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  • 赤ちゃんができたら・・。

    2009年11月29日

    「乳がんが妊娠と共に進行していく?」

    そんな誤解があります。


    <ご質問>
    妊娠中に乳がんと診断されました。どうしたらよいでしょうか?

    <お答え>
    妊娠の継続や出産・授乳が、がんの進行や再発に影響を及ぼすことはありません。

    しかし、検査や治療は胎児に影響を及ぼすことがあり、特に妊娠前期の治療やCT検査、MRI検査は流産や胎児に異常や奇形を起こす危険が高いとされています。

    従って、検査や治療は、胎児と母体のそれぞれの危険性と利益を考えながら慎重におこなう必要があります。

    “患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編
    金原出版株式会社 より抜粋引用


    乳がんの診断を受けたとほぼ同時期に妊娠が判明すること。

    十分にありえることです。

    女性として、母としてどのような道を選ぶべきか。

    答えは一つではありません。

    信頼できる先生との答え探しが一番大切です。


    先日学会で京都を訪問いたしました。

    紅葉の時期でしたので大変な混雑でした。


    三十三間堂で、

    1001体の千手観音に手を合わせ、

    ろうそくに火をともし、がん撲滅を誓ってきました。

    たくさんの観音様に見つめられると、

    「今の自分は十分に頑張れているのか?」

    またまた反省してしまいました (-_-)


    観音様の御利益できっとみんなに良いことが起こりますね!
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    妊娠とホルモン治療

    2009年5月21日

    乳がんと妊娠については今日で一段落です。

    お疲れ様です。

    「乳がん治療のためのホルモン剤(タモキシフェンなど)を内服中の場合は、タモキシフェンに催奇形性の問題があるので妊娠は避けるべきである。

    タモキシフェンの代謝産物が体内から検出されなくなるまでには、内服終了後約2ヶ月かかると言われている。

    このため、タモキシフェン終了後、2ヶ月は妊娠を避ける方がよい。

     乳がん診療ガイドライン 2007年版 “薬物療法“ より抜粋引用」


    今日は外科医の不思議についてのお話です。

    よく患者様に、

    「手術中におなかが痛くなったらどうするのですか。」

    ということを尋ねられることがあります。


    確かに外科医も人間ですからお腹壊したりなどの体調不良もあるわけです。

    それで実際に手術の最中に身体に、何か我慢できないような大変なことがおきるのかというと・・・・

    起きないのです。


    手術が始まると高度の集中力が要求されるからなのでしょうか。

    熱く燃えたこころがアドレナリンを産生するからなのでしょうか。

    手術中に自分の身体に起きる変化には気づくことは全くありません。


    お腹もすかないし、

    お腹の痛みは消えるし、

    尿の産生も抑制されているのです。


    この制御システムを分析した論文に出会ったことはありませんが、外科医の七不思議です。


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    いつから妊娠していいの?

    2009年5月20日

    今日も乳がん治療と妊娠のことです。

    いつ頃から妊娠してよいのでしょうか。

    「化学療法による卵巣への直接的影響は、化学療法使用直後の月経周期だけだが、念のため、数回月経を確認したあとに妊娠する方がよいと考えられている。

    例えばメトトレキセートの場合は投与終了後、数週間~数ヶ月、腎臓や肝臓に残っているため、少なくとも投与終了後3ヶ月は妊娠を避ける方がよいとされている。

    しかし出産後の育児のことを考えると再発リスクに関する情報提供は重要で、患者や家族と十分に相談する必要がある。

     乳がん診療ガイドライン 2007年版 “薬物療法“ より抜粋引用」


    次々と関西の学会や勉強会が中止になっています。

    日本精神神経学会 in KOBE中止

    麻酔科学会 in KOBE 中止。

    マンモグラフィー講習会 in OSAKA中止。

    日本中の動きが止まってきています。

    いつまでこんな状況が続くのでしょうか。

    関西の皆様はお元気でしょうか。

    湿気が高くなれば、インフルエンザウィルスは死滅していくはずです。

    じめじめした夏は不快ですが、インフルエンザにとっても不快なのです。

    きっともう少しの辛抱です。

    今年は、じめじめした日本の夏にみんな感謝するのかもしれませんね。


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    抗がん剤と赤ちゃんの異常

    2009年5月19日

    こわいタイトルでごめんなさい。

    抗がん剤治療により赤ちゃんが異常をおこしてしまう確率は高まるのでしょうか。

    「化学療法終了後の妊娠・出産で胎児に異常や奇形を起こす頻度は、一般女性の妊娠・出産の場合と同じであると考えられている。

     乳がん診療ガイドライン 2007年版 “薬物療法“ より抜粋引用」


    今日は、あっさりした内容ですが、とっても大切なお話ですね。

    この世界にはたくさんの心配事がありますね。

    いつ、病気に襲われるか分からないし。

    いつ、事件に巻き込まれるか分からない。

    いつ、交通事故にあうか分からない。

    人間は多くの部分を運や運命のようなものであやつられているのかもしれません。

    ただし、情報を収集したり、しっかりと予防策を考えたり、心の準備をすることによってそれらの危険を防ぐことができると思います。

    皆様もどんどん情報収集をしていってください。

    でも、正しい情報と間違った情報を見分ける力が必要です。

    間違った情報に不安をかき立てられたり、心を振り回されないようにしてください。

    たくさんの患者様たちが正しい情報を入手して安心できますように、これからもお手伝いさせていただきます。

    ↓でも、ついついネットの匿名情報に振り回されちゃうのよね!なんでかしらねぇ?!とブログランキングのクリックをお願いできますか。クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。


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    妊娠と乳がん再発

    2009年5月18日

    さて、妊娠すると乳がんは再発しやすくなるのでしょうか。

    今日はどんなお話でしょうか。

    「乳がん治療後に妊娠すると再発しやすくなるか。

    乳がん治療後の妊娠が患者の生存率に悪影響を及ぼさないことが複数のケースコントロール研究により示されている。

    乳がん治療後に妊娠をした群と、妊娠をしなかった群を比較した試験が6つ報告されているが、リンパ節転移陽性群を対象とした一つの報告を除き、同等か妊娠群の方が良好という結果であった。

    従って、妊娠をすることによって再発しやすくなるわけではないと考えられる。

    また授乳により乳がんが再発しやすくなるという根拠はなく、乳児に対しても悪影響を及ぼすことはないと考えられている。

     乳がん診療ガイドライン 2007年版 “薬物療法“ より抜粋引用」



    良かったですね。

    安心して、妊娠そして授乳をしてくださいね。


    今週の麻酔科学会in 神戸は、インフルエンザの影響を考慮して8月に延期になったようです。

    関西にお住まいの方々は、外出するのも緊張しながら警戒しながらなのでしょうね。

    来月は緩和医療学会が大阪であります。

    こちらももしかしたら延期になるのでしょうか。

    全国のドクターやナースが一同に会する学会ですから、みんなが倒れたら大変なことになります。

    慎重に対応しなければいけませんね。

    しばらくはみんなお出かけせずに、おうちでのんびり過ごすのが良いのかもしれませんね。

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    妊娠と抗がん剤 その2

    2009年5月17日

    抗がん剤の妊娠へ与える影響についての話題です。

    今日は最近使用することの多い、アンスラサイクリン系薬剤やタキサン系薬剤についても調べてみましょう。

    「抗がん剤によって妊娠できなくなる可能性はどの程度あるか。

    現在標準治療として多くの症例に使用されているアンスラサイクリンを含むレジメンについては、CMF療法と比較して卵巣機能障害の増強は認めていない。

    タキサン系化学療法については、アンスラサイクリン系化学療法に追加した場合の卵巣機能への影響が検討されている。

    タキサン系薬剤の追加投与による卵巣機能障害の増強は認められないとされているが、まだ少数例での学会報告のみであり、一定の見解は得られていない。

     乳がん診療ガイドライン 2007年版 “薬物療法“ より抜粋引用」


    このように、タキサン系薬剤を使用することによっての妊娠への悪影響は証明されておりませんので、治療後に通常の月経周期が戻ってくれば、妊娠は可能であると考えられます。


    女性はとっても大変です。

    いつもお上品でいなければいけないし・・。

    いつもきれいでいなければいけないし・・。

    つねに自分磨きをしなければいけないし・・。

    そして、

    乳がん検診を受けなければいけないし。

    おうちやお外のお仕事をしなければいけないし・・。

    赤ちゃんを産んで育てなければいけないし・・。


    男なんて足元にも及びません。


    男は、ただわがままに自分のやりたい仕事を精一杯やるだけですからね。


    私は女性の皆様を尊敬します。


    ですからなおさら、「いつも全力で守らなくては」って思います。


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    妊娠と抗がん剤

    2009年5月16日

    本日も妊娠に関連したお話です。

    抗がん剤の妊娠へ与える影響です。

    「抗がん剤によって妊娠できなくなる可能性はどの程度あるか。

    閉経前の乳がん患者に抗がん剤を使用した場合、抗がん剤による卵巣機能障害から、治療中・治療後に無月経となる患者がすくなくない。

    閉経前症例にCMF療法を行った場合、平均68%の症例で無月経に至ると報告されている。

    無月経に関わる因子としては、年齢・シクロフォスファミドの総投与量が挙げられている。

    年齢が40歳未満の症例が無月経に至る割合は平均40%とされているのにたいし、40歳以上の症例では平均76%とされている。

    無月経となったあとに再度月経周期が回復する症例の割合も40歳未満と比較して40歳以上は低値であり、40歳以上の症例では化学療法で無月経となった場合には恒久的である可能性が高い。

     乳がん診療ガイドライン 2007年版 “薬物療法“ より抜粋引用」



    いつもコメントをたくさんいただき、どうもありがとうございます。

    やはりたくさんの方が不安を抱えていらっしゃるのを感じます。

    最近は、乳腺に関するご質問のみならず、がん全般に関すること、緩和医療のこと、救急医療に関すること、創傷治癒に関すること、などあらゆる分野のご質問などをコメントやメールでいただけるようになりました。

    たくさんの方からご質問をいただいておりますので、質疑応答のみでひとつのホームページがつくれそうです。

    特に石灰化のページのコメントがたくさんございますので、一度整理してわかりやすく並べられたらなって思います。

    ちなみに気づきにくいのですが、右サイドにブログ内検索がございますのでこちらも活用なさってくださいね。

    でも、わかりにくいのであとでわかりやすい所に移動しておきますね。



    今日は落ち着いていたら少しゆっくりと重松 清さんの御本を読ませていただきます。

    重松 清さんの御本を読んでいると、いろいろなことを考えます。

    子供たちは、きっと親たちが深い愛情で見守ってあげられたら、優しく強く育つんだろうなって。

    子供たちにゲームではなくて、楽しい本をいっぱいプレゼントしてあげたら、想像力の豊かな、思いやりのある大人になれるのかな、と思います。

    正解はないとおもいますけどね (^o^)

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    妊娠と乳がん

    2009年5月15日

    妊娠と乳がんの関係についての昔と今の考え方は違います。

    昔は乳がんイコール妊娠禁止!でした。

    今はどうでしょうか。

    「化学療法、ホルモン療法終了後に妊娠は可能か??

    正常な卵巣機能が保たれていれば妊娠・出産は可能である。

    化学療法やホルモン療法終了後に妊娠・出産しても周産期異常や奇形は増えない
        (推奨グレード B(エビデンスがあり、推奨内容を日常診療で実践するように推奨する。))

    かつては、妊娠が乳がんの再発を増す可能性や化学療法による催奇形性などの問題を漠然と危惧して、乳がんに対する化学療法終了後の妊娠はあきらめるべきだとする風潮があった。

    しかし様々な臨床試験や後ろ向き研究の結果、このような考えは必ずしも正しくないことが分かってきた。

     乳がん診療ガイドライン 2007年版 “薬物療法“ より抜粋引用」



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    今日は明け方の緊急お呼び出しがございました。

    それを引きずり外来が遅れてしまい大変申し訳ありませんでした。

    午後の針生検の皆様もいっぱいお待たせしてすいませんでした。

    いつも謝ってばかりです。


    皆様は、色々な症状を心配して病院においでになるのに、たくさん待たされたらたまりませんよね。

    分かっているのですが・・・。

    どうすれば良いのか・・・・。


    おひとりおひとりを今以上にもっともっと大切にすることしかできません。

    それで過ぎてしまった時間が取り返せるかどうかはわかりませんが、


    少なくとも・・

    「今日は病院を受診して本当に良かった。」

    そんなスペシャルタイムを提供できるようにこれからも心がけますからね。

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    経口避妊薬と乳がん

    2009年2月19日

    それでは本日は経口避妊薬と乳がんの関係についてご紹介します。

    「1960年代以降、性ホルモンが避妊薬として使用されるようになり、多数の研究から経口避妊薬による乳がん発病リスクの増加が指摘されてきた。

    日本でも平成11年9月以降、低容量ピルが承認されている。

    メタアナリシス3本の結果ではいずれも、経口避妊薬が乳がんの発病の相対リスクが約1.2でリスクの増加を認めた。

    乳癌診療ガイドライン 疫学・予防 2008より抜粋引用」



    今日は、がん治療の勉強会で緩和ケアの発表をしてきました。

    たくさんの大学病院の先生方や教授の前での発表はなかなかしびれるものがありますが、私たちの普段の活動を他の病院の先生方に分かっていただくために張り切って発表してきました。

    また今日学んだことを少しずつ皆様にお伝えしてまいりますね。

    今後も色々な会に参加してたくさんの方のご意見をお聞きして、これからの診療に役立てて行きたいと思っています。

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    卵巣のはたらき その2です

    2008年10月1日

    抗癌剤と女性の卵巣機能についての続きです。

    乳がんの手術後に追加でおこなう化学療法(抗癌剤治療)によって女性の卵巣機能の回復には差があります。

    化学療法を行わない女性の月経のある割合を100%とすると、

    AC療法をおこなった方は終了時25%まで低下、終了1年後には60%まで回復、3年後までほぼ横ばいとなります。

    AC-T療法をおこなった方は終了時20%まで低下、終了1年後には50%まで回復、3年後までほぼ横ばいです。

    AC-DTX療法を行った方は終了時20%まで低下、3年間かけて50%までゆっくり上昇していきます。

    CMF療法では終了時50%となり、3年後まで徐々に20%にまで下がり続けます。

    このように卵巣機能を考慮すると、CMF療法は行わないほうが良いという結果になります。

    最近はCMF療法をおこなうことはほとんどなくなりましたので、参考までにというデータですけれでも・・・。

    昨日はER当直の日でした。つまり一人で夜間の救急車すべてに対応する役目でした。

    私たちの病院は年間救急車4000台を受け入れており、夜間一人で救急車に対応するのはとっても大変なのですが、元気になって帰っていかれる患者様をみると、またがんばろうと思ってしまいます。

    そんなわけで今日は今にも倒れそうな感じですが、まだまだ倒れるわけにはいきませんので、コーヒーを飲みながらブログの更新です。

    コーヒーを飲みながらというと、いかにもかっこよくブラックコーヒーを飲んでいそうでしょ?

    でも本当は“アイスカフェモカ生クリームのせ“なんですよ。

    ブラックは苦手なんです。

    笑っちゃうでしょ?

    でもおいしくてやめられません。ごめんなさいポッ

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