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  • 腫瘍マーカー

    2008年4月3日

     こんばんは。

    がん細胞が産生したり、がん細胞に反応する物質を腫瘍マーカーと言います。少量の採血で検査します。

     乳癌の腫瘍マーカーとしては、CA15-3, CEA, NCC-ST-439, BCA225などがあります。でも早期癌では異常値にはならず、転移があっても異常値を示さない場合があります。

     あくまでも癌の補助的な検査ですが、異常値を呈する場合には、この数字を参考に治療を進めて行きますので、とても大切な検査です。

     乳癌検診の際には、いきなりこれらを検査することはありませんが、もし明らかに癌が確定的な場合には、いろいろな検査と同時に腫瘍マーカーの検査も行います。

     今日は、川崎市乳癌検診のマンモグラフィー二次読影の日でした。マンモグラフィー100人分を、チェックしてきました。

     これからも、みなさんの命を守るために一生懸命がんばってまいりますので、よろしくお願いいたします。
     

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    骨シンチグラフィー

    2008年4月2日

     こんばんは。
    今日は、乳癌の転移を調べる検査の一つ、骨シンチグラフィーについてお伝えします。

     骨シンチグラフィーは、わずかな量のアイソトープ(放射性物質)を患者さんの血管の中にお注射し、体から発するガンマ線を感知し画像にあらわす検査法です。

     この検査は、癌の骨転移を調べる検査です。でも、骨折や骨の炎症でも陽性と出てしまうのが、悲しいところです。

     従って、骨シンチグラフィーで確定的な診断が得られるわけではなく、骨シンチグラフィーで陽性と判断された部分を、CTやMRIやレントゲン検査で再確認して、診断をつけます。

     通常、骨転移には痛みを伴います。もし乳癌の手術後で、骨の痛みを感じるようになったら、安心のために一度骨シンチグラフィーを受けておくと、安心ですよ。

     わたしも、乳癌術後のかたとお話していて、「最近肋骨が痛いんです。」というような会話がでるとドキッとします。でも、骨シンチグラフィーやCTで異常が見つからないと、私も患者さんもほっとしてにっこりしますラッキー
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    乳腺の組織診

    2008年3月25日

    今日は組織診についてご説明します。

    細胞診は、細い針を使用しておこなう検査ですが、組織診は太めの針を使用して行います。

    もちろん、しこりを刺す前に細い針で痛み止めのお注射は行いますので、心配はありませんけどね。

    組織診は、しこりに向かって超音波画像をみながら針を進めていきます。そして、しこりの手前で針の先端を止めます。

    そこで、この針についているスイッチを押すと、針がそこから約3cm一瞬で前に進みます。

    この、進んだ3cmの間に入り込んだ組織を、顕微鏡の検査に出すのです。

    組織診の癌の確定診断の信頼度は95%ぐらいあり、私も患者さんの安心のために積極的に行っています。

    しこりがあると言われて、でも様子をみましょうと言われて、不安に思っていらっしゃる方には、ぜひ一度受けていただきたい検査です。

    もちろん、あまりにも小さいしこりにねらいを定めるのは難しいので、状況をしっかり判断して行うことにしています。

    今日も外来で組織診の結果が良性とはっきりでて、にっこり笑顔でおうちに戻られた方が、いらっしゃいましたよ。わたしも、とてもうれしくてにっこりしました。

    もし、東京、神奈川、川崎、横浜、関東にお住まいのかたで、ご相談においでになりたいかたは、いつでもお待ちしています。

    乳がん検診は決してこわいものではありません。
    乳癌検診はご自分とご家族の安心のためのものですからね。
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    乳腺の細胞診検査

    2008年3月24日

     乳腺外科で乳癌検診を受けて、精密検査が必要になった時のことについてお話します。
    乳腺外科の触診でしこりがみつかったら、マンモグラフィーも当然行いますが、同時に超音波検査(エコー検査)もすることになります。

     そしてもし超音波検査ではっきりとしこりが確認された場合には、次にその細胞や組織を顕微鏡検査に提出します。

     ここで、ちょっとだけ痛いお話になります。つまり、このしこりに針をさしてしこりの成分を吸い出したり、針で一部を切り取ったりするのです。

     このうち細い針で、細胞を吸い出す検査が細胞診です。この方法は、上手にねらいを定めて針をしこりの中に進めていきます。

     そして針が細いため、なかなか細胞成分が吸い出せないので、約30秒ほど注射器をシャカシャカと引いて、細胞成分を十分に吸い出します。

     このときの注意事項としては、肺が乳腺のうしろにあるので、肺を傷つけないようにすることです。

    この検査は針が細いので、比較的痛みを感じることは少ないです。でも、この検査では細胞の量が不十分だったり、検査結果があいまいであることが多いのが問題です。

    そこで私個人的には、組織診といって太めの針でしっかりと組織を切り取って、検査に出し精密度の高い検査結果を皆様に提供できるようにしています。

    組織診については、また明日お話します。

    このブログと、にっこり乳癌検診のホームページを訪れてくださる方が、増えてきているようで、とてもうれしいです。

    Ringoさん、コメントありがとうございます赤りんご。みなさんの幸せのために、これからもがんばってまいりますので、よろしくお願いします。
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    超音波ガイド下乳房腫瘍針生検

    2008年3月7日

    針をしこりにさして行う検査には、2つあり一つは細胞診でもう一つは組織診です。
    何が違うかと言えば、針の太さが違います。
     
     細胞診は、通常の注射用の細い針を使います。そして、しこりの成分をじわじわと吸い込んで顕微鏡の検査に出します。この検査の良いところは、針が細いので抵抗なくしこりにさしこんでいくことができ、患者さんの痛みも少ないことです。

     一方組織診は、ボールペンの芯ぐらいの太い針を刺していきます。もちろん、痛み止めを十分使用して行うので、痛みは最小限ですが、なかなか針が太くて脂肪の中を針が進んでいくのに困難さが伴います。慣れない先生では、なかなかしこりにも針がささらず、検査の精度が落ちてしまいます。慣れた医師が行うと、確定診断の精度は95%以上です。私たちも、患者さんに早くしこりの確定診断をしてさしあげたいので、精度の低い細胞診よりも精度の高い組織診のほうを、積極的に行っています。

     今日は、私は4人の患者さんに組織診を行いました。
    いずれも、慎重に丁寧に針を刺して組織診に提出してきました。
    皆さん、痛いとおっしゃる方はいらっしゃいませんでした。

    こわくない、痛くない乳癌検診を目指しておりますので、みなさんどうぞお友達と一緒に、わたしたちの乳腺外来を軽い気持ちでノックしてください。

    もしも東京、神奈川で乳腺外来をお探しでしたら、いつでもお気軽にどうぞ。その前に、もし疑問や質問がありましたら乳癌相談室へどうぞ。

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    マンモグラフィーのこと

    2008年3月4日

    マンモグラフィーについてお話します。

    マンモグラフィーについては、みなさんいろいろなお話を聞いていると思います。
    今日の外来でも、「みんながマンモグラフィーは痛いからやめたほうが良いと言っています」、とおっしゃる患者さんがいらっしゃいました。

     マンモグラフィーは、痛いか痛くないかというお話では、答えは「全く痛くないと言えばうそになる。」ということでしょうか。

     胸を、撮影用の透明な板で上下から、そして左右からはさんで撮影するので、痛みがゼロではありません。でも、乳房をそのままふっくらと撮影するのでは、真っ白にうつってしまって、病気を見落としてしまいます。

     そこで、しっかりと乳房をはさんで、十分に薄くして撮影するのです。こうすることによって、病気の見落としを防ぎます。

     もちろん、乳房に炎症があるかた(いわゆる乳腺炎)や生理中の張った乳房の方などは、やはり痛みを伴ってしまうのであまりお勧めできません。ただし、医師の判断で行う場合はあります。

     私たちは、少しでも乳がんで悲しむ女性を減らせるように、がんばっております。マンモグラフィーも、女性技師さんによりやさしく行っております。

     マンモグラフィーをご希望の方は、乳腺外来受診をどうぞ。東京、町田、神奈川、横浜、川崎で乳腺外来受診をご希望される方は、まずはにっこり乳癌検診をのぞいてみてくださいね。

     それでは、続きはまた明日です。

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    マンモトームについて

    2008年2月18日

    マンモトームについて、昨日の朝日新聞に特集が組まれていました。いかにマンモトームが、簡単でつらくないか、マンモトームのある病院やクリニックで乳癌検診を受けましょうという内容でした。

    しかし、このようなまぎらわしい記事はあまり載せないでほしいと思います。

    これで、乳癌検診にみなさまが関心を持っていただけるのであれば、大いに結構なのですが、多くの場合はマンモトームがない病院やクリニックはだめな病院という印象を皆さんに植え付けてしまうからです。

    乳癌検診の最初の段階は、まず視診触診とマンモグラフィーならびに乳腺超音波検査を受けることから始まります。そのなかで、本当にマンモトームが必要な方はごく一部ですので、ご心配なく。

    まずは、お近くの乳腺科あるいは外科外来のある病院、クリニックで診察を受けてください。
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    石灰化とは

    2008年2月16日

    乳癌検診を受けたことがあるかたは、石灰化という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

    マンモグラフィーで、白く細かい砂粒のように写るもののことです。

    これは、分泌型と壊死型に分かれ、分泌型は乳管または小葉内の分泌物の中に形成される石灰化です。これは、良性と悪性の両方の可能性があります。

    一方、壊死型は壊死によって形成されます。これは悪性石灰化の代名詞であり、その特異的な形だけで悪性と診断がつくこともあります。

    ぜひ。一刻も早く乳癌検診を皆様が受けられることを希望します。

    そして、一刻も早く安心を手に入れてにっこりできますように。
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    乳房MRI検査について

    2008年2月15日

    乳癌検診に必要な検査として、視診触診とマンモグラフィ、そして乳腺エコーがあります。

    これらの検査を組み合わせて、合格かあるいは不合格を見極めていきます。

    これで診断がつかない場合には、状況によりますが乳腺のMRI検査が有用であることがあります。

    MRI検査は、体に無害で、何回でも行うことのできる検査の一つです。

    これでも診断がつかない場合には、しこりに針をさして組織をとり診断をつけていきます。

    痛い思いをする前に、MRI検査を希望される方は、担当医の先生に聞いてみてください。

    もしMRI検査の有用性をご存じない先生でしたら、受診先を考えなおした方がよいかもしれません。
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    乳腺超音波検査

    2008年2月14日

    乳腺マンモグラフィーとともに重要な検査が、超音波検査です。

    これは人に聞こえない高周波の音のことです。

    体には全く害はなく、触診や自己検診で気づかれないしこりまで見つけ出します。

    最近は女性技師さんによる検査が人気があります。

    是非あなたもどうぞ。
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