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  • 補完代替療法の現状

    2009年5月31日

    補完代替療法に関するアメリカ国内の活動についての情報です。

    「アメリカ国立代替医療センター(National Center for Complementary and Alternative Medicine ; NCCAM)は1992年に活動が始まり、1998年にNIH(National Institute of Health ; アメリカ国立衛生研究所)の研究センターの一つとなり積極的な活動をしている。

    NCCAMがスポンサーの乳がんに関する11のランダム化比較試験が進行中であるが、現在までにがんの縮小効果や再発抑制効果を認めたものは存在しない。

    現在までのランダム化比較試験より容認される補完代替療法(CAM)としては、

    乳がんの肥満患者に対する脂肪摂取制限、

    化学療法中の吐き気に対する鍼治療、

    痛みや不安に対するマッサージ療法、

    適度な運動、

    サポートグループやリラクゼーションなどによる心理療法や心体介入

    などが挙げられる。

    乳がん診療ガイドライン 薬物療法 2007年版 より抜粋引用」



    何だか、どれも普通のお話になってしまいました。

    まだ、特殊な治療で有効性が証明された補完代替療法は存在しないようですね。


    でも、補完代替療法を周りの方から勧められて断り切れない状況もたくさんあると思います。


    基本的には私たち医師は患者様から補完代替療法の御希望があった時に、よほどの毒性や危険性が無ければ標準治療の継続を条件に了承する場合もあります。


    今日も病棟の患者様方はお元気でした。


    休日に病院に顔をだしますと、患者様たちが皆様嬉しい表情をしてくださるので、私も嬉しくなってしまいます。


    皆様のにっこりに、私が元気をいただいています。


    近くの学校では今日運動会があって元気な声が聞こえてきていました。


    昨日までの悪天候が嘘のように、本日はかなり日差しが強く、私も少しお外に出ている間に日焼けしてしまいました。


    今のところ手術に呼ばれる気配もなく、ゆっくり美容室にも行くことができました。


    こんな時には神様に深く感謝します。



    感謝、感謝でいつも暮らしているときっと良いことがたくさん起きるとおもいます!!



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    補完代替療法の役割

    2009年5月30日

    補完代替療法いわゆる民間療法。

    今日は、民間療法の分類について学んでみましょう。

    「補完代替療法(CAM)は大まかに次の5つに分類される。

    1.代替医療システム(伝統医学系統、民族療法、東洋医学など)

    2.エネルギー療法(気功、レイキなど)

    3.肉体的療法(カイロプラクティック、マッサージ療法など)

    4.精神・心体介入(精神療法、催眠、瞑想など)

    5.薬物学・生物学にもとづく療法(漢方、サメ軟骨、食事療法、免疫療法など)


    2006年12月現在、乳がんの補完代替療法(CAM)に関して論文発表されたランダム化比較試験は65試験存在する。

    がんの縮小効果や生存期間を前向きに検討したものは、サメ軟骨の1試験のみであるが、生存率・QOL(生活の質)の改善は認めなかった。

    乳がん診療ガイドライン 薬物療法 2007年版 より抜粋引用」



    補完代替療法には様々なものがあることが分かりますね。

    患者様、御家族様の心の支えとなるものも多いと思います。

    ただし、作り上げられた情報により、多くの方が涙を流しているのも知っています。


    正しい知識をもつこと。

    これはとても大事なことです。


    医療の世界は、情報公開をおこなうことが求められています。


    各医療施設はインターネット上で、自分たちの治療内容についての情報公開をおこなっております。


    でも公開されていない情報は、様々な角度から検討するしかありません。


    自分たちの幸せは、自分たちの手でつかみ取るしかないのです。


    みんなで、たくさんの幸せをつかみ取ろうね (^^)/



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    アガリクス

    2009年5月29日

    アガリクスなどの補完代替療法についての勉強をしましょう。

    「補完代替療法(CAM)の利用目的に関しては、欧米ではがんの進行に伴う痛みなどの症状緩和や心理的不安の軽減、通常のがん治療に伴う有害事象の症状緩和などを主に目的としている。

    一方、我が国ではがんに対する直接的な治療効果(がんの進行抑制や延命効果)を目的に補完代替療法(CAM)を使用している人が多い。

    国内補完代替療法(CAM)利用者の半数以上は十分な情報収集や専門医師への相談をおこなわずに、広告やホームページなどの情報や友人や家族からの勧めをもとに利用している状況である。

    専門医師はそのような状況を放置してはならず、補完代替療法(CAM)に関する科学的な知識をもつ必要がある。

    乳がん診療ガイドライン 薬物療法 2007年版 より抜粋引用」




    時々、スタッフとの懇親会などが予定されていると、そんな日には必ずあることがおきます。

    外科の宿命のようなものです。

    そう。

    緊急手術です。

    そんな時には、きっと神様って存在するんだろうなって思います。

    私たちを遠くから見ていて、敢えて試練を与えたり、運命のいたずらを起こしたり・・。

    でも、私たちはそれらを笑顔ですり抜けていかなければいけません。

    そこで、つまづいて立ち止まってはいけないのです。

    そう思っていても、試練の厳しさにびっくりすることはあります。

    だけどびっくりするような泣きたくなるようなことが起こっても、決して負けずに笑顔で立ち向かっていきましょうね!!


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    サメの軟骨

    2009年5月28日

    今日はがらりと雰囲気を変えて、サメの軟骨!についてです。

    以前も代替療法(正式には補完代替療法)について取り上げたことがあります。

    少し深く知識を増やしてみましょう。

    「がん患者における補完代替療法(complementary and alternative medicine ; CAM)の普及率は海外では48~87%、国内では44.6%と広く使用されている。

    CAM(補完代替療法)の利用傾向や目的は民族背景で異なる。

    白人女性は食事療法や精神療法、

    アフリカ系女性は瞑想などを好み、

    中国系女性は漢方を好む傾向にある。

    我が国のCAM(補完代替療法)利用者の9割近くはアガリスクや漢方、サメの軟骨などの製品を使用する傾向があり、2000年の国内全体の漢方薬市場は実に2000億円を超えている。

    乳がん診療ガイドライン 薬物療法 2007年版 より抜粋引用」


    また、補完代替療法についてはこちらで情報をお伝えしてまいります。

    これらについては来月の緩和医療学会でもきっと話題にのぼることと思います。

    有意義な情報があれば良いですが、これら補完代替療法は現在有効なエビデンス(データによる有効性の根拠)がありません。

    どうかお気をつけてくださいね。


    お外はどしゃぶり。

    関東は、今週はもうずっと雨ですかね。

    インフルエンザも終了かな?

    きれいに雨がウィルスを洗い流してくれると良いですね。


    今、市のマンモグラフィー読影から戻ってきました。

    今日も合わせて100人の方のマンモグラフィーのチェックでした。

    だいぶマンモグラフィーを受診される方が増えてきた印象があります。

    まだお受けになっていない方!!

    どうぞお気軽に乳腺外来を受診してくださいね。


    胸にご不安なことがあるかたは、保険診療になります。

    何にもないよ!というかたは、自費の乳がん検診を受けていただくことになります。

    病院により乳がん検診のお値段は異なりますが、乳房触診はもちろんのこと、マンモグラフィーと超音波検査(乳腺エコー)の両方をお受けになることをお勧めいたします。

    マンモグラフィーの検査では見えなくても、乳腺エコーの検査で見えるということがありますからね。

    その逆もたくさんありますし。


    ではちょっと緊急手術に行ってきます!!

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    ホルモン反応性と抗がん剤 その6

    2009年5月27日


    今までの5日間の内容を数字でまとめると以下のようになります。

    「5年再発率をまとめると以下のようになる。

    年齢50歳未満、エストロゲンレセプター陰性における5年再発率
    化学療法無し 38.8%
    多剤併用化学療法 25.5%
    (抗がん剤の追加効果 13.3%)

    年齢50歳未満、エストロゲンレセプター陽性における5年再発率
    化学療法無し(タモキシフェン単独)  21.6%
    多剤併用化学療法+タモキシフェン  14.0%
    (抗がん剤の追加効果 7.6%)  


    年齢50-69歳、エストロゲンレセプター陰性における5年再発率
    化学療法無し 42.9%
    多剤併用化学療法 33.3%
    (抗がん剤の追加効果 9.6%)

    年齢50-69歳、エストロゲンレセプター陽性における5年再発率
    化学療法無し(タモキシフェン単独)  28.9%
    多剤併用化学療法+タモキシフェン  24.0%
    (抗がん剤の追加効果 4.9%)  


    “効果予測因子とホルモン反応性を考慮した化学療法の選択”
    東京慈恵医科大学 腫瘍・血液内科 小林 直 先生
    Mammma第61号 2009年1月  企画・発行:リノ・メディカル株式会社 より抜粋引用」


    このように、ホルモンレセプター陽性であることは、陰性に比べて再発率は低い数字となっています。

    しかし、ホルモンレセプター陽性であればホルモン治療による利益が大きく、抗がん剤治療を加えても効果が少なめであることは覚えておくべきことであると考えます。

    今日は少し肩がこってしまったので、お肩をとんとんしてもらいました。

    低周波治療器 に・・。

    何年ぶりかに付けてみましたが、すごいんですね。

    勝手に肩がとんとんとんとん動くんです。

    一体どうなっているんですか。

    だって、絶対に誰かがいて、叩いているみたいなんですよ!!

    でもおかげさまで、随分身体が楽になりました。


    こんなシール2枚に身体がだまされてしまうなんて・・。

    私も普通の人間なのですね (^_^)v


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    ホルモン反応性と抗がん剤 その5

    2009年5月26日

    ちょっと誤解を招きそうな内容でごめんなさい。

    乳がんにおけるホルモン反応性と抗がん剤の効果についての連続掲載です。

    皆様が不安になるような結論ではないことを何度も繰り返しておきますね。

    「リンパ節転移陽性、ホルモン反応性乳がんに対するタキサン系薬剤の有効性は、2006年のEBCTCG(Early Breast Cancer Trialists’ Collaborative Group )の会議で議論された。

    その結果、ホルモン非反応性乳がんの10年再発率がタキサン系薬剤の上乗せで5.1%低下するのに対し、ホルモン反応性乳がんでも5.7%低下した。

    このように、ホルモン反応性の有無にかかわらずタキサン系薬剤の効果はあきらかなようであるが、詳細な結果は論文発表を待つ必要があるとも報告されている。

    日本の乳がん診療ガイドライン 薬物療法 2007年版には、ホルモン反応性と化学療法の選択に関する記載はない。

    “効果予測因子とホルモン反応性を考慮した化学療法の選択”
    東京慈恵医科大学 腫瘍・血液内科 小林 直 先生
    Mammma第61号 2009年1月  企画・発行:リノ・メディカル株式会社 より抜粋引用」



    あらあら、もう11時ですよ。

    今日これから夕飯をいただくのは、ちょっとまずいですね。

    でもやっぱりおなかがペコペコでは明日がんばれないので、ちょっとだけ夕飯をいただきますよ。

    いいですか?

    はい、いいですよ。



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    ホルモン反応性と抗がん剤 その4

    2009年5月25日

    あと少しだけがんばりましょう。

    今日も乳がんにおけるホルモン反応性と抗がん剤の効果についてです。

    「前述の情報を受けてNCCN(National Comprehensive Cancer Network)ガイドラインは、HER2陰性、ホルモン受容体(HR)陽性で、リンパ節転移陰性、腫瘍径が1cmを超える場合には、従来は全例に内分泌療法に化学療法を加えることを推奨していた。

    しかし、2008年version 1より、21遺伝子RT-PCRアッセイ(Oncotype DX TM)を用いて内分泌療法の施行と化学療法の併用を考慮するように修正された。

    以上の報告は全て術後療法においてである。

    だが、術前化学療法においても、病理組織学的完全効果(pCR)率がホルモン非反応性例において、ホルモン反応性例よりも著明に高率であることから、ホルモン非反応性乳がんの方が化学療法に対する感受性が、より高いことが示されている。

    “効果予測因子とホルモン反応性を考慮した化学療法の選択”
    東京慈恵医科大学 腫瘍・血液内科 小林 直 先生
    Mammma第61号 2009年1月  企画・発行:リノ・メディカル株式会社 より抜粋引用」


    また今度はNCCNガイドラインについても勉強が必要ですね。

    みなさん頑張りましょうね。

    でもあまりに引用部分が難しいと、「難しいので読み飛ばしてまーす。」とおっしゃる方がいらっしゃるので、気をつけます (^_^;)

    やっぱり全ての内容を大切にしていきたいですからね。

    ただ、今は難しくても何回も何回も形を変えた資料を読んでいくことによって、理解が深まる場合が多々あります。

    その日を待って、今は読み流していただいても結構です。


    何となくインフルエンザの話題が下火になってきた印象がありますが、いかがでしょうか。

    でも救急外来では相変わらず、発熱の患者様の対応は慎重にしております。

    スタッフは必ずマスクを着用し、状況によってはゴーグルを装着する場合もあります。


    でも私の信条としては、自分の顔を一切隠さず、常に自分の表情のすべてを患者様にお見せしながら、こころとこころで真正面から患者様とお話したいと考えています。

    ですから早く今の季節が早く過ぎ去っていけば良いなと思います。

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    ホルモン反応性と抗がん剤 その3

    2009年5月24日

    みんなで毎日こつこつがんばろうね。

    「Berryらは3つの術後化学療法の無作為化試験につき、ER(エストロゲンレセプター)の有無による化学療法の効果の相違をレトロスペクティブに検討し報告した。

    化学療法の進歩により、Study 9741のdose-dense AC-PTXでは、

    化学療法による再発の相対危険率の減少は、

    ER陰性例で55%にたいし、

    ER陽性例では26%であった。


    死亡の相対危険率の減少は、

    ER陰性例で55%、

    ER陽性例で23%であった。


    同様に化学療法による5年無再発生存率の絶対値としての低下は、

    ER陰性例で22.8%、

    ER陽性例で7.0%

    であった。


    5年全生存率の絶対値としての低下は、

    ER陰性例で16.7%、

    ER陽性例では4.0%であった。


    著者はこの結果より、

    ER陽性例での化学療法の選択は合理的であるとしても、

    ER陰性例ほど大きな利益がないことは認識すべきであるとしている。


    また、化学療法の進歩によりER陰性例での予後は徐々に改善し、適切な術後療法が施行されたER陽性例の予後にほぼ等しくなりつつあると述べている。

    “効果予測因子とホルモン反応性を考慮した化学療法の選択”
    東京慈恵医科大学 腫瘍・血液内科 小林 直 先生
    Mammma第61号 2009年1月  企画・発行:リノ・メディカル株式会社 より抜粋引用」


    今日も一緒に勉強していただきありがとうございます。

    しかも日曜日なのに・・・  m(_ _)m


    今度6月にクラシックコンサートに行こうと思っています。

    お友達のオーケストラです。

    ブラームスやベートーベンが曲目に予定されております。

    私も小さいときからバイオリンやピアノが弾きたかったのですが、夢はかないませんでした。

    お仕事をしながらも、御自分の夢をかなえているそんな素敵な友人を尊敬しています。


    でもきっと、夢は持ち続けていればいつか必ずかなう。


    そう信じています。


    そんなわけで、いつか私もオーケストラに入っているかもしれませんよ!?


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    ホルモン反応性と抗がん剤 その2

    2009年5月23日

    今日もホルモン反応性と抗がん剤の関係についてです。

    「2005年のEBCTCG (Early Breast Cancer Trialists’ Collaborative Group )のメタアナリシスによる報告によれば、CMF, CAF/FECのような多剤併用療法の効果は、ER(エストロゲンレセプター)の有無にかかわらず有意に再発率を減少させている。

    しかし、ER陽性例(≧10fmol prot./mgまたはIHC(免疫組織化学染色)陽性)では、ER陰性(ER-poor)例よりも化学療法により得られる利益(再発抑制効果)は少ない。

    すなわち、化学療法施行の有無による5年再発率の差(gain)は、

    50歳未満のER陰性例で 13.2%
      (5年再発率が化学療法により13.2%改善する; yasuu注釈)

    であるのにたいし、

    50歳未満のER陽性例(Tamoxifen併用)では 7.6%
      (5年再発率が化学療法により7.6%改善する; yasuu注釈)


    であり、また


    50-69歳のER陰性例で 9.6%

    50-69歳のER陽性例で 4.9%

    であった。


    いずれの群においても化学療法は有意に再発率を低下させているが、

    その利益の程度(gain)はER陰性例に比し、ER陽性例では軽度であった。

    “効果予測因子とホルモン反応性を考慮した化学療法の選択”
    東京慈恵医科大学 腫瘍・血液内科 小林 直 先生
    Mammma第61号 2009年1月  企画・発行:リノ・メディカル株式会社 より抜粋引用」


    昨日も申し上げました。

    論文の一部を拾い上げて、その文章に一喜一憂するために引用しているのではありません。

    毎日毎日少しずつ皆様と一緒に読み進めていきたいのです。

    私たち医師は研修医時代から、これを抄読会といってみんなでおこなってきているのです。


    でも、ご心配な方のためにお伝えしておきますと、この論文は「化学療法は有意義である」という視点で書かれています。

    「ただし、効果が強く出るかどうかは個人差があります。」

    という趣旨の論文です。


    今、皆様がお受けになっている治療を否定する論文ではありませんから、誤解ありませんように。

    また、明日もお付き合いください。


    今日は、日本の乳がん病理学の権威の先生を囲んで、神奈川県の乳がん治療の中心メンバーが集まり症例検討会と病理の勉強会がおこなわれました。

    神奈川乳がん治療研究会の先生方もおいでになっており、熱いディスカッションが行われました。

    土曜日の夕方でしたが、会場は満席で、乳腺外科、放射線部、超音波検査部、病理部の先生方や技師さんが多数参加していらっしゃいました。

    私も含めてみんな、1人でも多くの女性を乳がんから救いたいという一心で、懸命にノートをとっていました。

    また今日も神奈川県の乳がん治療のレベルがアップした手応えを感じました。

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    ホルモン反応性と抗がん剤

    2009年5月22日

    今日はホルモン反応性と抗がん剤の関係についてお伝えします。

    ホルモン反応性すなわちホルモンレセプターが陽性か陰性か。

    それが抗がん剤の効果と関係があるようなのです。

    「ホルモン反応性は乳がんの予後予測因子であり、内分泌療法の効果予測因子であるが、化学療法の効果予測因子でもある。

    化学療法の効果はホルモン反応性の有無にかかわらず認められ、国際的なガイドラインでも、ホルモン反応性の有無に関係なく、再発リスクの高い症例では化学療法の施行が推奨されている。

    しかし最近のレトロスペクティブ(後ろ向き研究;yasuu注釈)な解析では、ER(エストロゲンレセプター)の状態と化学療法による利益との交互作用の可能性が示されており、化学療法の利益はER陰性例の方が陽性例よりも有意に大きいことが示唆されている。

    “効果予測因子とホルモン反応性を考慮した化学療法の選択”
    東京慈恵医科大学 腫瘍・血液内科 小林 直 先生
    Mammma第61号 2009年1月  企画・発行:リノ・メディカル株式会社 より抜粋引用」


    でもこういう論文を引用したからといって、すぐに明日主治医の先生に「こんなことが書いてあったんですけどどうなんですかー!」って問い詰めないでくださいね。

    少しずつ論文を読み解いていって、有意義な情報を吸収していくことが大切ですからね。

    明日もまた続きを勉強しましょう。


    今日は今からもし間に合えば緩和ケアの研究会に参加してきます。

    外来や病棟、緊急手術などであわただしい一日でした。

    でも少しでも新しい情報のために走って行ってきまーす!!


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