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  • 男性乳がん その5

    2009年2月1日

    もうちょっとだけ男性乳がん特集をお許しください。

    奥様や恋人、そして娘さんや御家族の女性のご心配ごとでこちらをご訪問くださっている男性の皆様へ宛てたメッセージです。

    それではどうぞ。

    「術後化学療法をおこなった11人(CAF 10人、CMF 1人)の腋窩リンパ節転移陽性男性乳がん患者では、historical control(過去の歴史における対照;yasuu注釈)と比較して、無病生存率、全生存率が良好であった。

    NCIからの報告では、24人の腋窩リンパ節転移陽性男性乳がん患者を対象にCMFをおこなったところ、5年生存率が80%であった。

    男性乳がんに対するタキサン系薬剤やトラスツマブの有用性を示すデータはまだない。

    以上より、男性乳がんに対する化学療法のデータは少ないものの、化学療法の作用機序、男女間でがんの病態に大きな差がないことを考慮にいれると、術後化学療法の適応およびレジメンの選択は、女性乳がんに準じた治療が妥当であると考えられる。

    乳がん診療ガイドライン 薬物療法 2007年版より抜粋引用」


    今日は晴れていますが風が強いですね。

    風が強いと言えば昨日電気屋さんをのぞいていたら、びっくりしました。

    掃除機って7万円以上するものもあるのですね。

    特に、吸引力で有名なあの会社のものはロボットみたいでカッコ良いですねけどお高いですね。

    でもすごく重くないですか。

    家族を支える女性達の大事な七つ道具ですから、高価であれば皆様もモチベーションが高まるので良いと思いますが、重いのはつらいのではないかと心配してしまいます。

    せっかく高額であれば、吸引力もあって、使いやすくて、とっても軽いのが一番だと思います。

    今度はメーカーさんたちは軽量化を目指していただきたいと思います。

    リンパ浮腫の心配がありますから、特に乳がんと闘っている女性達に重い物は持たせたくありませんので、よろしくお願いいたします。


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    男性乳がん その4

    2009年1月31日

    今日も大荒れの天気ですね。

    でも気持ちはいつも穏やかでいましょうね。

    「男性乳がんに対するタモキシフェン投与の有効性は、ランダム化比較試験はないものの、複数の後ろ向き研究により示されており、ホルモン感受性男性乳がんに対する術後ホルモン療法として、タモキシフェン5年投与が推奨される。

    アロマターゼ阻害薬は、原発性男性乳がんに対する術後ホルモン療法としての有効性を示すデータはまだないため、現時点では術後ホルモン療法としてアロマターゼ阻害薬は推奨できるだけの根拠がない。

    以上より、ホルモン感受性男性乳がんに対する術後ホルモン療法としては、タモキシフェン5年投与が推奨される。

    乳がん診療ガイドライン 薬物療法 2007年版より抜粋引用」


    なかなか接することのない男性乳がんの情報、いかがでしょうか。

    一度頭に入れておくと忘れない感じですね。


    ジェネラル・ルージュの凱旋

    もうすぐ読み終わります。

    今は最も激しい場面に突入しています。

    救急医療の華々しさがクローズアップされた、大変躍動感のある心の燃え上がるシーンです。

    人命救助のために自分の医師生命をかけて全力で取り組む医師。

    これは、がん治療においても私たち医師と医療スタッフに必要な姿勢です。

    他の病院に何と思われようとも、あきらめずに自分の道を信じ、懸命に救命のために患者様の病気と取り組む。

    それが私たちに課せられた使命だと考えています。


    全国でがん治療を受けられている患者さまはたくさんいらっしゃいます。

    その中には医療スタッフの冷たい言葉や態度などで、苦しい思いをし、涙を流している方がいらっしゃいます。

    私たちは病気を治療すれば良いのではありません。

    病気を治すためには、患者様の心を支え、御家族を支え、その上で病気を治療しなければなりません。

    これは時には医者一人では不可能な場合があります。

    ですからチーム医療が重要なのです。

    チーム全体で、患者様、そして御家族を支えていく。

    この体制が日本全体に広がっていって欲しいと思います。

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    男性乳がん その3

    2009年1月30日

    もう少しだけ男性乳がんについてお付き合いくださいませ。

    「男性乳がん患者の予後は女性乳がん患者と比べて大きな差はない。

    従来、男性乳がんは女性乳がんより悪性度が高いものが多いために予後不良と考えられてきた。

    しかし現在は、全生存率が女性乳がんに比べて低いのは、男性乳がんの好発年齢がやや高いことや、進行癌で発見される割合が女性乳がんより高いことに起因すると考えられている。

    女性乳がん患者と比較した最近のデータでは、背景となる予後因子を調整すると、女性乳がんと無病生存率、全生存率ともほとんど差がないことが報告されている。

    乳がん診療ガイドライン 薬物療法 2007年版より抜粋引用」


    明日は男性乳がんに対する薬物療法に関しての情報です。



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    今日は神奈川は大雨です。

    お空が暗いと、それだけで気持ちが滅入ってしまいますね。

    手術を受けられた方は特に、低気圧だとやっぱり傷がずきずきしてしまいますし、お天気次第で体調も気持ちも変わりますよね。

    こんな時には、読書か映画がお勧めですね。

    映画は、わたしが今いちばん観たいのが“007 慰めの報酬”です。

    もう皆様はご覧になりましたか?

    ご覧になったかた、何もおっしゃらなくて良いですよ。

    あらすじは教えないでね。

    今日も帰りの電車で“ジェネラル・ルージュの凱旋”の続きを読みます。

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    男性乳がん その2

    2009年1月29日

    今日も男性の皆様への情報をお知らせいたします。

    男性乳がんの覚えておくべきポイントです。

    「男性の乳がん罹患率は女性患者の1%程度の頻度である。

    好発年齢は、60歳代後半、女性に比べて5-10歳程度高齢者に発症する。

    発症の危険因子は、
    睾丸疾患(停留睾丸、睾丸炎の既往、外傷)
    慢性肝疾患(肝硬変、アルコール性肝炎)
    乳房病変(女性化乳房、乳頭分泌)
    乳がん家族歴
    胸壁放射線照射の既往
    などである。

    男性乳がん患者の15-20%は家族歴を有する。

    家族性乳がんの責任遺伝子であるBRCA2遺伝子異常が5-15%と高頻度に認められる。

    組織型は浸潤性乳管癌がほとんどであり、女性乳がんと比べER(エストロゲンレセプター)陽性率が90%と高く、PgR陽性率も80%を超える。

    HER2発現は女性乳がんに比べて低いとの報告が多い。

    乳がん診療ガイドライン 薬物療法 2007年版より抜粋引用」


    愛する人や旦那様のご心配ごとがありましたら、お近くの乳腺外来で検査を受けさせてあげてくださいね。


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    日本緩和医療学会の演題登録締め切りを今何となく見てみたら、本日17時となっていました。

    今、同時進行でブログの更新と、緩和医療学会発表演題登録と、それから本日の緩和ケア院内勉強会の最終準備をしています。

    そして、今17時。

    演題登録無事に終了いたしました。

    そして、ブログも更新終了。

    そして、院内勉強会の準備も無事終了。

    すべてうまくいくようになっているのですね (^_^)v


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    男性乳がん

    2009年1月28日

    乳癌検診へGO!GO!で初めて取り上げる話題です。

    今日は、男性乳がんについてです。

    男性乳がんは稀ですが、ゼロではありません。

    まだまだ知らないことがたくさんあります。

    それでは、どうぞ。

    「男性乳がん患者は乳癌患者全体の約0.7%を占め、発症率は上昇しているとされている。

    男性と女性とでは、外科療法、リンパ節ステージング、アジュバント(術後)化学療法、および放射線療法に関する病期別の勧告がまったく同一で、予後も類似している。

    男性の乳がんにおける少なくとも80%でER(エストロゲンレセプター)を発現し、アジュバントホルモン療法が有用である。

    男性の乳がんは稀なため、無作為化試験のデータはないが、レトロスペクティブなコホート解析では、タモキシフェン療法における再発のHR(hazard ratio)は0.49、すなわち51%再発を抑制する。生存のHRは0.45であり、すなわち生存率を55%を改善させ、有用なアジュバント療法である可能性を示唆している。

    American Society of Clinical Oncology 2008 Educational Book , Breast Cancerより抜粋引用」


    男性だからって油断してはいけません。

    御自分の胸に違和感を覚えた方は、男性でも女性でも乳腺外来を受診なさってください。


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    明日は病院内でスタッフに向けた緩和ケア勉強会があります。

    今から発表スライドの準備に入ります。

    「って、まだ何もしてないの?」

    という声がたくさん聞こえますね。

    実はそうなんです。

    だからいつも直前追い込み型って言ってるでしょ。

    でも熱い気持ちをこめて、一瞬でシナリオを作り上げますからご心配なく。

    たとえば・・・

    患者様への病名のお伝え方法。

    ただ、病名を患者様にぶつけるだけの告知ではいけないこと。つねに、自分が告知された時にどのように感じるか、どのように伝えられたら受け入れやすくなるか、常に意識すること。


    病状のお伝え方法。

    正確に病状はお伝えするべきであるが、それは不安をあおる内容ではいけないこと。伝える側も常に希望を持ってお伝えすること。



    気持ちのつらさや身体のつらさを改善させるための方法。

    一番大切なことですね。何を患者様は最も不安に思っていらっしゃるのか、常に考えながら意識しながら患者様と会話すること。


    このようにとっても大事な事を病院スタッフみんなにお伝えして、一人でも多くの患者様が笑顔になれますようにがん治療ならびに緩和ケアの布教活動をしてまいります。

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