    ABCSG(Austrian Breast and Colorectal Cancer Study Group) 8試験

    ARNO(Arimidex-Nolvadex) 95試験
    は、ともにIESと同様のスイッチ試験であるが、2年間のタモキシフェン治療後にアナストロゾールの変更する意義を検討したものである。

    これら2試験を合同で解析した結果、
    アナストロゾールに変更群で健存率が改善したが、全生存率に差がなかった。

    特集 乳がんの最前線 “早期乳がんの全身療法” 横浜労災病院 腫瘍内科 有岡 仁先生
    予防医学 第49号(2007.12)」


    世界中で、同じ目的を持ってたくさんの臨床試験が行われていることがわかりますね。

    これらのたくさんの情報の中から、真実を見つけ出していくことはとっても大変です。

    毎年毎年、また新たなデータも出てきます。

    現在行われている臨床試験についても、新たな情報が入りしだいお伝えしますが、中間報告の結果にみんなが揺れ動いてしまってもいけないとは思います。

    今から病院に向かいます。

    今日は夜の男です。

    平和な夜が良いですね。

    皆様にも平和な眠りが訪れますように (^o^)


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    ホルモン療法

    2008年11月23日

    スパイラル理論ってご存じですか。

    人間の記憶は繰り返し繰り返し確認しないと次々と失われてしまうので、何回も何回も同じ内容を復習する必要がありますっていうことです。

    そんなわけで久しぶりにホルモン療法についてお話しましょうね。

    「―閉経後ホルモン療法についてー
    閉経後進行再発乳がんに対して、第三世代のアロマターゼ阻害薬がタモキシフェンよりも有効であることが示され、術後治療としてのアロマターゼ阻害薬に期待が持たれた。

    初回治療として、
    アロマターゼ阻害薬とタモキシフェンを比較した試験として最初に報告されたのは、ATAC(Arimidex, Tamoxifen, Alone or in Combination)試験である。(みんなアタック試験と呼んでます;yasuu注釈)

    術後にタモキシフェン、アロマターゼ阻害薬であるアナストロゾール、ないしこれらの併用を5年間継続するものである。

    併用治療はタモキシフェン単独との差がなく、この群の試験は途中で中止された。

    アナストロゾールとタモキシフェンの比較では、アナストロゾール群で健存率の改善と反対側乳がん発症の低下がみられたが、全生存に差はなかった。

    初回治療としてのアロマターゼ阻害薬レトロゾールとタモキシフェンを比較した試験がBIG 1-98(Breast International Group)試験である。(みんなビッグワンと呼んでます;yasuu注釈)

    この試験では、
    1.タモキシフェン5年間群
    2.レトロゾール5年間群
    3.タモキシフェン2年間後にレトロゾールを3年間の計5年間群
    4.レトロゾール2年間後にタモキシフェン3年間群の計5年間群
    の計4群の比較を行っている。

    タモキシフェン5年間群とレトロゾール5年間群の比較が発表されており、レトロゾール群で健存率が改善したが、全生存率では差がなかった。

    特集 乳がんの最前線 “早期乳がんの全身療法” 横浜労災病院 腫瘍内科 有岡 仁先生
    予防医学 第49号(2007.12)」


    しばらくはホルモン療法でまいりましょう。

    有岡先生は前回の神奈川乳がんフォーラムで御講演くださった先生です。

    いつもお世話になっています。


    今日は、またわたしは病院にきています。

    「連休の中日のみんながお休みしているときに働いています。」

    ってすぐに、愚痴をこぼす人がいますが、今の時代はどこに行っても休日に働いている人がたくさんいます。

    そしてその多くは、旅館やテーマパークやレジャーランドなど、人々に夢や癒しをプレゼントする場所に働いている方々です。

    人々の夢のために働くことができる。

    なんて幸せなことでしょう。


    わたしも、病院で患者様達に夢や元気や笑顔をプレゼントできれば良いな、といつも思っています。

    今日は、もう少し患者様たちに元気を差し上げられたら帰りますね。

    でも来週はまた学会発表が東京でありますので、準備しなくちゃ。

    あっ、あとそれから再来週には院内の緩和ケアの勉強会の講師をさせていただくので、それもやらなきゃいけないでしょ。

    あっ、あとそれから・・・・。

    すいません。

    忘れないように、ここに書き留めさせてくださいね。

    やらなきゃいけないことをすぐ忘れちゃうものでね。

    覚えても覚えてもすぐに忘れてしまうのは、今も昔も変わりません。



    ・・ところでスパイラル理論って、ご存じですか?



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