home乳がんの基礎知識プロフィール無料小冊子youtube動画お問い合わせ
  • 最近の投稿

  • 最近のコメント

  • センチネルリンパ節 その4

    2009年3月5日

    センチネルリンパ節が陰性であることを確認しリンパ節郭清を行わなかった場合に、どのようなことがおきるのでしょうか。

    「センチネルリンパ節生検により97%以上の正診率でリンパ節転移診断が可能である。

    センチネルリンパ節生検により、腋窩リンパ節郭清を省略した症例では腋窩再発のリスクが懸念される。

    センチネルリンパ節生検後、腋窩再発を認めた報告では、腋窩再発率は0.1%~4.5%でありほとんどは1%前後であった。

    このように腋窩再発率は予測値よりも低い。

    術後補助化学療法や乳房照射(腋窩レベル1は照射野に含まれる)によって、腋窩再発が制御されている可能性がある。

    “乳腺外科の要点と盲点” 幕内 雅敏先生監修 霞 富士雄先生編集 より抜粋引用」



    横浜市立大学乳がん学校が今年も開催されます。

    乳がん診療に興味がある医療スタッフの皆様はぜひ御参加ください。

    申し込みは横浜市立大学付属病院ホームページ内の医療関係者の方へのところから入っていけます。

    この乳がん学校は、乳がんの患者様をいかにして病院全体でサポートしていくかをみんなで考えるとっても良いきっかけになります。

    講師の先生方も皆様とても暖かくて明るくて、医療スタッフは常に元気に患者様を支えていかなければいけないのだということを教えてくれます。

    昨年わたくしもこの乳がん学校を卒業させていただきましたが、参加させていただいて本当に良かったと思います。

    今年はスタッフとして関わることができたらいいな、と思っています。

    是非、乳がんの患者様たちの笑顔のためにみんなで頑張ってまいりましょうね。

    ↓本日も、ブログランキングのクリックをお願いできますか。クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。


    blog ranking

    ※お名前はペンネームまたはイニシャルでお願いします。

    センチネルリンパ節 その3

    2009年3月4日

    今日は、センチネルリンパ節をどのように顕微鏡で検査しているかについてです。

    「センチネルリンパ節は、手術中には凍結標本とし、長軸方向に2分割して術中迅速病理診断をしています。

    術後の永久標本では、センチネルリンパ節を2mm間隔でスライスし、免疫組織化学染色(IHC)を併用している。

    この方法で、術中迅速診断の偽陰性率は増加するが、その多くは微小転移(転移径2mm以下)である。

    2002年改定のTNM分類では、IHCまたはRT-PCRでみつかる0.2mm以下のisolated tumor cell(ITC)をpN0(i+) , pN0(mol+)と分類している。

    ITCの予後因子としての意義は欧米での大規模臨床試験の結果を待たねばならないが、現段階ではリンパ節転移陰性乳がんとして扱うべきであろう。

    “乳腺外科の要点と盲点” 幕内 雅敏先生監修 霞 富士雄先生編集 より抜粋引用」


    DVD shopで、この前“インディ・ジョーンズ/ クリスタル・スカルの王国 ”を購入しようとしていたら、とっても楽しそうなDVDが流れていました。

    ウォンテッド“です。

    そのカーアクションやストーリー、そしてアンジェリーナジョリーの演じる強い女性の魅力。

    とてもわくわくしました。

    できれば映画館で観てみたい映画ですね。

    でも、今はもうその願いは叶えられませんので、DVDを大画面で大音量で観たいですね。

    そういえば大学生の時、友人に「とっても楽しいよ」と勧められて、ホラー映画を部屋を真っ暗にしてヘッドホンをつけて大音量で一人っきりで観たことがありました。

    ・・・・・・こわかったです。二度としません。


    でも”WANTED”は、お部屋を真っ暗にしてヘッドホンで大音量で聞くと楽しそうです。

    何より、たくましい女性をみると皆様も元気がでると思います。


    ↓本日も、ブログランキングのクリックをお願いできますか。クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。


    blog ranking

    ※お名前はペンネームまたはイニシャルでお願いします。

    センチネルリンパ節 その2

    2009年3月3日

    今日も、まずはセンチネルリンパ節についての情報からです。

    「センチネルリンパ節生検精度の指標として同定率、感度(偽陰性率)、正診率が重要であるが、対象患者の病期や病理学的検査方法にも影響される。

    1990年代に多くの施設から腋窩郭清を伴うセンチネルリンパ節生検の成績が報告された。

    色素法単独よりもアイソトープ法および併用法で同定率および感度が良好であったが、learning curveの影響を受けている可能性があるため、決して色素法単独が否定されるわけではない。

    色素法については、
    <長所>
    取り扱いが簡便
    費用対効果が高い

    <短所>
    皮膚切開後に初めて局在診断が可能
    アレルギー反応あり(まれ)

    放射性コロイドについては
    <長所>
    皮膚切開前に局在診断可能
    腋窩以外のセンチネルリンパ節が同定可能

    <短所>
    放射線被曝あり(安全性に問題なし)
    取り扱いが複雑
    高価

    “乳腺外科の要点と盲点” 幕内 雅敏先生監修 霞 富士雄先生編集 より抜粋引用」


    つまり色素法は安くて簡便であるが、テクニックが必要であるので修練を要する、ということです。

    私たちの病院では、色素法単独にてセンチネルリンパ節の同定をしっかりとおこなうことができております。



    私たちの病院は救急病院ですのでたくさんの救急車が押し寄せてきます。

    昨日も救急患者さまの緊急手術が夜中まで続きました。

    さすがに今朝わたしはちょびっとお疲れでしたが、でも患者様が元気になられたので、私もすっかり元気になりました。

    今日も元気いっぱいに夕方の診療開始です。

    医師が前日の疲れを引きずるようでは、がんばっている患者様方に申し訳ないですからね。

    どんなにハードな一日であっても、翌日にはにっこり登場。

    そして、ディズニーランドのキャストたちのように、皆様を幸せな気持ちにできたらいいなといつも思っています。

    ↓本日も、ブログランキングのクリックをお願いいたします(^o^) クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。


    blog ranking

    ※お名前はペンネームまたはイニシャルでお願いします。

    センチネルリンパ節

    2009年3月2日

    今日からは、しばらくセンチネルリンパ節というものについて学んでいきましょう。

    「はじめて聞いた!」というかたと、「はいはい、分かっていますよ!」というかたもいらっしゃると思います。

    何か新たな発見があるといいですね。

    「センチネルリンパ節(SLN)は原発腫瘍からのリンパ流が最初に到達するリンパ節で、最初に転移が形成されるリンパ節である。

    臨床においてセンチネルリンパ節は乳房に注射された色素または放射性コロイドが集積するリンパ節として同定され、ほとんどが腋窩(level 1)に存在する。

    センチネルリンパ節生検に基づいた最適な治療をおこなうことで、患者の予後およびQOL(生活の質; yasuu注釈)の改善が得られる。

    センチネルリンパ節転移陰性で腋窩郭清が省略されれば、術後上肢の知覚異常や浮腫の懸念は取り除かれる。

    また、センチネルリンパ節転移陽性なら現時点では腋窩郭清が行われるが、転移状況により全身治療を優先し、郭清のかわりに放射線治療という選択肢も可能となる。

    “乳腺外科の要点と盲点” 幕内 雅敏先生監修 霞 富士雄先生編集 より抜粋引用」


    昨日わたしの下唇に口内炎ができてしまいました。

    少しの口内炎でもつらいのに、抗がん剤治療をお受けになっている方の口内炎は、もっとつらいのだということを、身にしみて感じます。

    抗がん剤治療で、できるだけ患者様に副作用が起きないように注意していても、どうしても嘔気や口内炎や脱毛が起きてきてしまいます。

    少しでもそのつらさを共有できたら、そして一緒に乗り越えていくことができたら、と思います。

    螺鈿迷宮  海堂 尊 著 

    もう少しで終末期医療に隠された秘密を解き明かせそうです。

    でも、月曜日の朝のラッシュアワーはあまりにもぎゅうぎゅう詰めで、今日は電車の中でまったく本を読むことはできませんでした。

    終末期医療を題材に取り上げたり、救急問題を取り上げたり、輝かしい心臓血管外科手術を題材にしたりするところは、海堂 尊さんの目の付け所が素晴らしいですね。

    そしてまた、私たちの病院で今がんばっている領域が次々と舞台になっているところに魅力を感じています。

    この本を読み終わったら次は何を読もうか悩んでいます。

    ↓本日も、ブログランキングのクリックをお願いできますか。クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。


    blog ranking

    ※お名前はペンネームまたはイニシャルでお願いします。
    home乳がんの基礎知識プロフィール無料小冊子youtube動画お問い合わせ
    PAGE TOP
    Copyright(c) 乳がん検診応援ブログ. All Rights Reserved.