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  • 乳がんの定期検診

    2008年12月3日

    それでは、乳がんの自己検診をしっかりしていればそれでよいのでしょうか。

    実はそうではないのです。

    「自己乳がん検診は1ヶ月に1回ぐらいの頻度でおこなうことをお勧めします。

    ただし、検診に関しては考えておくことが2つあります。

    1つは、自己検診に頼りすぎるのは禁物ということ。

    検診の本来の目的は自覚症状がない段階でがんをみつけることです。

    自分で異常に気づいたことがきっかけでがんが見つかる人が多いというのは、自治体などによる定期検診の受診率が低いことの表れでもあるのです。

    もう1つは、矛盾するかもしれませんが定期検診も完全ではないということです。

    自己検診で普段と違うと感じたのに3ヶ月後の定期検診を待った。

    そして定期検診で異常なしという結果がでたので安心し、そのまま放っておいたら進行癌になってしまったという患者さんもいらっしゃいます。

    従って、定期検査をきちんと受け、自己検診を習慣づけるとともに、何か気がかりな点があったらすぐに乳腺科や乳腺外科などの専門医を受診することが重要になります。

    愛知県がんセンター中央病院乳腺科 部長 岩田 広治先生
    “乳がんの検診と治療法” 2008.6.26 日本経済新聞 全面広告より」


    なかなか、波紋を呼びそうな文章ですね。

    私の外来でも、「3年前に乳がん検診で合格と言われたので安心していました。」とおっしゃるかたもいらっしゃいます。

    要するに、岩田先生がおっしゃっていることは、一度検診で合格と言われてそのまま何年も安心してはいけないということです。

    乳がんはゆっくりと進む病気ですが、何年も放置すれば進行癌になります。

    たとえ検診で一度合格と言われたからといって、油断しないようにお願いいたします。


    さて、いよいよ明日は緩和ケアの院内勉強会の講演があります。

    今準備をしているところです。

    みんなを引き込むような内容にしたいと思っていますが、なかなかしっくりと来ません。

    いつも、直前まで悩み続けるのが私の悪いところであり、良いところでもあります。

    どちらかというと、ベストを尽くすという点において、自分では良いところなのであろう、と考えておりますがいかがでしょう。

    なかなか人を褒めたり、尊敬したりしない時代になってきていますので、せめて自分だけは自分を褒めてあげましょう。

    皆さんも、頑張っている自分を時々褒めてあげてくださいね (^_^)v

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    乳がんの自己検診

    2008年12月2日

    「乳がんを自己検診しましょう。」

    言うのは簡単ですが、なかなか実践している方は少ないのではないでしょうか。

    「乳がん検診はかつては視触診のみが行われていましたが、最近はより小さながんをみつけられるように、厚生労働省の指導でマンモグラフィーとの併用検診となっています。

    対象は40歳以上、受診頻度は2年に一回が推奨されています。

    ただ、できれば人間ドッグなどで超音波による検査を自主的に行い、毎年一回は定期的に検診を受けるようにしてほしいものです。

    患者さんの約8割は自分で何らかの異常に気づいたことが乳がんの発見につながっています。

    自己検診のポイントは、がんを探そうとするより乳房や脇の下に普段と違う点がないかを調べることが大切です。

    腕を上げた状態と下げた状態を鏡に写し、形や色を観察する。

    指の腹で乳房を軽く押すように滑らせ、痛いところや硬くなっているところ、皮膚のひきつれやくぼみがないかを調べます。

    愛知県がんセンター中央病院乳腺科 部長 岩田 広治先生
    “乳がんの検診と治療法” 2008.6.26 日本経済新聞 全面広告より」


    12月に入りましたね。

    年末は何だかわくわくしますね。

    でも、ますます寒くなってきています。

    夕方の診療においでくださる患者様にはとてもつらい季節です。

    今日は、遅くならないようにがんばります。

    ニュースをみると、なんだかインフルエンザが猛烈に流行し始めているようです。

    皆様できるだけ早くインフルエンザの予防注射をお受けくださいね。

    100%予防できるわけではありませんが、軽症で済む可能性が高いですから。

    乳がん検診においでくださった時に、打ってさしあげることもできますよ。

    ご遠慮なく。

    色々なことから身を守っていきましょう。

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    日本と海外の乳がんのちがい

    2008年11月14日

    こんばんは。

    今日は、以前も少しお知らせしましたが、海外ではどうなの?というお話です。

    「米国や欧州では、女性の乳がん死亡率は低下傾向にある。

    これは乳がん検診の浸透とガイドラインに忠実な薬物療法によるところが大きい。

    特に米国では、マンモグラフィーを含む乳がん検診は国家政策として実施されている。

    治療面では、手術後の化学療法やホルモン療法からなる薬物療法を腫瘍内科医が管理している。

    これに対し、日本では乳がんの罹患率と死亡率はともに増加しており、2015年には女性が罹るがんの第一になることが予測されている。

    “がん治療2008 各論  乳がん:初期治療における薬物療法の現状と展望“
    高塚 雄一先生 独立行政法人 労働省健康福祉機構 関西労災病院副院長
    The Mainichi Medical Journal 2008.9月号より引用」


    もし、まわりの皆様でまだ乳がん検診を受けられていない方がいらっしゃったら「一度お近くの乳腺外来へ行ってね。」とお伝え下さい。

    乳がんが見つかることは決してこわいことではありません。

    乳がんに気づかずに進行していってしまうことの方が心配です。

    でも、せっかく乳腺外来を受診していても、私たちが見つけてあげられないことが、一番あってはならないことです。

    もし、乳腺外来を受診しても不安が残るようであれば、何回も何回も納得できるまで先生に疑問をぶつけてください。

    私は、乳がん検診合格!とお伝えしたかたでも、「ご心配ならいつでもおいでください」、と必ずお伝えするようにしています。

    患者様方の不安を解決してさしあげるのが、ドクターの何より大切な役目だと思っていますからね。

    そんなわけで、今日も乳がんの勉強会に行って知識をつめこんできますね  (^^)/


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    PETによる乳癌検診 その2

    2008年11月13日

    今日も、PET検査による乳癌検診の是非について確認します。

    「マンモグラフィーと触診を併用した乳癌検診では、早期乳癌率が73%であるのに対して、FDG-PETでは20%である。

    また、1cm未満の腫瘍、組織学的に分化度の高い腫瘍(管状癌、非浸潤性乳管癌)、代謝活性の低い小葉癌の検出能は低い。

    さらに、炎症、線維腺腫、管状腺腫、および異型組織では偽陽性(本当は良性なのに悪性と判断される;yasuu注釈)となる。

    現在までに、FDG-PETを用いたスクリーニングによる乳癌の死亡率減少効果の有無を判断する証拠はない。

    FDG-PETによるスクリーニングは現行のマンモグラフィーと視触診を併用した乳癌検診より乳癌検出率は低く、早期乳癌率も劣っている。

    さらにFDG-PETは検査費用が高く、全身への被爆という不利益もある。

    従って、FDG-PETは乳癌のスクリーニングとして勧められない。

    乳がん診療ガイドライン2008 検診・診断 から引用」


    このように、ガイドラインでは乳がん検診にPETはお勧めできないそうです。

    でもPETは、原因不明のがん(原発不明がん)やがんの転移の診断に非常に重要な検査ですので、私たちもいつもPETに助けられております。



    実は、私の好きな作家のひとりに荻原 浩さんがいらっしゃいます。

    先日読み終わった本は、“ママの狙撃銃 (双葉文庫)”です。

    幼い頃に銃社会アメリカで暮らし、身を守るためにおじいさまから拳銃の扱い方を教わった主人公曜子。

    実はおじいさまは暗殺者。

    曜子は、おじいさまの死後、その仕事を一度だけ代わりに引き受けたことがあった。

    そんな曜子が、弱くてだまされやすい夫と、いじめを受けている子供達を、その強い心とその拳銃で!守っていく。

    あり得ないんだけど、とっても励まされるお話でした。

    自分の身に起こる不幸にいつも心の中で牙を向いて立ち向かっていかなければいけないことを教えてくれます。

    元気が出ますから読んでみてみてね (*^_^*)

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    乳がん検診のお値段

    2008年3月23日

     乳癌検診のお値段はいったいどれくらいなのかしらと思われている方も多いと思います。

     地域によって違いはあると思いますが、例として川崎幸(さいわい)クリニックでのお値段をお伝えします。

    自費乳癌検診は、
     視診、触診+マンモグラフィー    9,450円


    川崎市検診 
    節目検診(40歳、50歳、60歳)
      視診、触診+マンモグラフィー   500円 
    40~64歳の偶数年齢のかた
      視診、触診+マンモグラフィー   1500円 
    65歳以上で偶数年齢のかた
      視診、触診+マンモグラフィー   無料

    となっています。

     いかがですか。
    ちょっとハードルが下がったでしょニコニコ

    また4月に改訂されると思うので、そのときはお伝えします。

    どうぞお近くの乳腺外科のあるところにもお問い合わせして聞いてみてくださいね。
      
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    お気軽に乳癌検診

    2008年3月16日

     乳がん検診をもっと気軽にできる方法があればいいですね。いったいどうしたら、たくさんの女性に乳癌健診をうけてもらえるのでしょうか。

     早く見つかれば乳癌は完全治癒が可能なこともありますし、乳がんは決してこわい病気ではないことをもっとたくさんの女性に知ってもらいたいです。

     お友達同士声を掛け合って、お茶の帰り道や、お買い物の途中にもっと気軽に乳がん検診を受けていただけるようにしていきたいと考えています。

     そのためには、どのような環境にしたらよいのか、みなさまの声をお聞かせくださいね。あなたが、気軽に乳癌健診を受けられる環境、それはあなたがつくりあげることができます。

     東京、町田、神奈川、横浜、川崎でお困りの場合には、どうぞわたしたちのところにお寄りください。

     にっこり乳癌健診をやっていますよ。

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    乳腺外科の標榜

    2008年3月10日

    今まで、胸にしこりを感じたかたや、乳癌検診を受けたいと考えている方は、悩んでいる方がいっぱいいらっしゃったと思います。

     なぜなら、何科を受診すればよいのか教えてくれる人がなかなかいなかったからです。基本的には病院まで足を運んで受付で聞いてみて初めて、外科外来にたどり着いていたからです。

     その理由は、これまでおおやけに乳腺外科を掲げる、すなわち標榜することは原則的に認められていなかったからです。

     ところが、今年の4月から医療法の改正により、乳腺外科の標榜が可能となるそうです。これによって、多くの悩める方たちに光が届くようになるでしょう。

     私たちも皆様に乳腺外科の看板を大きく掲げて、より多くの方に乳癌検診を受けていただけるようにしたいと考えています。

     胸にしこりがあって心配で心配で夜も眠れない方、乳首から液体がしみ出て不安でたまらないかた、胸が赤く腫れ上がって原因がわからず誰にも相談できず涙を流している方、皆様のお役にたてるように、これからも私たちはがんばっていきます。

     どうか一人で悩まずに、まずは私に相談に来てください。

    あなたをにっこりさせるために、私はここで待っていますからね。
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    川崎市乳癌検診マンモグラフィー二次読影

    2008年3月6日

     今日は、川崎市乳癌検診マンモグラフィー二次読影の当番の日でした。今日もたくさんのマンモグラフィーを読影してきました。人数は約85人分のマンモグラフィーでした。少しずつマンモグラフィーの受診のかたは増えて来ているのでしょうか。

     それでも、日本全国の人口からするとまだまだ3-4%程度の乳がん検診受診率なのです。だからこそ、私は乳癌検診を受けましょう、マンモグラフィーをやりましょう、乳腺エコーをやりましょう、と皆さんに伝えております。
     
    乳腺外来を軽い気持ちでノックしてください。

    もしも東京、神奈川で乳腺外来をお探しでしたら、いつでもお気軽にどうぞ。その前に、もし疑問や質問がありましたら乳癌相談室へどうぞ。

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    横浜、川崎、町田の乳がん検診

    2008年3月1日

    横浜、川崎で乳がん検診をしたいなら、ぜひ川崎幸クリニックへお越しくださいませ。町田で、乳癌検診をされたいときは名越クリニックでお待ちしています。私と女性スタッフが精一杯あなたのために、最高の医療を提供させていただきます。そしてもし、みなさんがここに来てよかったなと思われるようでしたら、お友達に教えてあげてください。
    私たちは、女性の皆様の味方です。

    いつでもそばで支えていきます。

    だから、こわがらずにいつでもどうぞ。

    にっこり乳癌検診へもおいでください。
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    にっこり乳癌検診スタート

    2008年2月11日

    みなさま、こんにちわ。
    このたび、女性の皆様に乳癌検診の大切さをわかってほしくて、「にっこり乳癌検診」というホームページを開きました。
    www.smile-again.netです。

    また、同時にこちらにもブログをはじめました。

    ドクターの皆様からもアドバイスをいただきながら、女性の皆様の笑顔のために、がんばって参りますのでよろしくお願いいたします。

    ホームページものぞいていってくださいね。
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