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  • 京都の紅葉

    2009年11月5日

    京都の紅葉と先斗町の町並みが大好きです。


    質問:
    針生検について教えてください。

    お答え:
    針生検(組織検査)は、細胞診よりもやや太めの針を刺し、その中に組織の一部を入れて取り出す方法です。

    通常はマンモグラフィーや超音波検査で、採取部位を確認しながら検査がおこなわれます。

    針生検には、コア生検という一度に一組織のみ採取して検査する方法と、マンモトームという吸引機能のある機械を用い、一度に複数の組織を採取して検査する方法があります。

    特にマンモグラフィー検診で、石灰化という所見だけが発見され、触ってもしこりがわからず、超音波検査でも存在がはっきりしない場合には、後者のマンモトーム生検が診断に有効です。

    “患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編
    金原出版株式会社 より抜粋引用


    11月は京都が大変な賑わいを見せます。

    去年も学会発表でこの季節に京都を訪れましたが、

    とてもたくさんの人々が京都に押し寄せていました。

    そして誰もが美しい紅葉に魅了されました。

    今年も間もなく京都で学会があります。

    すれ違う人みんなが外科医だったりしてとても不思議な雰囲気になるのですが、

    学会のシーズンは普段とは異なった環境で勉強ができるので、

    年末が大好きです。

    あとは、クリスマスイブもあるしね。

    サンタさんも本当にいるしね!! (*^_^*)


    いつまでサンタさんを信じているの?
    でも夢はみんな大切にしないとね!!
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    冷や汗たらりん

    2009年11月4日

    今日はさすがに寒かったですね。

    でもそういう時こそ、胸を張って歩きますよ、私は!!

    しかも薄着でね!


    質問:
    穿刺吸引細胞診に弱点はあるの?

    お答え:
    十分に細胞が採取されれば、診断は比較的容易になされることも多いのですが、細胞診には限界があるのも事実です。

    また、病変によってはもともと細胞が少ないために十分な量の細胞が取れない場合もあります。

    良性・悪性と確定診断できずに

    「(良悪性の)鑑別困難」

    「悪性の疑い」

    などの判定がなされることがありますが、

    その場合には細胞診検査の再検、あるいは針生検など、

    ほかの方法での診断が必要になります。

    “患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編
    金原出版株式会社 より抜粋引用


    細胞診検査はこのように二度目の検査が必要になる場合が多いので、皆様はできましたらはじめから組織診を御希望されたほうがよろしいかと存じます。

    でも詳しくは担当の先生にお伺いしてみてくださいね。


    細胞診と組織診。

    一体何が違うのか。

    また少しずつ学んでいきましょうか。


    ただし組織診は、患者様にとってはほんの少し“冷や汗たらりん”の検査なので、私が担当させていただく時には絶対につらい検査にならないように、丁寧に愛情をこめて痛くないようにおこなうように心がけています!

    私の担当する患者様には、絶対に“笑顔ぽろりん”でお帰りいただきたいものですから・・。

    元気のない方、ご不安な方、

    是非、御一緒に“笑顔ぽろりん”しましょうね (^_^)v


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    びっくりなご質問。

    2009年10月29日

    乳腺症と乳がんの関係について、たくさんのご質問がございます。

    中には、

    「乳腺症と言われました。この世の終わりです。」

    というびっくりする内容のご質問もございます。

    是非とも正しい知識が皆様に届きますように、お祈りしております。


    質問:
    乳腺症は乳がん発病と関係がありますか?

    お答え:
    乳腺症の大部分は、乳がんとは関係のない良性の病変です。

    乳腺症は30~40歳代の女性に多く見られる乳腺良性疾患です。

    乳腺症には、主として卵巣から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンというホルモンが関わっており、閉経後に卵巣機能が低下すると自然に消失します。

    主な症状としては硬結、疼痛(乳房痛)、異常乳頭分泌があげられます。

    硬結は、片側あるいは両側の乳房に大きさが不揃いの境界不明瞭な平らで硬いしこりとして触れることが多く、月経前に増大し、月経後に縮小します。

    硬結部は何もしなくても痛むか、押さえると痛むことが多く、この痛みも月経周期と連動します。

    “患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編
    金原出版株式会社 より引用


    今日は外部の大学病院の先生をお招きして、乳腺MRI検査についての勉強会がございました。

    今後の新しい展開として、乳腺MRIによる検診の有用性も感じました。

    先生によっては、

    「いきなり検診でMRIをおこなうのはおかしい」

    とおっしゃる方もいらっしゃいますが、

    より確定診断に近づくために必要であれば、

    患者様方のためにおこなうべきであると私は思っております。

    でも独りよがりはいけませんので、

    今後もたくさんの先生方のご意見をお聞きしながら、

    診療を続けていきたいと思います。

    そうしてね!“井の中の蛙”、になってはいけないもんね!
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    急がなきゃ!

    2009年10月28日

    明日は病院内でスタッフ向けに乳がんの勉強会があります。

    準備はこれからでーす。

    焦りすぎてちょっとハイテンションで、すいません。


    質問:
    乳房の視触診ってどうするの?何が分かるの?

    お答え:
    <視触診>
    視触診とは、乳房を観察し、手で乳房やリンパ節の状態を検査するものです。

    乳房に変形がないか、乳頭に湿疹や分泌物がないかなどを観察します。

    また、乳房に直接触ってしこりの状態などを調べます。


    首やわきの下のリンパ節が腫れていないかどうかも触れてみます。

    触診では、

    しこりの場所、

    大きさ、

    硬さ、

    しこりの境目がはっきりしているかどうか、

    よく動くか

    などを調べます。


    乳がんは一般に硬く、境目がはっきりしないことが多いです。

    “患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編
    金原出版株式会社 より引用


    以前は乳がん検診は視触診だけでおこなっていました。

    その時は、しこりとして触る乳がんだけしか発見できませんでした。

    今は、しこりになる前の乳がんを発見することも乳がん検診の重要項目となっています。


    でも、やっぱりマンモグラフィーだけではなく視触診もおこなった方が、より乳がんの発見率を上げることができます。

    せっかく検診を受けるのですから、可能な限りまとめて検査を受けたほうが良いですよね。


    昨日はちょっと遠出をしてきました。

    久々の空の旅でした。

    学会などで出張するときには、色々なことを勉強してきます。

    最先端の手術や治療。

    最新の機器。

    など、学会場で手に入れる情報。

    それ以外にも、

    キャビンアテンダントさんのお客様に接する時の笑顔と心遣い。

    ホテルスタッフさんの、ゲストに対する癒しの提供方法ときめ細かいサービス。


    これは本当に勉強になります。

    見ていて心が洗われることがたくさんあります。


    また昨日もたくさん人生勉強してきました。


    医者は当然技術や知識の向上を日々怠ってはいけませんし、

    人としても様々な経験を通して成長していかなければいけない!

    って思いました。


    そう思う!医者だからといって、偉そうにしてちゃダメダメ!(古っ!)
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