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  • 乳房温存術後の断端陽性のその後

    2008年10月15日

    それでは、聖路加国際病院 放射線腫瘍科 部長 関口 建次先生のお話のまとめです。

    「乳房温存手術で切除した辺縁すなわち断端に、がん細胞が近接あるいは存在する(断端陽性)場合には、補助療法により再発までの期間は延長するが長期的に見ると乳房内再発は減少しない。

    断端陰性では全身補助療法のある、なしに関わらず乳房内再発率は10年で7%である。
    断端陽性あるいは近接では、全身補助療法があれば10年再発率12%
    断端陽性あるいは近接での、全身補助療法がなければ10年再発率16%であった。

    断端陰性であれば50-50.4Gyの放射線照射のみで、12年局所再発率は6.3%
    断端陽性であればこの通常の放射線照射に、20Gyのブースト照射を加えても12年局所再発率は16.6%である。

    従って、断端陽性は温存術後の癌遺残量を推定するマーカーである。

    そして断端陰性になるように努めなければならない。」



    明日は乳房温存術後の放射線治療をもっと短期間で終了できないか、というお話です。


    ところで私の好きなもの紹介コーナーです。

    今日は大道芸です。

    お仕事がoffの時にみなとみらいに行くことがあるのですが、そこで遭遇する大道芸人が、変な外人の2人組です。(ご自分達で“変な外人”とおっしゃっているのでお許しください。)

    二人とも自分のことをポールと呼んでいます。

    でも一人はノッポのアメリカ人ともう一人は勢いのあるイギリス人です。

    二人とも元気で楽しくて人を惹きつける魅力があります。


    余り詳しい芸風を紹介すると面白みがなくなってしまうので、控えておきますが、ファイヤーあり危険な技もあり、小ネタの手品もあり、とにかく心から楽しませてくれます。

    みなとみらい、大道芸、ポールで検索するとYou Tubeもヒットしました。


    もしみなとみらいに行かれることがありましたら、グランモール公園円形広場に行ってみてくださいね。

    変な日本語が聞こえてきたらおめでとうございます。

    ポール達の登場です。


    私もポール達には一生懸命さでは負けません。

    ポール達と同じようにたくさんの人を幸せにしたい。

    そう思っています。


    また楽しいことを見つけたらお知らせしますね 楽しい


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    もっとスペクトラム理論

    2008年10月14日

    昨日のお約束通り、スペクトラム理論についてもっとお伝えします。

    横浜乳がんシンポジウムにおける、聖路加国際病院 放射線腫瘍科 部長 関口 建次先生の、御講演内容から抜粋してお伝えしています。

    「スペクトラム理論とは、
    1.ハルステッド理論と全身病理論(フィッシャー理論)の中間の考え方。
    2.腫瘍径が大きくなるにつれて転移する傾向を有するが、一部は腫瘍径に関係なく転移を有するものがみられる。
    3.腫瘍径が小さければ、たとえ腋窩リンパ節転移があっても、少数ならば遠隔転移をおこす指標にはならない。
    4.小さな腫瘍は大きな腫瘍に比して再発するまでに時間を要し、5年という短期間では再発をとらえることはできない。」

    この理論は、実は1994年にHellman S氏がJournal of Clinical Oncology 12;2229-34にて発表していたものです。



    最近放射線科領域の先生方は、この理論を見直しているようです。

    また、明日ももう少し放射線治療についてお伝えします。


    時々お話に出てきますが、緩和医療のことを今日も考えています。

    誤解を解くために何度もお伝えしますが、がんの診断と同時に緩和医療が始まるのが現在のがん治療のスタンダードです。

    緩和医療は決して末期がんの治療ではありません。

    がんと診断を受けて、落ち込んだ気持ち、不安な気持ち、そういった心の痛みも含めて和らげる治療が緩和医療なのです。

    私たちは自分の病気に関するつらいお話を聞くと、とても落ち込みます。

    落ち込んでもう立ち直れないかな、と思ってから人は自分の中で立ち直るための作戦を自然に立て始めます。

    そしてやがて、病気と立ち向かおうという気持ちへ変化していきます。

    もちろんなかなか立ち直れない方もいらっしゃいますが、それは決して異常なことではありません。

    強いショックを受けたのですから、当然の心の動きです。

    緩和ケアチームおよびチーム医療は、こういった患者様の心の痛みを緩和するために存在します。

    決して一人でがんばりすぎなくて大丈夫です。



    今日もつらい診断名をお聞きになった方がいらっしゃいます。

    今日はとっても元気がないと思います。

    つらいことは、どんどん周りの方や私たちに口に出して、つらさを訴えてください。

    言葉に発することによって解決する場合があります。


    もし誰かにご相談になりたい時には、いつでも私はお待ちしております。

    外来でも、こちらでも・・。

    可能な限りスピーディーに、たっぷりとお答えするようにしていますので。

    でもブログやホームページでは、2-3日お返事に時間をいただくこともございます。

    そんなとき「うそつきっ」て言わないでくださいね。

    精一杯わたしもがんばりますので  (^_^)v


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    スペクトラム理論

    2008年10月13日

    横浜乳がんシンポジウムにおける、聖路加国際病院 放射線腫瘍科 部長 関口 建次先生の、「乳房温存療法における断端陽性の意味すること、もたらすもの」という題名の御講演内容から抜粋してお伝えします。

    今日は祝日ですががんばりましょう。

    はい私もがんばります。

    「乳がんに関する考え方に、ハルステッド理論とフィッシャー理論があります。

    ハルステッド理論は、乳がんが局所から徐々に拡がって全身に転移していくという考え方で、局所の拡がりを手術をしっかり行うことによって制御し、転移を防ごうという考え方です。これは昔の考え方です。

    これに対してフィッシャー理論は乳がんが発生した時点で、局所でも拡がっていくし、同時に全身へも転移を始めるという理論です。

    現在の乳がん治療は、後者のフィッシャー理論をもとに行っています。

    しかし、最近はさらにこの中間型の“スペクトラム理論“が放射線治療の領域における考え方となってきているようです。」
    明日はさらにスペクトラム理論についてお伝えします。


    今日は、近くの劇場でメーテルリンクの“青い鳥”の公演をしていたので行ってきました。

    お話の内容をご存じの方もいらっしゃると思います。

    ご存じない方のために少しだけあらすじをお伝えします。

    決して貧しくはない、でもお金持ちではないおうちに育ったチルチルとミチルは、クリスマスイブにまわりの裕福なおうちでご馳走を食べたり、楽しく過ごしている様子をみてうらやましくなってしまいます。そんなイブの夜にふたりは夢をみます。夢の中で、幸せを導いてくれるという青い鳥を探して色々な世界に旅に出ます。夢の世界で二人はとても美しいお姫様に出会います。それは、お母さんでした。いつも側にいて、お母さんの優しさや美しさ、愛情の深さを忘れてしまっていたことに二人は気づきます。結局は青い鳥を捕まえることはできずに家に戻ってきた二人は、疲れ果てて眠ってしまいます。朝になると、おうちで飼っている鳥が青い鳥になっていました。しかし、結局この青い鳥もどこかへ飛んで行ってしまいます。でも二人は、自分たちの心の中にしあわせの青い鳥がいるのだということに気づくのです。


    なんだかとっても心がじーんとしてしまいました。

    とっても大事なことを思い出させてくれました。

    しあわせはいつもそばにあるんですよ。

    ほら、そっと目を閉じて考えてみてくださいね。


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    乳房温存術における切除断端

    2008年10月12日

    昨日は横浜乳がんシンポジウムに参加してきました。

    たくさんの専門分野の先生方が約5時間にわたって御講演くださいました。

    聖路加国際病院 放射線腫瘍科 部長 関口 建次先生は、「乳房温存療法における断端陽性の意味すること、もたらすもの」という題名で御講演くださいました。

    内容の一部をご紹介します。

    「乳房温存術で乳腺を切除した断端に癌細胞が残ってしまった場合には、術後に放射線治療を行ったとしても、乳房内に乳癌が再発してしまった場合には、生存率も下げてしまう。

    従って、最初の温存手術の際には絶対に切除乳腺断端に癌細胞が存在しないことを確認しなければならない。

    従って、局所の治療をしっかりおこなうことは長期的にみると病気を治すことにつながるのである。」
    というお話です。

    また明日も続きをお話します。


    昨日は神奈川県内外の約200人のドクター、コメディカルスタッフが参加し大変なにぎわいでした。

    みんな最新情報を仕入れるために毎日必死に勉強していますね。


    ところで昨日、今日でようやく神奈川乳がん治療研究会の質問コーナーにお返事を返信することができました。

    皆様勉強をされていて非常に難しいご質問もあり、ますます責任を感じて資料を一杯仕入れて調べたり、皆様のおかげで勉強になることがたくさんあります。

    どうしても分からないことは、神奈川乳がん治療研究会の上級の先生方にさりげなく、お聞きするようにしております。内緒ですけどね。

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    乳房温存と放射線の続き

    2008年10月11日

    日本での乳房温存療法なのに放射線治療をしない、という考え方をお伝えします。

    「我が国には十分大きなマージンをとって切除し、徹底的な病理検査によって断端の陰性が保証できれば放射線治療は必要ないという独特の考え方が存在する。確かに手術のみで局所再発率を十分小さくすることができれば、放射線治療による局所再発の絶対リスク減少の大きさは無視しうるものと言えるかもしれない。

    しかし非照射にこだわるあまり、本来乳房温存が可能な患者に乳房切除術が行われたり、切除範囲が広すぎて整容性が著しく損なわれるようでは本末転倒であり、それぞれの長所を生かして最大限の効果と整容性を得るという考え方こそ重要である。」

    京都大学大学院医学研究科准教授 光森 通英(みつもり みちひで)先生
    日本医師会雑誌 第137巻 第4号 2008年7月 より引用



    昨日は、神奈川県の外科の先生方を中心とした緩和医療の勉強会でした。特別講演は、愛知県がんセンター愛知病院の松井 隆則先生のお話を拝聴してまいりました。

    またその内容は日を改めてお伝えします。

    松井先生とちょっとお酒を飲んでお話をさせていただいたのですが、とても暖かくて本当に患者様の立場にたった医療をされていると感じ、感銘を受けました。

    わたしも松井先生のように、いつもいつももっと笑顔でがんばっていかなきゃ、と思いました。

    昨日は、伊勢原でがんばっている大学の同級生にもお会いし、お互いに知らないうちにがん治療と緩和医療の共存という同じ方向をみてがんばっていることを知り、感動しました。

    今日は、乳がんの勉強会が横浜であります。

    長時間のシンポジウムですが、一言ももらさず聞いてきます。

    それではまた。

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    乳房温存でも放射線しない

    2008年10月10日

    乳房温存療法なのに放射線治療をしない、という考え方もあります。

    「乳房温存療法における放射線治療の有用性は確立されているが、術後の再発率が最大でも4割未満(我が国ではおそらく2割未満)であることを考えると、過半数の患者は本来受けなくても良い放射線治療を受けていることになり、放射線治療省略の可能性を模索することは当然の流れと言える。

    欧米では患者側因子として乳房内再発リスクの低い群を同定し、それらに対する放射線治療の省略を試みるというのが主たるアプローチであり、一例として70歳以上の高齢者で2cm以下の小さな腫瘍、ホルモン受容体陽性の患者では、適切なホルモン治療を行えば、放射線治療を省略しても局所再発リスクは十分小さいことが示されている。」

    京都大学大学院医学研究科准教授 光森 通英(みつもり みちひで)先生
    日本医師会雑誌 第137巻 第4号 2008年7月 より引用



    昨日の乳がん院内勉強会では神様が、「今日はしゃべらなくていいよ」、と言ってくれました。

    何だか症例検討(患者様の手術や病理、すなわち顕微鏡の結果の検討)がすごく白熱し、その後の放射線科主任の当院における検診の統計の発表などで、私のお話までに約2時間が経過してしまいました。

    わたくしが「乳がんのチーム医療について10分ほどでお話しましょうか、せっかく集まっていただいているので」、と皆様に提案してみましたが、「今度ゆっくりじっくりお話をお願いします」、と皆様におっしゃっていただき、昨日はお話はなしとなりました。

    残念でしたが、お風邪のために声がかぼそくなっていたので、実はとっても助かりました。

    次回、体調万全、声も万全の時に、いっぱいいっぱいお話しまーす、と皆様に誓ってきました。

    院内でも、乳がん勉強会に対する関心が非常に高いことを感じました。

    今日は今から横浜で緩和ケアの勉強会に参加してきます。

    はい分かっています。

    神奈川乳がん治療研究会
    のご質問のお答えも作成中です。

    今しばらくお待ち下さいませ。

    今晩もがんばります (^_^)v

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    温存手術における放射線治療

    2008年10月9日

    乳房温存術後の放射線治療の意義については先日お話させていただきましたね。

    乳房温存術後の放射線治療は、残存乳房内再発を防ぐのが主な目的ですが、生存率へは良い影響はないのでしょうか。

    どうやら良い影響がありそうです。

    「乳房温存療法については個々のランダム化比較試験では生存率の差はなく、放射線治療の役割はもっぱら「温存乳房内再発の予防」と考えられてきた。

    しかし、2005年に発表されたEBCTCG(Early Breast Cancer Trialists’ Collaborative Group)のメタ解析では、乳房温存症例においても局所制御率の改善が長期的な視点では乳癌による死亡率の改善につながる。

    「局所再発を4例予防するごとにその後15年間の乳癌死を1例減らせる。」ことが示され、局所再発のハイリスク患者においては生存率の点からも放射線治療の重要性が認識された。」
    京都大学大学院医学研究科准教授 光森 通英(みつもり みちひで)先生
    日本医師会雑誌 第137巻 第4号 2008年7月 より引用



    今日はついに声が出なくなってしまいました (^_^;)

    これから乳がんのチーム医療の重要性に関する発表なのに、のどがかゆくて咳がでて、体調があんまりよろしくないのでございます。

    でも、がんばって平気な顔して発表しましょう。

    歌手のひとはこんな時でも、しっかりと気合いと訓練で声をだすのでしょうね。

    すばらしいことですよね。

    今日はプロの歌手になった気持ちで、わたしも美声をとどろかせてきましょう。



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    放射線治療がいのちを救う

    2008年10月8日

    乳がん術後の放射線治療の意義ををお伝えします。

    「Fisherらの“乳癌全身病説”によれば乳癌の治療のかぎとなるのは“初回手術時すでに存在する微小遠隔転移”の制御であり、局所治療の強度を高めても、生存率の向上にはつながらない。

    このため長らく放射線治療は生存率の向上には寄与しないと考えられてきた。

    ところが、乳房切除後に適切な内分泌化学療法に加えて胸壁および所属リンパ節に乳房切除後放射線療法(PMRT; postmastectomy radiation therapy)を行うことにより生存率が向上することが1997年に報告され、PMRTが一躍脚光をあびることとなった。

    局所治療である放射線治療が生存率の向上に寄与するメカニズムとして、すべての乳癌遠隔転移が初回手術時にすでに存在するというわけではなく、一部には局所から全身へという段階的な進展様式をとるものが存在するという仮説に基づき、術後の放射線治療により局所制御率を高めることで、局所再発病巣からの二次的播種による遠隔転移を抑制しているのではないかと考えられている。」
    京都大学大学院医学研究科准教授 光森 通英(みつもり みちひで)先生
    日本医師会雑誌 第137巻 第4号 2008年7月 より引用


    また神奈川乳癌治療研究会のご質問のお答えコーナーの担当の1週間が始まりました。

    すでにいくつものご質問が届いており、こちらもきちんとお答えを作成中です。

    一方、明日は病院内のスタッフを対象とした、乳がんの勉強会を開催します。

    そのための発表のためのスライド作りも今やっているところです。

    患者様のお役に立てるようなチーム医療を作り上げていくことの重要性についてお話します。

    横浜市立大学主催 乳がん学校で学んでいることを、病院職員に改めてお伝えしたいと思っています。

    明日は聖マリアンナ医科大学の先生も参加してくださることになっていますので、緊張しますが全力で恥ずかしくないような発表にしたいと思います。

    それではまた明日。

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    乳がん術後の放射線治療のよいところ

    2008年10月7日

    乳がん術後の放射線治療の良いところをお伝えします。

    「乳房切除後の放射線治療(PMRT;postmastectomy radiation therapy)は1997年に、適切な全身治療が行われていればPMRTにより生命予後が改善するという画期的な報告があり、欧米ではハイリスク乳癌に対する標準治療となっている。

    わが国でPMRTがどの程度行われているかについて正式な報告はないが、厚生労働省手島班の研究結果からは乳房切除症例のおよそ10%程度にPMRTが行われていると推定される。」
    京都大学大学院医学研究科准教授 光森 通英(みつもり みちひで)先生
    日本医師会雑誌 第137巻 第4号 2008年7月 より引用


    今日わたくしはちょっとお風邪を召されたようで、目がしょぼしょぼしてのどが痛くなってしまいました。

    医者の不養生なんです。

    明日また元気になったら、もっともっといっぱい情報をお伝えしますね。

    皆様もお風邪を召されないでね。


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    放射線治療のこと

    2008年10月6日

    放射線治療は、乳がんに対する局所治療の手段の一つです。

    放射線治療についての最新の情報をお伝えしていきます。

    「乳癌は腺癌でありながら放射線感受性の高い癌腫であり、放射線治療は乳癌治療のさまざまな局面で有効な局所治療として用いられてきた。

    日本乳癌学会の全国調査によると、2006年には乳癌の初回手術として乳房温存術が59.3%と最も多かった。そして、そのうち放射線治療を受ける者の割合は1990年代初頭には70%足らずであったが、2006年には82.3%と、米国とほぼ同じ水準に達していた。

    これには、日本人の放射線に対する意識の変化や、2004年になって出版された「乳癌診療ガイドライン」が影響していると思われる。

    最も多く用いられている方法は(温存術後の)全乳房に対して総線量50Gy(グレイ)を1日1回2Gyずつ5週間にわたって照射し、局所再発のリスクに応じて腫瘍床に10-16Gy程度の追加照射をおこなうものである。」
    京都大学大学院医学研究科准教授 光森 通英(みつもり みちひで)先生
    日本医師会雑誌 第137巻 第4号 2008年7月 より引用



    データとしては、乳房温存術後の残存乳房におけるがんの再発率は平均約30%と報告されています。従って、3人に1人が局所に再発してしまうのです。

    そこで、放射線治療を術後に追加するとこの局所再発率が約10%すなわち10人に1人に抑えられるのです。

    このように、放射線治療は非常に局所のコントロールに有効なのですが、問題は皮膚の熱傷や大胸筋の熱傷により、組織が硬くなってしまい、乳房が変形してしまったり赤く腫れ上がったりするような、問題が起きる可能性のあることです。

    今日からしばらく、この放射線治療の問題点と解決方法について勉強していきましょうね。


    今、はまっているおいしいドレッシングを皆様にお伝えしますね。

    もう有名かな?

    叙々苑の野菜サラダのたれ ごま風味です(お写真なくてごめんなさい)。

    これなら、山盛りのサラダもぺろりと食べられます。

    でもサラダを食べれば食べるほど、カロリー摂取が増えてしまうというのはとっても悲しいですよね。

    それが分かっていてもやめられない自分がもっと悲しいですけれど・・・・(^_^)v

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