乳腺MRIによる乳がんの広がり診断 その2
乳房温存療法を行うにあたって、乳がんの広がりの正確な診断がとても大切なので、乳腺MRIが大事な検査となります。
今から外来ののち救急当番です。
もう今日は皆様に会えないかもしれません。
もしパソコンを夜開けることができたら、たくさんいただいているコメントにお返事をいたします。
みなさまもう少しお待ち下さいね。
↓ちゃんと、みなさんのコメントにはすぐにお返事すること!わかりましたか?とクリックお願いいたします。いつも応援ありがとうございます。
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「マンモグラフィーおよび超音波検査と比較して、乳房MRIの広がり診断精度が高いことは多くの論文で報告されている。
MRIとマンモグラフィーとの比較において、乳がんの広がりについての診断率は98% vs 55%、また広範な乳管内成分(extensive intraductal component;EIC)の広がり診断率は88% vs 50%と、ともにMRIが優れていたと報告されている。
またMRIの利用は再手術の回避などの費用削減効果も期待される。
乳がん診療ガイドライン2008 検診・診断 から引用」
今から外来ののち救急当番です。
もう今日は皆様に会えないかもしれません。
もしパソコンを夜開けることができたら、たくさんいただいているコメントにお返事をいたします。
みなさまもう少しお待ち下さいね。
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乳腺MRIによる乳がんの広がり診断
本日も乳腺MRIについての御報告です。
乳腺MRIには、多発乳がんの発見以外にどんな役割があるのでしょうか。
乳房温存療法を行うにあたって、乳がんの広がりの正確な診断が重要です。
そこで乳腺MRIの登場です。
明日もう少し詳しくお伝えいたします。
今日は、緩和ケアに関する集まりに参加してきました。
緩和ケアの必要ながん患者様を病院と開業医の先生方みんなで、支えて行く方法を考える。
そういう内容の検討をおこなってきました。
がん患者様は、今後一人のドクターが支えるだけではなく、病院全体のチームが支え、やがては地域の医師や在宅看護師さんなど近隣の医療スタッフ全員で連携して支えていく時代になっていくと思います。
そのきっかけを、川崎市から発信できれば良いなと思っています。
まだまだやることはたくさんありますよ。
↓そうそう、どんどんやることを見つけて突っ走っていきなさい!とクリックお願いいたします。いつも応援ありがとうございます。
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乳腺MRIには、多発乳がんの発見以外にどんな役割があるのでしょうか。
乳房温存療法を行うにあたって、乳がんの広がりの正確な診断が重要です。
そこで乳腺MRIの登場です。
「広範な乳管内成分(extensive intraductal component;EIC)および多発病変の存在は、乳房温存療法における局所再発の危険因子として知られている。
局所再発を防ぐ意味において切除断端を陰性にすることはきわめて重要である。
乳房MRIはMRI用造影剤(ガドリニウム;Gd)が市販された1980年代後半から欧米で普及してきた。
乳房MRIは他の画像検査よりも感度が優れており、術前の乳癌広がり診断に期待されている。
乳がん診療ガイドライン2008 検診・診断 から引用」
明日もう少し詳しくお伝えいたします。
今日は、緩和ケアに関する集まりに参加してきました。
緩和ケアの必要ながん患者様を病院と開業医の先生方みんなで、支えて行く方法を考える。
そういう内容の検討をおこなってきました。
がん患者様は、今後一人のドクターが支えるだけではなく、病院全体のチームが支え、やがては地域の医師や在宅看護師さんなど近隣の医療スタッフ全員で連携して支えていく時代になっていくと思います。
そのきっかけを、川崎市から発信できれば良いなと思っています。
まだまだやることはたくさんありますよ。
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乳腺MRI検査について
乳腺の検査といえば、視触診、マンモグラフィー、乳腺エコーであることは、みなさんお分かりですよね。
最近はさらに乳腺MRI検査も併用し、マンモグラフィーではみつからない病気もみつけよう、という方向に向かっています。
アメリカ乳癌検診ガイドラインでは、乳癌ハイリスク群の方に対する乳癌検診に乳腺MRIを採用する方向で進んでいます。
本日は、乳腺MRIの有用性について考えていきましょう。
このように乳腺MRIの重要性が認められておりますので、私たちの病院でも乳がんの患者様には必ず乳腺MRI検査をおこない、乳がんの広がりについて調べるのと同時に他にがんが隠れていないかを見極めています。
先日、ナグモクリニックへ乳房再建手術の研修に行ってまいりました。
南雲先生の外来診療と手術に立ち会わせていただき、その素敵な人柄と素晴らしい手術テクニックに感動いたしました。
わたし自身も女性の味方であると自負しておりますが、「南雲先生も女性の味方だ!」と思いました。
また今度、もう一度お伺いしてお話をお聞きしてまいります。
私たちの病院でも今すぐには乳房再建はできませんが、二期再建は南雲先生と連携して行うことができます。
つらい病気と立ち向かう方法、気持ちを元気にする方法はたくさんあるのですからね。
もし何かお困りの場合は、ちょっと私にご相談してみてくださいね。
少しでもお役に立てますようにがんばりますから。
ちなみに南雲先生は菜食主義。
わたしは肉食主義。
今度一緒に南雲先生とお食事するときは、「わたしもベジタリアンです」と言って、がんばって泣きながらおつきあいしてきますね (^_^)v
↓うそはいけませんよ!堂々と大好物のお肉を注文してみなさい!とクリックお願いいたします。いつも応援ありがとうございます。
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最近はさらに乳腺MRI検査も併用し、マンモグラフィーではみつからない病気もみつけよう、という方向に向かっています。
アメリカ乳癌検診ガイドラインでは、乳癌ハイリスク群の方に対する乳癌検診に乳腺MRIを採用する方向で進んでいます。
本日は、乳腺MRIの有用性について考えていきましょう。
「多発乳がんの存在は乳房温存療法の適応を決定する際に重要な因子である。
乳房MRIは乳がん検出の感度が高く、多発乳がんの検出が期待されている。
乳房MRIの多発乳がんの検出に関しては、その有用性が報告されてきた。
MRIだけでしか描出できない多発乳がんが存在することは近年の論文で数多く報告され、Orelらは全体の34%の症例にマンモグラフィーにて検出できないMRI多発乳がんを認めたと報告している。
乳がん診療ガイドライン2008 検診・診断 から引用」
このように乳腺MRIの重要性が認められておりますので、私たちの病院でも乳がんの患者様には必ず乳腺MRI検査をおこない、乳がんの広がりについて調べるのと同時に他にがんが隠れていないかを見極めています。
先日、ナグモクリニックへ乳房再建手術の研修に行ってまいりました。
南雲先生の外来診療と手術に立ち会わせていただき、その素敵な人柄と素晴らしい手術テクニックに感動いたしました。
わたし自身も女性の味方であると自負しておりますが、「南雲先生も女性の味方だ!」と思いました。
また今度、もう一度お伺いしてお話をお聞きしてまいります。
私たちの病院でも今すぐには乳房再建はできませんが、二期再建は南雲先生と連携して行うことができます。
つらい病気と立ち向かう方法、気持ちを元気にする方法はたくさんあるのですからね。
もし何かお困りの場合は、ちょっと私にご相談してみてくださいね。
少しでもお役に立てますようにがんばりますから。
ちなみに南雲先生は菜食主義。
わたしは肉食主義。
今度一緒に南雲先生とお食事するときは、「わたしもベジタリアンです」と言って、がんばって泣きながらおつきあいしてきますね (^_^)v
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PETによる乳癌検診
健康診断でおこなうPET検査は一時期一世を風靡しました。
最近でも、原発不明癌や癌の全身への転移の状況をチェックするのに非常に重要です。
本日はPET検査による乳癌検診について考えてみたいと思います。
PETは優れた検査ですが、PETの結果を100%鵜呑みにしてよいかどうかを、また明日も検討しましょう。
今日は、先ほど手術が終了し非常に遅い夕食をいただきました。
でも、ゆっくり食べてる場合ではありませんでした。
「今日もみなさんにご挨拶をしなくちゃ」、とあわててブログの更新です。
「あわてていると誤字脱字が多いよ」とご指摘を受けることもあり、何度も慎重に見直しをするように心がけています。
それでも、おかしな文章の時は教えてくださいね。
半分意識を失いながらパソコンに向かっているときもありますので、みなさまお気をつけて。
今日はしっかり目をあけていますので大丈夫れすよ。
↓全然大丈夫じゃないじゃなーい!とクリックお願いいたします。いつも応援ありがとうございます。
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最近でも、原発不明癌や癌の全身への転移の状況をチェックするのに非常に重要です。
本日はPET検査による乳癌検診について考えてみたいと思います。
「FDGを用いたPET検査(FDG-PET)は様々な悪性腫瘍の検出に優れ、その有用性が報告されている。
FDG(Fluorine-18 fluorodeoxy-glucose) -PETは侵襲性が低く、一回の検査で全身の悪性腫瘍の検索ができるため、FDG-PETを用いた癌検診が検診センターなどで行われるようになっている。
乳癌はFDG-PETで検出可能な悪性腫瘍の一つであり、FDG-PETを用いた乳癌のスクリーニングが有用かどうかを検証した。
これまで乳癌のみを対象としてFDG-PETをスクリーニングに用いた報告はないが、全身の悪性腫瘍の検出を目的としてFDG-PETによる癌検診が行われている。
その中での乳癌発見率は、0.18%から0.21%と報告されている。
これは日本におけるマンモグラフィーと視触診を併用した乳癌検診における検出率0.31%よりも低い。
乳がん診療ガイドライン2008 検診・診断 から引用」
PETは優れた検査ですが、PETの結果を100%鵜呑みにしてよいかどうかを、また明日も検討しましょう。
今日は、先ほど手術が終了し非常に遅い夕食をいただきました。
でも、ゆっくり食べてる場合ではありませんでした。
「今日もみなさんにご挨拶をしなくちゃ」、とあわててブログの更新です。
「あわてていると誤字脱字が多いよ」とご指摘を受けることもあり、何度も慎重に見直しをするように心がけています。
それでも、おかしな文章の時は教えてくださいね。
半分意識を失いながらパソコンに向かっているときもありますので、みなさまお気をつけて。
今日はしっかり目をあけていますので大丈夫れすよ。
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マンモグラフィーのカテゴリー3 その4 ―石灰化についてー
いよいよ、聖マリアンナ医科大学 乳腺外科の先生方を囲んでの9月12日の勉強会の御報告の最終回です。
今日は石灰化についてです。
マンモグラフィーで“カテゴリー3ですよ”と言われた方に見られる石灰化は、もし悪性のものだとしてもlow grade malignancy、すなわち悪性度が低く、短期間で進行・転移する可能性は低いということを、まずお伝えしておきます。
しかし、まずはカテゴリー3の石灰化、といわれたら私たち乳腺外来担当医は、以下のように対応します。
すなわち、まずは乳腺エコーにより精密検査を行います。そして、
<1>石灰化を伴うしこり(腫瘤)を認めた場合、針生検により確定診断をつけます。
<2>石灰化を伴うしこりを認めない場合には、石灰化の分布と形状で再検討します。
・集ぞく微小円形・・・3-4ヶ月後マンモグラフィー再検査
・集ぞく淡く不明瞭・・3-4ヶ月後マンモグラフィー再検査であるが、針生検も考慮
・多形性不均一あるいは区域性微小円形・・マンモトーム
ごめんなさい。
本日はちょっと専門的すぎて難しいかもしれません。
でも、このように石灰化にも非常に細かい分類があって、でもカテゴリー3の石灰化は良性のことがほとんどですので、あまり深く心配しすぎないようにしてください。
今日は、そのことがお伝えできればそれで十分です。
昨日は映画館で“ポニョ”を観てきました。
不眠不休明けでしかも緊急手術終了後の夕方でしたので、映画の前半の記憶は全くないのですが、後半は非常に集中して観ました。とっても夢があって、どちらかというとディズニー映画に近いストーリーとなっており、私は大好きです。
終了後はしばらく、あの歌が耳の中でこだましつづけていましたけど・・・
(^ー^* )

今日は石灰化についてです。
マンモグラフィーで“カテゴリー3ですよ”と言われた方に見られる石灰化は、もし悪性のものだとしてもlow grade malignancy、すなわち悪性度が低く、短期間で進行・転移する可能性は低いということを、まずお伝えしておきます。
しかし、まずはカテゴリー3の石灰化、といわれたら私たち乳腺外来担当医は、以下のように対応します。
すなわち、まずは乳腺エコーにより精密検査を行います。そして、
<1>石灰化を伴うしこり(腫瘤)を認めた場合、針生検により確定診断をつけます。
<2>石灰化を伴うしこりを認めない場合には、石灰化の分布と形状で再検討します。
・集ぞく微小円形・・・3-4ヶ月後マンモグラフィー再検査
・集ぞく淡く不明瞭・・3-4ヶ月後マンモグラフィー再検査であるが、針生検も考慮
・多形性不均一あるいは区域性微小円形・・マンモトーム
ごめんなさい。
本日はちょっと専門的すぎて難しいかもしれません。
でも、このように石灰化にも非常に細かい分類があって、でもカテゴリー3の石灰化は良性のことがほとんどですので、あまり深く心配しすぎないようにしてください。
今日は、そのことがお伝えできればそれで十分です。
昨日は映画館で“ポニョ”を観てきました。
不眠不休明けでしかも緊急手術終了後の夕方でしたので、映画の前半の記憶は全くないのですが、後半は非常に集中して観ました。とっても夢があって、どちらかというとディズニー映画に近いストーリーとなっており、私は大好きです。
終了後はしばらく、あの歌が耳の中でこだましつづけていましたけど・・・
(^ー^* )
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マンモグラフィーのカテゴリー3 その3
聖マリアンナ医科大学 乳腺外科の先生方を囲んでの9月12日の勉強会の御報告を、もう少し続けさせてください。
マンモグラフィーのカテゴリー3、つまり精密検査が必要と言われた方の中で、腫瘤を指摘された方に対する検査・治療方針をお伝えします。
やはり、この場合もまずは乳腺エコーを行います。
エコーは、ゼリーを塗って超音波を使用して乳腺の検査をおこなうもので、全く怖くない検査です。
乳腺エコーで嚢胞と言われた方は、「完全に良性です」、という意味ですので、1年後の定期検査でよいと思います。
線維腺腫です、と言われたときは本当の良性かどうかを調べる意味での針生検をお勧めします。
乳管内乳頭種という疾患もありますが、これは最近はMRIや針生検で性格に診断でき、特にいきなり手術にはなりません。
基本的には、線維腺腫や乳管内乳頭腫は大きさで経過観察を行ってまいります。
昨晩入院された、おなかの痛いおばあちゃまの緊急手術が今終わったところです。
100歳近いおばあちゃま。
無事に手術終了いたしました。
早く元気になってね p( ´∇` )q
それではまた。
マンモグラフィーのカテゴリー3、つまり精密検査が必要と言われた方の中で、腫瘤を指摘された方に対する検査・治療方針をお伝えします。
やはり、この場合もまずは乳腺エコーを行います。
エコーは、ゼリーを塗って超音波を使用して乳腺の検査をおこなうもので、全く怖くない検査です。
乳腺エコーで嚢胞と言われた方は、「完全に良性です」、という意味ですので、1年後の定期検査でよいと思います。
線維腺腫です、と言われたときは本当の良性かどうかを調べる意味での針生検をお勧めします。
乳管内乳頭種という疾患もありますが、これは最近はMRIや針生検で性格に診断でき、特にいきなり手術にはなりません。
基本的には、線維腺腫や乳管内乳頭腫は大きさで経過観察を行ってまいります。
昨晩入院された、おなかの痛いおばあちゃまの緊急手術が今終わったところです。
100歳近いおばあちゃま。
無事に手術終了いたしました。
早く元気になってね p( ´∇` )q
それではまた。
マンモグラフィーのカテゴリー3 その2
聖マリアンナ医科大学 準教授 緒方 晴樹先生と助教 川本 久紀先生を囲んでの勉強会の御報告です。
マンモグラフィーのカテゴリー3、つまり精密検査が必要と言われた方は、次の3つが原因で引っかかってしまったと考えられます。
1.FAD(局所的非対称性陰影)
左右の乳腺組織を比較したときに、はっきりとした腫瘤とは断定できないが、左右を比較すると境界部が不鮮明な非対称性局所濃度としてみとめられるもの。
2.腫瘤
いわゆるしこりが写っているもの。
3.石灰化
この石灰化を心配される方が最も多いです。
今日はFADについてです。
まず、カテゴリー3のFADと診断された方は、ほとんど心配はいらないと思います。
方針としては、FADで引っかかって乳腺外来を受診されましたら、まず乳腺エコーを行います。これによりしこりが写らなければ、まず次回1年後定期検査で構わないと思います。
そしてまた、念のためにもう一度マンモグラフィーを行ってみれば、そのFADは何でもありませんでした、という場合もあります。
乳腺エコーではっきりとしこりとして見つかった場合には、さらにわたしたちは針生検などを行って、絶対大丈夫であることを証明してさしあげております。
明日は腫瘤について考えてまいりましょう。

昨日は、第810回 外科集談会での発表でした。
高齢の直腸癌の患者様に対する抗癌剤治療の有効性に関する報告でした。
私たちの病院が、今回この会に初めての参加でしたので、主催の昭和大学藤が丘病院の先生方や他の先生方にも、ご挨拶をしっかりしてまいりました。
私たち外科医は、何でもかんでも手術すれば良いとは思っていません。
色々な治療手段を持っていて、そのなかでうまく治療を組み合わせて対応しているのです。
一般的に考えられているように、手術が大好きで、やりたくてやりたくて、という理由で外科医を続ける先生は、少なくとも私の周りにはいません。
私を含めて外科医たちのほとんどは、
「少しでも多くの手段で患者様を治してさしあげたい、そのためには外科医で有り続けなければならない。」
そんな思いを持って外科医を続けているんですよ。
意外でしたか? (*^_^*)
そうそう、わたしたちの病院のホームページのデザインが一新されました。
よかったら見てみてくださいね。
マンモグラフィーのカテゴリー3、つまり精密検査が必要と言われた方は、次の3つが原因で引っかかってしまったと考えられます。
1.FAD(局所的非対称性陰影)
左右の乳腺組織を比較したときに、はっきりとした腫瘤とは断定できないが、左右を比較すると境界部が不鮮明な非対称性局所濃度としてみとめられるもの。
2.腫瘤
いわゆるしこりが写っているもの。
3.石灰化
この石灰化を心配される方が最も多いです。
今日はFADについてです。
まず、カテゴリー3のFADと診断された方は、ほとんど心配はいらないと思います。
方針としては、FADで引っかかって乳腺外来を受診されましたら、まず乳腺エコーを行います。これによりしこりが写らなければ、まず次回1年後定期検査で構わないと思います。
そしてまた、念のためにもう一度マンモグラフィーを行ってみれば、そのFADは何でもありませんでした、という場合もあります。
乳腺エコーではっきりとしこりとして見つかった場合には、さらにわたしたちは針生検などを行って、絶対大丈夫であることを証明してさしあげております。
明日は腫瘤について考えてまいりましょう。
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昨日は、第810回 外科集談会での発表でした。
高齢の直腸癌の患者様に対する抗癌剤治療の有効性に関する報告でした。
私たちの病院が、今回この会に初めての参加でしたので、主催の昭和大学藤が丘病院の先生方や他の先生方にも、ご挨拶をしっかりしてまいりました。
私たち外科医は、何でもかんでも手術すれば良いとは思っていません。
色々な治療手段を持っていて、そのなかでうまく治療を組み合わせて対応しているのです。
一般的に考えられているように、手術が大好きで、やりたくてやりたくて、という理由で外科医を続ける先生は、少なくとも私の周りにはいません。
私を含めて外科医たちのほとんどは、
「少しでも多くの手段で患者様を治してさしあげたい、そのためには外科医で有り続けなければならない。」
そんな思いを持って外科医を続けているんですよ。
意外でしたか? (*^_^*)
そうそう、わたしたちの病院のホームページのデザインが一新されました。
よかったら見てみてくださいね。
マンモグラフィーのカテゴリー3
このタイトルでピンと来る方は、かなりきちんと勉強されているかたですね。
マンモグラフィーの検診を受けた際に、戻ってきた結果によく書かれています。
これは、いわゆる「良性と悪性の両方の可能性があるので注意しなさいよ」というグレーゾーンの結果なのです。
一般的には、乳がんであることはわずか10%なのですが、女性にとっては一大事です。顔色を変えて診察室にとびこんでいらっしゃいます。
昨日の乳がんの勉強会では、このマンモグラフィーカテゴリー3の方に対する、私たち乳腺外来担当医の行うべき検査・治療方針に関するお話でした。
たくさんの充実した内容を議論してきましたので、少しずつ紹介いたしますので少しお待ち下さい。

今日は13時30分から抗癌剤に関する私の発表が東京であるのですが、12時20分現在 まだ自分の病院におります。
今から東京に向かいます。
ほんとに、スリリングでしょ (^_^)v
マンモグラフィーの検診を受けた際に、戻ってきた結果によく書かれています。
これは、いわゆる「良性と悪性の両方の可能性があるので注意しなさいよ」というグレーゾーンの結果なのです。
一般的には、乳がんであることはわずか10%なのですが、女性にとっては一大事です。顔色を変えて診察室にとびこんでいらっしゃいます。
昨日の乳がんの勉強会では、このマンモグラフィーカテゴリー3の方に対する、私たち乳腺外来担当医の行うべき検査・治療方針に関するお話でした。
たくさんの充実した内容を議論してきましたので、少しずつ紹介いたしますので少しお待ち下さい。
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今日は13時30分から抗癌剤に関する私の発表が東京であるのですが、12時20分現在 まだ自分の病院におります。
今から東京に向かいます。
ほんとに、スリリングでしょ (^_^)v
腋の下のリンパ節の針生検
もう少しだけ痛い検査のお話をさせてください。
あっ、でも本当は痛くないように丁寧に行っていますのでご心配なく。
お話の内容的には、痛い感じがする、という意味ですよ。
「野口: 腋窩リンパ節の腫大(はれ)があるときに、超音波ガイド下(超音波を見ながら)に穿刺吸引細胞診を行って、癌の転移がみつかればセンチネルリンパ節生検をおこなうまでもなく、腋窩リンパ節郭清を行います。
霞: 腋窩のリンパ節に関しては、太針生検はちょっと危険でできませんから、穿刺吸引細胞診です。
転移か否か細胞診でよく診断できます。」
日本医師会雑誌 2008年 7月号より引用 敬称略ですいません。
本日はまた、救急車で大忙しとなってしまっております。
一瞬のスキを見つけて、「おっと十二時が近い!!」とあわてて、更新にまいりました。
今日はバタバタしてごめんなさい。
また明日ゆっくりお時間が作れれば、またゆっくり更新いたします。
私のブログに本日もご訪問いただきありがとうございます。
救急車がまたおいでになったので、行ってきます。
おなかがへってきました・・・
あっ、でも本当は痛くないように丁寧に行っていますのでご心配なく。
お話の内容的には、痛い感じがする、という意味ですよ。
「野口: 腋窩リンパ節の腫大(はれ)があるときに、超音波ガイド下(超音波を見ながら)に穿刺吸引細胞診を行って、癌の転移がみつかればセンチネルリンパ節生検をおこなうまでもなく、腋窩リンパ節郭清を行います。
霞: 腋窩のリンパ節に関しては、太針生検はちょっと危険でできませんから、穿刺吸引細胞診です。
転移か否か細胞診でよく診断できます。」
日本医師会雑誌 2008年 7月号より引用 敬称略ですいません。
本日はまた、救急車で大忙しとなってしまっております。
一瞬のスキを見つけて、「おっと十二時が近い!!」とあわてて、更新にまいりました。
今日はバタバタしてごめんなさい。
また明日ゆっくりお時間が作れれば、またゆっくり更新いたします。
私のブログに本日もご訪問いただきありがとうございます。
救急車がまたおいでになったので、行ってきます。
おなかがへってきました・・・
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