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  • センチネルリンパ節生検による腋窩リンパ節郭清省略の妥当性

    2008年6月11日

    「乳癌手術の縮小化が進み、術後後遺症の主なものは腋窩リンパ節郭清に伴う上腕の浮腫、知覚異常、腋窩のリンパ液貯留である。

    また、術前検査にて腋窩リンパ節転移陰性症例に対する腋窩郭清は生存率向上に寄与しないと考えられる。

    従って、センチネルリンパ節生検は術前検査にて臨床的に腋窩リンパ節転移陰性と考えられる症例への標準リンパ節郭清を省略する非常に有効な方法として有望視されている。」
    乳癌診療ガイドラインより

    私たちはより多くの患者様を後遺症から守るため、乳癌の手術の際にセンチネルリンパ節生検を採用し行っております。

    ぜひご相談くださいませ。


    明日は朝の8時30分から学会発表があるので、その準備を今しています。

    準備をほどほどにして早く寝ないと寝坊してしまいそうです。

    朝の8時30分からの発表なので何人ぐらいが聞きにきてくれるか、多少の不安はありますが人数が少なくても楽しみたいと思います。

    昨日の救急当直の影響で、ものすごく今眠いのでちょっと半分意識が遠のきながら文章を入力していることを、お許しください。

    もう今日はおしまいにします。

    またあしたzzz


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    乳房切除術における乳頭・乳輪温存について

    2008年6月9日

    「乳頭温存乳房切除術についてはCenseらの文献レビューでも、乳房切除術例において高率に乳頭への進展があることから、その適応はきわめて限定される。

    最近では、乳頭から2cm以上離れた腫瘍で、乳頭直下の迅速病理検査で陰性であるなど一定の制約下では安全に行い得るとされる報告もある。

    しかし、一般に乳頭温存乳房切除術の安全性に関するコンセンサス(合意、意見の一致)はない。」
                             乳癌診療ガイドラインより


    乳房と同様、女性にとって乳頭も非常に大切な体の一部であることは十分に分かっておりますが、乳頭を温存(のこす)することによって癌が残ってしまう可能性が高くなると予想される場合には、この乳頭温存手術は行わない方がよいと考えます。


    さて、昨日はすっかり秋葉原の事件の影響で、川崎幸病院救急外来の様子がほとんど放映されませんでした悲しい

    先ほどフジテレビのディレクターのヒトシ様が、わざわざお電話をくださいました。撮影の時にずっと、私とともに徹夜をしてくださったかたです。

    「実際にはもっと先生の放映時間が長かった予定でしたが、秋葉原の事件の放映が決定してからあわてて、もっともっと短く編集し直さないといけなくなりました。ただ、先生の救急に対するお考えだけは必ず伝えなくてはという気持ちで編集をしました。」

    こんな御丁寧なお電話をいただきました。

    実際の放送の中で私のお話の時間は大変短かったのですが、自分のなかではこのディレクター様のお電話のおかげさまでとても元気な気持ちになりました楽しい

    きっと、最も残念にそして悔しく思っていらっしゃるのは、このディレクター様とカメラマン様であるに違いないと思っています。どうもありがとうございました。お疲れ様でした。

    これからも救急医療だけでなく、あらゆる癌の治療に関しても精力的に取り組み、より多くの方が幸せになれるような活動をしていきたいと思っています。

    それでは、また今から緊急手術に向かいますのでこれにて更新を終了いたしますジョギング

    今後とも皆様よろしくお願い申し上げますニコニコ

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    乳房切除術における乳房皮膚温存について

    2008年6月8日

    「乳房温存療法の適応からはずれた乳癌に対しては、胸筋温存乳房切除術が標準術式である。

    しかし、一部の症例については乳房表面の皮膚を温存する手術が可能である。

    乳房表面の皮膚を温存できると一期的乳房再建術の併用によりすぐれた整容性が期待できる。

    ただ、乳房皮膚温存手術は乳頭・乳輪切除が原則であり、生検をおこなった創や浸潤の疑いのある皮膚は随時切除される。

    皮膚を可能な限り温存する(のこす)以外は、手技的に通常の乳房切除術と何ら変わるところはない。

    Cunnickらは、この術式の適応としてT1/T2の早期癌、多発乳癌、非浸潤性乳管癌および家族性乳癌に対する予防的乳房切除術をあげている。

    一方、炎症性乳癌や広範な皮膚進展のあるものは禁忌(行ってはいけない)である。

    最も症例数の多いCarlsonらの報告では非浸潤性乳管癌が多数を占めるものの、乳房皮膚温存手術後の平均観察期間65.4ヶ月で局所再発率は5.5%と低率であったとしている。

    このことから、乳房温存術の適応を超えた広範囲の非浸潤性乳管癌は乳房皮膚温存手術の最も良い適応であると考えられる。」
                                            乳癌診療ガイドラインより

    一般的には、乳房皮膚温存手術は乳房再建手術が可能な病院で、限られた患者様に対して行う手術と位置づけられています。

    ただし、どうしても乳房再建をお望みの方は、専門の病院に受診してご相談いただくことをお勧めいたします。


    昨日は、男子バレーボールがベテラン荻野さんを中心に16年ぶりのオリンピック出場を決めました。以前のバレーボール特集で荻野さんを見て、“がんばれっ!”と思ってました。本当におめでとうございます。くやしさをバネにする男は絶対に成功しますね。

    その一方、本日白昼に秋葉原で凄惨な通り魔事件が起きたりしています。なぜ、このような暗く悲しい事件がおきるのでしょうか。

    犯人はなぜ人の命の大切さに気づかずに今まで生きてきてしまったのでしょうか。

    誰にも人の命を奪う権利はないのに!!

    一生懸命病気に負けないように闘っている患者さんがたくさんいるというのに!!



    今晩のフジテレビの番組プレミアAは、バレーボールと通り魔事件と三谷幸喜監督のお話で終わってしまうと思われます。

    今日は救急医療についての放送は、もしかしたら無いと思いますので、期待しないで待ってみましょう。もし、放送されなかったら待っていてくださった方ごめんなさい。

    また一生懸命がんばって、犯人たちに負けないように、もっともっとたくさんの人々を怪我や事件や病気から守っていきますから!!

    今後も見ていてください。
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    腋窩リンパ節郭清について

    2008年6月7日

    今日は、“腋窩リンパ節郭清には治療的意義があるか”です。

    「腋窩リンパ節郭清に関するランダム化比較試験として代表的なNSABP B-04という臨床試験がある。

    この臨床試験では、stage Ⅰ,Ⅱの臨床的に腋窩リンパ節転移陰性乳癌症例を3群に分け、①胸筋合併乳房切除術、②単純乳房切除術+腋窩の放射線療法、あるいは③単純乳房切除術+二期的腋窩リンパ節郭清をおこなった。

    一方臨床的に腋窩リンパ節転移を認める症例を2群にわけ、①胸筋合併乳房切除術、あるいは②単純乳房切除術+腋窩の放射線療法を行った。

    その結果、10年のみならず25年という長期フォローアップの成績でも、生存率において前者の3群間および後者の2群間に有意差を認めなかった。

    そこで、一般には腋窩リンパ節郭清は生存率向上に寄与しないとみなされている。

    しかし、腋窩リンパ節郭清は局所制御の目的でおこなう意義はある。」
                          乳癌診療ガイドラインより


    このように、乳癌に対する手術において、積極的に腋窩リンパ節郭清を行う意義は薄れてきています。しかし、転移したリンパ節が皮膚に炎症をおこして出血したり、痛んだりということを防ぐ意味で転移したリンパ節を切除します。これが局所制御です。

    また、転移が何個のリンパ節にあるかによってその後の治療方法が異なるので、その診断のためにリンパ節郭清を行います。

    しかし、できる限り不必要なリンパ節郭清を行わなくて済むように、私たちはセンチネルリンパ節生検という方法を取り入れています。


    今日はみなとみらいのパンパシフィックホテルで胃癌の勉強会がありました。

    慶応義塾大学消化器外科教授の北川雄光先生のお話を伺ってきました。主に、早期胃癌に対する腹腔鏡手術に関するお話でした。

    私たち川崎幸病院でも、早期胃癌に対する腹腔鏡手術を行っておりますので、自分たちの治療方法が日本の中でも最先端のものであることを再確認してまいりました。

    御講演のあとに、北川先生とお話しごあいさつをさせていただきました。そして今後も御指導をいただけるように、お願いしてまいりました。

    川崎地区にも慶応義塾大学出身のの先生方がたくさんいらっしゃるので、多くの先生方と今後ももっともっと交流を深めさせていただきたいと考えております。

    つねに勉強会に参加し、日本の権威の先生方のお話をうかがい、自分たちの行っている診療が正しいことを再確認する、そしてより良いと思うことを取り入れて明日の診療につなげていくことを常に心がけております。


    明日の番組ではどんな感じでフジテレビのディレクター様が編集してくださっているかどきどきします。とっても穏やかなディレクター様で、撮影の合間もとても楽しく過ごさせていただきました。良い経験になりました。

    日々起きていることすべてのことが自分にプラスになっていると感じながら生きていますラッキー


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    乳房温存手術と乳房切除術

    2008年6月4日

    今日のお話は
    “stage Ⅰ,Ⅱの浸潤性乳癌に対する局所療法で乳房温存療法と乳房切除術で生存率に差があるか”、です。

    「現在日本において、stage Ⅰ,Ⅱの浸潤性乳癌(主に腫瘍の直径が3cm以下)に対する標準的局所療法として乳房温存療法(乳房温存手術と温存乳房への術後放射線治療)が定着している。

    1972年から1989年までに行われたstageⅠ,Ⅱを中心とした乳房温存療法と乳房切除術との6つのランダム化比較試験のすべてにおいて生存率の有意差は認めなかった。

    そこでstageⅠ,Ⅱの浸潤性乳癌症例が乳房温存療法の治療対象に推奨された。

    メタアナライシスによる長期成績においても、2つの局所治療群間に生存率の有意差は認めず、さらに20年経過した2つの試験においても生存率の有意差は認められていない。」
                           乳癌診療ガイドライン

    このようにしっかりと温存手術をおこない、手術後に放射線治療を行うことにより、乳房切除術と同じ成績が証明されています。

    患者様個人個人で病気の大きさや病気のタイプが異なりますので、乳房温存手術が可能かについては、くわしく乳腺外来の先生にお話を聞いてみてください。


    来週は、緩和ケア委員会を病院で開催するので、また委員長として準備をしています。今回は、緩和医療に関する勉強会を行い、また今後の緩和ケアチームの活動についての検討会を行いたいと思っています。

    緩和医療は、ご存じのかたとご存じでない方がいらっしゃると思いますが、苦痛や不安な気持ちを取り除いてさしあげる治療のことです。

    癌の患者様は、告知された瞬間から不安な気持ちが生まれ、そして病気の状態によって痛みや精神的苦痛を感じることがあります。

    私たち医師は、癌を治療しながらも、同時に患者様の気持ちも癒してさし上げるのが、使命と考えていますので、常に患者様の気持ちになって様々なご提案をさせていただくようにしています。(私を受診されて、至らない点にお気づきの場合はおっしゃってくださいね。)

    医者の中には、癌の治療を手術担当、抗癌剤担当、緩和医療担当と分けて考える先生も多くいますが、私はすべての治療を一人の医師が担当できたら、患者様も御家族も安心するのではないか、と思って日々勉強をしています。

    私の担当はここまで、あとは知りません、というようなドクターではいけないと思っています。幅広い分野の勉強をして、どんどんできることを増やしていくのが医師の義務であると考えますニコニコ

    いろいろな意見の方がいらっしゃると思いますが、医者にも様々なタイプがいますので、こんな考えの医者もいるということだけお伝えしておきますね。

    それではまた。
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    胸筋温存乳房切除術

    2008年6月3日

    今日は、最近の乳房切除術における一般的な手術方法である胸筋温存乳房切除術についてお話します。

    「1980年代中頃までは、乳癌の手術方法として胸筋合併乳房切除術あるいは拡大乳房切除術が一般的であった。

    アメリカとイギリスにおいて、それぞれ独自に胸筋合併乳房切除術と胸筋温存乳房切除術を比較したランダム化比較試験がなされている。

    そのいずれにおいても、両術式間に生存率、健存率、局所制御率に有意の差を認めていない。

    こうして、1979年National Cancer Institute(NCI)主催のConsensus Development Conferenceにおいて胸筋温存乳房切除術が標準的な乳房切除術式として評価された。」
                                   乳癌診療ガイドラインより

    私たちは、いつも患者様の病気の克服のためにはどの方法が良いかを考えながら、手術方法やその後の治療方法を考えております。

    いつものことですが、最近は特に乳腺のご病気の患者様のご不安がとれますように、しっかりとお話を聞かせていただき、たっぷりとご説明をさせていただくようにしております。

    このために、皆様をお待たせすることがあり、みなさまには大変申し訳なく思っております。

    でも、患者様とのお話を適当に終わらせることは絶対に自分を許せないので、これからもじっくりとお話を聞かせていただきます。よろしくお願い申し上げます。


    今日から、荻原 浩(おぎわら ひろし)さんの本を読み始めようと思っています。題名は“さよならバースディ ”です。まだ読んでいないのでコメントが難しいのですが、荻原 浩さんは非常に個性的な魅力のある内容の小説をお書きになります。

    今までに読んだ中でも楽しかったのは“なかよし小鳩組 ”です。

    とある、ちいさなつぶれそうな広告代理店に大きな仕事が舞い込んで喜んでいたところ、その仕事内容は小鳩組のイメージアップ作戦でした。このかわいらしい組の正体はなんと・・・・!

    とにかく自由な発想での突拍子もない内容ですので、きっと皆様も楽しめると思います。

    気持ちに元気のない時は、いろいろな楽しいことを見つけて、元気になれるようにしましょう。もし体調が悪くて元気のないときには、私がご相談に乗りますからね。

    人に自分の気持ちを少し打ち明けるだけで、気持ちは明るくなれるものですよ。

    いつも前を向いて、たまに後ろを振り返るぐらいで、ちょうど良いと思います。

    それではまた、楽しいことがあったらこちらでお知らせしますね楽しい


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    乳房温存手術の適応

    2008年4月27日

    今日は乳房温存手術が可能な乳癌についてお話します。

    いわゆる乳房温存療法の適応というものです。これは、以下の通りです。

    ①腫瘍の大きさが3cm以下
    ②画像診断で広範囲の乳管内進展がみられないもの
    ③多発病巣(病気がいくつも存在すること)がないこと
    ④患者様がご希望されること
    ⑤放射線治療が可能なこと、つまり重篤な膠原病の合併がないこと、同側胸部の放射線治療の既往がないこと

    以上ですが、実際には患者様のご希望とあわせて適応を決めていきます。

    女性の大事な乳房ですから、私たちも慎重に適応を考えます。ただし、乳房温存療法の手術後には放射線治療が必ず必要ですので、手術と放射線治療による乳房の変形が患者様を悩ませる場合があります。

    でも、様々な可能性を常に患者様に御呈示し、一緒に方向性を決めてまいりますのでご心配なく。

    最近電車の中でヘッドホンをつけて音楽を聴いている人が非常に多いですね。いつ何が起きるか分からないこの時代に、周りの音が聞こえないのは非常に危険な気がします。歩いていても、ヘッドホンや携帯などで車にひかれそうになっている方を見かけます。

    確かに、良い音楽がたくさんあり、これからお仕事や学校などのストレスの世界に向かう前にリラックスしたい気持ちもよく分かりますが、危険と隣り合わせなのもどうかとは思います。

    外の音も聞こえながら、音楽も聞こえながら、でも他の人には音がもれない、そんなヘッドホンがそのうち開発されるのでしょうか。

    人々が安心して暮らせる社会になってほしいですね。
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    乳癌に対する乳房温存療法、乳房温存手術

    2008年4月16日

    乳癌の手術は、大きく分けると乳房切除術と乳房温存療法に分けられます。
    このうち、乳房切除術は大胸筋や小胸筋などの筋肉を残して、乳首を含めた乳房全体を切除する手術です。

    これに対して、乳房温存療法は、しこりの周囲2cmほどの乳腺をふくめて円状に乳腺切除をおこなう乳房円状部分切除術と、乳頭を中心としたしこりを含めた乳腺の扇状の乳腺切除をおこなう乳房扇状部分切除術があります。

    当院、神奈川県川崎市にあります川崎幸(さいわい)病院での2007年の乳癌に対する乳房温存率は64%となっております。

    手術数が大きくことなりますが、聖マリアンナ医科大学の乳癌に対する乳房温存率は約70%と発表されております。聖マリアンナ医科大学の成績を目指して、日々研鑽しております。

    患者様のお一人お一人のご病気に合わせて、きちんとその都度、乳房温存手術の可能性についてご検討させていただいております。

    神奈川、川崎、横浜、東京の方は、いつでもご相談をお受けいたします。特に、川崎市の乳癌検診受診率が非常に低いことを、私は心配しています。

    まだまだ乳癌でこっそり悩んでいる方が、たくさんいらっしゃると思います。

    症状をまずはにっこり乳癌検診で確認してください。
    そしてお友達と、お買い物やお茶におでかけの途中にお寄りくださいませ。
    きっと後悔させませんから楽しい

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    センチネルリンパ節生検

    2008年3月30日

     みなさんが良く耳にする言葉にセンチネルリンパ節生検というものがあると思います。これは、乳癌が存在するときにその癌細胞がリンパ管を通って最初に転移するであろうと考えられるリンパ節のことです。

     実際には、乳輪の外側上方に色素や放射性同位元素を注射します。その後これらがどのようにリンパの流れにのって、リンパ節に到達するかを判定し、到達したリンパ節を検査に出します。

     一般的には、乳腺の手術中にこの検査をおこない、もし迅速病理検査(急いで1時間ほどで顕微鏡検査の診断をつける)でリンパ節転移ありと判断されれば、そのままリンパ節郭清にとりかかります。陰性であれば、乳房手術のみで終了となります。

     私たちも、センチネルリンパ節生検を色素法でおこなっております。乳癌と診断され、これからどうしたらよいか判断に迷っているかたがいらっしゃいましたら、私の外来にご相談にいらしてください。

     全力でお話を聞かせていただき、最高の医療をご提供させていただきます。
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    乳癌の手術

    2008年3月5日

    乳癌の手術治療には、乳房を部分的に切除して病気を取り除く温存手術と、乳房すべてを摘出する乳房切除術があります。さらに、転移の可能性のあるリンパ節を摘出するリンパ節郭清術があります。そして、リンパ節をすべて摘出することによるリンパ浮腫などの合併症を防ぐために、センチネルリンパ節生検という方法もあります。これは、乳癌が最初に転移する可能性のあるリンパ節のみを切除して調べる方法です。

     私たち乳腺外科医は、できるだけ小さな傷で、確実に病気を摘出できるように緻密な計画をたてて手術に望みます。

     それでも、どうしても温存手術ができない場合があります。それは、癌を取り残す可能性がある場合です。せっかく、乳房を温存しても癌まで温存してしまったら意味がありませんから。

     また、乳房温存手術を行ったあとは、約1ヶ月の放射線治療が必要となります。

    以上をふまえて、様々なご提案を外来ではさせていただいています。

     乳腺外来受診を東京、町田、神奈川、横浜、川崎でご希望される方は、まずはにっこり乳癌検診によってみてください。

     それでは、続きはまた明日です。
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