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  • ラパチニブ

    2009年6月3日

    今日は分子標的治療薬の一つであるラパチニブに関してです。

    分子標的治療薬の働きを完全に理解するのはなかなか難しく、ひとつひとつの用語をじっくり理解しながら読み進めないといけません。

    まずはラパチニブの働きについてちんぷんかんぷんでも良いので読んでみましょう。

    「ラパチニブは、EGFR(上皮成長因子受容体)とHER2(ヒト上皮成長因子受容体2型)の両受容体をともに標的とする。

    ラパチニブは経口投与可能な、強力で、低分子の、可逆性二重キナーゼ阻害薬である。

    ラパチニブは低分子であるため、拡散により細胞膜を通過することが可能であり、次いで、受容体のチロシンキナーゼ部分のATP結合部位と可逆的に結合する。

    これが受容体のチロシンキナーゼ・ドメインのリン酸化、活性化を阻害し、それによって下流のシグナル伝達経路の活性化を妨げる。

    “乳癌治療薬” 熊本市立熊本市民病院 診療部長 西村 令喜先生
    医薬ジャーナル vol.45.S-1, 2009/p 362 より抜粋引用」


    ちょっと細かいところが難しいでしょ。

    でも一見すると難しい情報も、一通り目を通していってみましょうね。


    私は小さいときには病院に行くことが多かった子供でした。

    でも決して病院は嫌いではありませんでした。

    先生も優しかったし、病院の帰りにはクリームソーダを飲むことができましたから。

    ですから病院にいくことは私にとってひとつのイベントであり、大切な行事でした。


    皆様にとって病院に行くということはどのようなことなのでしょうか。

    ただの苦痛なのでしょうか。

    それとも病院に行くことによって、気持ちが楽になったり、元気になったりできているのでしょうか。

    とっても気がかりです。


    少しでも、病院に来ることに楽しみがあるような。


    私はそんな病院を増やしていきたいんです。


    皆様も何でも良いですから、病院に来るときの楽しみを上手に見つけてくださいね。


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    アバスチン

    2009年3月27日

    ベバシズマブ(アバスチン)に関するご質問がございましたので、本日は分子標的薬剤アバスチンについてのデータのご案内です。

    「ベバシズマブ(アバスチン:B)は血管内皮細胞増殖因子(VEGF)に対するヒト化モノクローナル抗体で、腫瘍の血管新生を阻害する。

    HER2陰性転移性乳がんを対象とした第Ⅲ相試験E2100では、1st line化学療法としてのタキサン系薬剤パクリタキセル(P)にベバシズマブを併用したところ、パクリタキセル単独投与に比べ無増悪生存期間(PFS)が有意に延長されることがあきらかとなった。
    (Miller K, et al. N Eng J Med 2007;357:2666-76)

    一方、ドセタキセル(D)は転移性乳がんで広範に使用されている有効なタキサン系薬剤である。

    AVADOは、HER2陰性転移性乳がんに対する1st line治療としてのベバシズマブ+ドセタキセル(100mg/m2)療法の有効性を検討するために実施された第Ⅲ相試験である。

    今回主要評価項目であるPFSの解析結果が報告された。

    2006年3月から2007年10月に26ヶ国104施設から736例が登録された。

    PFS中央値は、D群が8.0ヶ月、DB 7.5mg/kg投与(DB7.5)群が8.7ヶ月、DB 15mg/kg (DB15)群が 8.8ヶ月といずれも有意差を認めた。

    このようにHER2陰性転移性乳がんに対する、ベバシズマブ+ドセタキセル療法は、ベバシズマブの用量が7.5mg/kg、15mg/kgのいずれにおいても、D群に比しPFSおよびORRを有意に改善することが確認された。

    全生存期間に関する解析データは2009年中に集計される予定であり、その結果が期待される。

    Miles D, et al Mount Vernon Cancer Centre , Middlesex, UK

    ASCO 2008 Breast Cancer, Oncology Frontliner 中外製薬編 より抜粋引用」


    ただし、ベバシズマブは日本において乳がんに対して未承認の薬剤であること。

    ドセタキセルの日本における用法・用量も異なることに注意が必要です。


    まだ、最新のアバスチン情報は入ってきておりませんが、今後最新の情報が届き次第お伝えしようと思っています。

    全身麻酔

    読み終わりました。

    背筋がぞっとするような医療ミスを題材にしたサスペンスです。

    どの時点で医療ミスを防ぐことができたのか。

    この本を読みながらあらゆる場面を想定し、ミスの発生しやすいポイントをチェックし、これを防止するためにはどのような対策が必要かを考えさせられました。

    とても勉強になりました。

    みなさんは、ちょっとこわい世界をのぞいてみてもいいし、のぞかなくてもいいし・・。

    でも少し大人の場面もありますので、取り扱いにご注意下さいね。


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    分子標的薬のこと

    2008年12月19日

    分子標的薬という聞き慣れないお薬についての情報です。

    こちらのブログでも時々取り上げているお話ですが、何回も繰り返しお伝えしていきましょう。

    「周知のとおり、トラスツズマブを用いた補助化学療法に関して、これまで多くの臨床試験が実施されている。

    AC→PTX(weekly,q3wks)でPTXにトラスツズマブを同時併用したNSABP B-31試験とNCCTG N9831試験(同時併用群)では、大きな効果が得られている。

    重要なことは、トラスツズマブはいずれのレジメンにおいても有用であり、逐次投与の場合でもある程度効果が認められたことである。

    なお、今後期待される分子標的薬の一つにベバシズマブがある。

    現在E5103試験が進行中で、AC→weekly PTXにベバシズマブを同時併用した効果が検討されており、結果が待たれるところである。
    第16回 日本乳癌学会 “乳がん化学療法の最新情報” Sandra M Swainより引用

    <用語集>
    AC:アドリアシン+シクロフォスファミド
    PTX:パクリタキセル
    Weekly:毎週投与
    q 3wks: 3週間に一回投与」


    分子標的治療薬は現在最も期待されている分野の薬ですので、引き続き耳をダンボにして情報を集めていきましょうね。


    今日は、私たち外科チームが病院のスタッフのみなさんをゲストに迎えクリスマスパーティーを企画しています。

    色々なサプライズを用意し、普段の感謝の気持ちを表したいと思います。

    こうして院内の交流を深めることが今後、患者様にたいするより良いチーム医療を可能にすると信じております。

    ですからパーティーと言えども気を抜かずに、チーム医療の大切さについてのスライドをみんなにお見せしたり、まじめな部分も忘れずに開催してまいります。

    それではまた御報告いたしますね。

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    乳がんの分子標的治療 その7

    2008年9月25日

    分子標的治療のお話に戻ります。

    「トラスツズマブ(商品名:ハーセプチン)にチューブリン阻害薬を結合させた薬剤trastuzumab-DM1もユニークな薬剤である。

    トラスツズマブに抵抗性(効果がなくなった)となった転移乳がんにたいし第1相試験が実施された。投与規制因子は血小板減少であったが18例中4例にPR(partial response; 部分奏効)を認めた。

    VEGF,PDGF,c-Kit,Flt3のすべてのキナーゼを阻害するスニチニブもアンスラサイクリン、タキサン抵抗性乳がんに対して14%(7/51)の奏効率が報告されている。」
    癌研有明病院化学療法科乳癌担当部長 伊藤良則先生
    日本医師会雑誌 第137巻 第4号 2008年7月 より引用



    分子標的治療については今週末の日本乳癌学会でも最新情報が提供されると思いますので、しかりチェックしてこないといけませんね。

    チェックしてこようと思っている内容は
    「トリプルネガティブ乳がんの治療」
    「乳房切除後の乳房再建」
    「術前化学療法」
    「若年性乳がん」
    「分子標的治療」
    を特に詳しくチェックして来ようと考えています。

    皆様が特に気になっていることはなんでしょうか (*^_^*)
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    乳がんの分子標的治療 その6

    2008年9月22日

    まだあります。分子標的薬。

    「モノクローナル抗体であるペルツズマブはHER2のみならず、HER1,HER3,HER4すべての2量体化を阻止して活性を発揮する。

    トラスツマブ治療中に進行した転移乳癌33症例にペルツズマブ+トラスツマブよる治療が行われ、CR(完全奏効) 3%(1/33), PR(部分奏効) 18%と有望な成績が得られた。

    この薬剤と化学療法薬との併用のデータはまだないが、興味が持たれる。」
    癌研有明病院化学療法科乳癌担当部長 伊藤良則先生
    日本医師会雑誌 第137巻 第4号 2008年7月 より引用



    ちょっと文章が専門的ですので、わかりやすく解析してまた後日お伝えしますからね。




    乳腺のしこりは、女性を不安にさせます。

    本日の外来でも不安で、涙を流されていた方がいらっしゃいます。

    私は必ずその涙を、ほっとしたうれし涙に変えられるように最善をつくしますから。

    だから心配しないでくださいね。

    きっとすべてうまくいくはずですからね。

    まずはご自分が、御家族が、みんなが納得できる選択肢を選んでくださいね。

    いつでも応援してますよ  p( ^ 0 ^ )q



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    ベバシズマブ(商品名:アバスチン)  乳がんの分子標的治療 その5

    2008年9月21日

    まだ日本で乳がんについて承認されていない分子標的治療薬としてベバシズマブ(商品名:アバスチン)があります。

    大腸がんに対してはすでに承認されており、現在わたしたちの病院でも患者様の治療に使用しております。

    「癌の進展に必要な血管新生を調節する分子である血管内皮成長因子(vascular endothelial growth factor receptor; VEGFR) に対するモノクローナル抗体がベバシズマブである。

    ベバシズマブは大腸癌、肺癌で有効性が証明されている。

    ECOG2100の第三相試験が722例の転移乳癌に対してパクリタキセル単独とベバシズマブとパクリタキセル併用の比較試験が行われた。

    併用群において奏効率(28 vs 14%)、無進行生存期間(10.9 vs 6.1ヶ月)が有意に優れた

    乳癌に対するベバシズマブ単剤の第二相試験は9.3%の奏効率が報告されている。
    単剤としての臨床的有用性は不明である。

    頻度の多いベバシズマブの毒性は高血圧、蛋白尿である。

    まれなイベントの血栓症に注意を要する。血栓症を発症した場合は凝固管理を要する。

    ベバシズマブ投与中は易出血性となるので手術操作は控えねばならない。


    早期乳癌の術後ベバシズマブ療法についてのグローバル試験が進行中である。

    トリプルネガティブ(ER陰性 PgR陰性 HER2陰性)の早期乳癌に対して術後アンスラサイクリン、タキサンの化学療法にベバシズマブを併用する意義を検証する試験が2,530例を目標に開始された。」
    癌研有明病院化学療法科乳癌担当部長 伊藤良則先生
    日本医師会雑誌 第137巻 第4号 2008年7月 より引用



    今日は東京で消化器がん、すなわち胃癌や大腸癌に関するセミナーに参加してきます。

    天気予報では雨が降りそうなのかな。

    でも今は晴れているので傘を持っていくとお邪魔になってしまうかな。

    晴れているのに天気予報をみて、きちんと傘を朝から持って出かける方をみかけますが、本当にそういう方はえらいなーと思います。

    用意周到って大事ですよね。

    早めに用意をすませて、余裕を持って行動する・・・・・素晴らしい!!

    わたしにも用意周到なところと、そうでないところが同居しています。

    早めに準備を済ませるよりも、直前まで悩み苦しみ最善策はないか、ぎりぎりまで探し続けないと気が済まないことがあります。

    結局はどちらでも、同じ答えにたどりつくのかもしれません。

    それでも自分が納得できるまでベストを尽くしたいのです。


    「頑固だね。」って言われることがあります。

    「ほめてくれてありがとう ニコニコ

    そうお返事することにしています (^_^)v

    やっぱり頑固だよね。
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    ラパチニブ(商品名:タイカーブ)  乳がんの分子標的治療 その4

    2008年9月20日

    病院職員の方から、タイカーブについてのご質問があったのでお伝えします。タイカーブは日本では未承認の薬です。ですから、いまは個人輸入して内服している方がいらっしゃいます。

    ラパチニブ(商品名:タイカーブ)の世界での評価はどうなのでしょうか。

    ラパチニブはHER1とHER2のチロシンキナーゼ阻害薬として開発された。臨床的に有効性が証明されたのはHER2陽性乳がんに対する効果である。

    ラパチニブは小分子化合物であるので安定性があり内服が可能である。

    米国ではカペシタビンとの併用が承認された。日本では承認申請中である。

    化学療法との併用は転移乳がんにおいて証明された。

    カペシタビンとラパチニブ併用とカペシタビン単独を比較した結果、併用群において奏効率(22 vs 14%)が向上し、無進行期間が約2倍(8.4 vs 4.4ヶ月)に有意に延長した。

    HER2陽性早期乳がんに対する術後療法としての有用性はグローバル臨床試験が進行中である。ALTTO(Adjuvant Lapatinib and/or Trastuzumab Treatment Optimisation)が行われている。

    また、ラパチニブは化学療法薬が無効であった脳転移に有効性が証明された。カペシタビンとの併用試験において、脳転移再発はカペシタビン単独投与群に比較してラパチニブ併用群で少ない傾向を認め、ラパチニブの脳転移抑制効果が示唆された。

    放射線治療耐性脳転移にたいするラパチニブの第二相試験の結果は50%以上の体積減少(PR)を8%(19/241)に認め、カペシタビンとラパチニブの併用ではPR20%(8/40)を認めた。

    ラパチニブの毒性は下痢17%、発疹9%、嘔気16%、疲労16%と軽度であった。」
    癌研有明病院化学療法科乳癌担当部長 伊藤良則先生
    日本医師会雑誌 第137巻 第4号 2008年7月 より引用
    次々と分子標的治療薬が開発され、試験が行われていますね。

    グローバル臨床試験の結果がどのようにでてくるかが気になります。

    最先端情報を常に入手している方はラパチニブを個人輸入しているかたもいらっしゃるので、日本でも早期に承認されることが望まれます。



    昨日の「川崎緩和医療懇話会」はたくさんの方がたくさんの病院から集まって大盛況のうちに終了いたしました。

    緊張しながらも無事にわたしの講演も終了し、市立秋田総合病院の橋爪 隆弘先生の御講演も涙とほほえみの中終了しました。

    参加者の皆様にもとても心に残る勉強会だったと思います。

    みなさまお疲れ様でした。ありがとうございました。

    たくさんの医療従事者ががん患者様ご本人、そしてご家族のことを真剣に考えていることが伝わってきました。

    このブログをごらんの皆様。

    あなたの味方はたくさんいますよ。

    決してひとりでかかえこまずに、悩みや不安はどんどんわたしたちにぶつけてください。

    わたしたちは、チームであなたを支えていきます。

    こんな方法があるのか、と道が開けることがたくさんあります。


    「どうせ医者に相談してもしょうがない。」

    そんな風に思っているかたはいっぱいいらっしゃると思います。

    そして、そんな風に思われても仕方がない医者は残念ながら存在します。

    でも上手に悩みをお聞きし、解決方法を見つけることが上手な医者も確実にいます。


    決してあきらめずに病院、クリニックの扉をたたいてください。

    解決できないことは絶対にない!!

    わたしもいつもそう思って全力で毎日生きています p(^^)q



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    乳がんの分子標的治療 その3

    2008年9月19日

    大和市立病院 外科の首藤昭彦先生の論文から、今日は最終日です。

    「分子標的治療として、まもなく乳がん治療に大きな役目を果たすであろう薬剤としてアバスチンがある。

    腫瘍はある程度の大きさ以上に増殖するためには栄養血管を自ら増生しながら大きくならなければならないが、そのような血管を新生するために必要なVEGF因子を阻害するのがアバスチンである。

    最近の知見では、再発乳がんに対するパクリタキセルとの併用療法で再発乳がん患者の生存期間を約4ヶ月以上延長することが認められており、ハーセプチン同様今後早期乳がん補助療法として重要な役割を担うものと考えられる。

    以上のように、早期乳がんに対する治療は21世紀に入り飛躍的に発展している。

    今後のさらなる進歩に期待したい。」
    “早期乳がんの治療の変遷と治療最前線”   首藤 昭彦先生
    予防医学 第49号(2007.12)より引用




    今から、緩和ケアの講演会に行ってまいります。

    昨日から、完璧を目指してスライドを作成していたら朝になってしまいました。

    結局病院で朝を迎えました。

    皆さんに満足いただける内容になっているか、とっても心配ですがきっと大丈夫でしょう。

    あとは発表しながらいびきをかいて寝てしまわないように、気をつけなきゃね (*^_^*)


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    乳がんの分子標的治療 その2

    2008年9月18日

    昨日の続きです。

    「たとえば乳がんの約1/4ではがん細胞のHer2遺伝子の働きが過剰となっており、生成されたHer2タンパクががん細胞増殖に大きく関与している。

    ハーセプチンにはがん細胞のHer2受容体に働いて免疫反応によりがん細胞を死滅させる作用がある。

    ハーセプチンにおける臨床試験は広く進められていて、Her2陽性乳がんの術後化学療法にハーセプチンを追加すると、化学療法のみを行った場合と比較して再発率は著明に低下することが分かっている。

    また全身初期治療として同じくHer2陽性乳がんに対して化学療法にハーセプチンを追加すると、著しく乳房内腫瘤が縮小することも確認されている。」
    “早期乳がんの治療の変遷と治療最前線”   首藤 昭彦先生
    予防医学 第49号(2007.12)より引用
    いっぱい勉強されている方には復習になってしまいますね。

    また新しいこともお伝えしますからね。


    今日は先ほど病棟の看護婦さんと一緒に乳がんに関する勉強会をしてきました。

    直前までスライド作りに励んで、ぎりぎりセーフでした (^_^;)

    いつものことですが・・・・。



    でも、短時間で乳がんについて話をまとめるのは到底困難でしたので、ポイントをしぼってお話しました。でも、やはり毎日こつこつ勉強しないと難しいと思います。

    看護婦さんたちのこれからの勉強のきっかけ作りになれたら、と思っています。


    明日は、川崎地区の医療機関を対象にした緩和ケア勉強会で講演をさせていただきます。

    こちらも、私の講演を通してみなさんががんの患者様たちの苦しみを理解し、その精神的・肉体的なつらさを緩和してさしあげることの重要性を理解してもらえたらいいな、と思っています。

    明日はまた市立秋田総合病院の緩和ケアのエキスパートドクターをご招待して、御講演を御願いしております。

    またみなさまに御報告いたしますからね (^^)/




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    乳がんの分子標的治療

    2008年9月17日

    もうすぐ24時なので大急ぎで、詰め込み勉強をいたしましょう。

    そもそも私は一夜漬けタイプで、この方法で今まで難局を乗り越えて参りました。

    一夜漬けも毎日続けると一夜漬けではなくなりますので、毎日全力で一夜漬けをすることが大切です??

    「がん細胞が増殖するメカニズムが近年明らかになるにつれて、がん細胞が増殖するためには依存している様々な因子があることが分かってきた。

    化学療法はがん細胞を直接的に攻撃すると同時に正常な細胞も攻撃するわけで、そのために副作用という重篤な問題を有する。

    分子標的治療薬は、がん細胞自体を攻撃するのではなく、がん細胞が依存する様々な要因を標的としてそれら要因を働かなくしてがん細胞を兵糧攻めのごとく死滅させることを目標としている。」
    “早期乳がんの治療の変遷と治療最前線”   首藤 昭彦先生
    予防医学 第49号(2007.12)より引用

    分子標的治療薬について、明日も続けますね。


    今、やっと緩和ケアに関する今週金曜日の講演スライドが形になってきました。

    あとは、みんなを眠らせない工夫を追加することが大切ですね。

    人はなんで会場が暗くなると寝てしまうのでしょうかね。


    そして今からは、明日病棟の看護師さん向けの乳がんの勉強会があるので、わかりやすく乳がんを学びましょうというスタンスのスライド作りに入ります。

    一人でも多くの看護師さんに、乳がんについて深く深く知っていただいて、もっともっと患者様方を支えて欲しいので、もうしばらく今日はがんばります (^_^)v
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