ザンクトガレン 2009 part 20
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2009年8月1日
今日は元気になりました。
たくさん英語を読みたい気分です。
皆様もそうでしょ?
えっ?押しつけがましいですか?
またまたごめんなさい。
英語の論文読破シリーズもすでに、パート20までまいりました。
難しいので読み飛ばしちゃって、私のコメントだけみてくださっているかたも、本当にありがとうございます。
あとで読み返してみて、ほんの少しでもお役に立てれば幸いです。
実は中には、英語を文型のチェックから単語一つ一つの解析までおこなって下さっている方もいらっしゃるのですよ。
とっても嬉しくてありがたいです。
皆様、それぞれのスタイルでこちらのブログを見守っていてくださいね。
明日、関連の病院で医療祭というものがございます。
その中で、キッズの外科手術体験コーナーがあるんです。
私たち外科医が近隣のお子様たちに、実際の手術の方法などをご紹介したり、腹腔鏡手術をシュミレーターを使って体験させてあげたりします。
もちろん針と糸で人の肌の模型を縫合したりも体験できます。
今、不規則で、つらくて、危険で、拘束時間が長いこと、また訴訟が多いことから、外科医になりたい医学生たちが減少してきています。
ですから、将来の外科医たちを子供の時から育てていくのも、私たちの使命だと思います。
どれほど、抗がん剤治療や遺伝子治療など非手術的治療が進んでも、外科的な治療手段を受け継いでいかないといけません。
なぜなら、手術はどんなに医学が進んでも無くなることはありませんから。
私たち外科医は、熱い情熱を持った将来の外科医たちに期待しています。
↓熱い情熱の人は、熱い情熱を持った人のもとに集まります!!明日は、たくさんの情熱を子供たちに見せてくださいね!!と、応援クリックをお願いできますか? クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。

たくさん英語を読みたい気分です。
皆様もそうでしょ?
えっ?押しつけがましいですか?
またまたごめんなさい。
-Surgery(外科的治療)
Results of sentinel node biopsy after neoadjuvant chemotherapy are reliable as described in a meta-analysis and supported by experience at a single institution.
術前化学療法後のセンチネルリンパ節生検の結果は、メタアナリシスでも信頼できると評価され、単一施設からの報告でも経験的にも支持されている。
The definition of adequate surgical margins remains controversial with a majority of North American radiation oncologists willing to accept a margin as negative if the tumour does not extend to the inked specimen surface , while surgeons and European radiation oncologists prefer a clearance of 2-5mm in addition to this.
十分な外科的断端の距離の定義については意見が分かれるところであり、北米の放射線腫瘍医の大多数は腫瘍が断端面に存在していなければ断端陰性であるとの概念を呈しているのに対し、外科医やヨーロッパの放射線腫瘍医は断端面から2~5mmの距離が必要だと考えている。
Invasive tumour found at the inked margin is associated with increased ipsilateral breast tumour recurrence.
断端面に浸潤がんが存在すると同側の乳房内再発が増加する。
Evidence was presented that a more generous margin was required in ductal carcinoma in situ(DCIS) , perhaps reflecting the propensity of this disease to discontinuous spread.
DCIS(非浸潤性乳管がん;yasuu注釈)において断端からより大きく距離をとる必要があるというエビデンスがあり、それはその非連続的に広がりをみせる特徴を反映しているのである。
Lobular carcinoma in situ(LCIS)at the margin is not regarded as an indication for reexcision.
LCIS(非浸潤性小葉がん;yasuu注釈)は断端に存在しても再切除の適応とは考えられていない。
Studies to investigate the necessity of axillary dissection for patients whose sentinel node biopsy contains only micrometastatic disease (<2mm) are under way.
センチネルリンパ節生検で微小転移(<2mm)のみが存在した場合に腋窩郭清が必要かについては臨床研究が進行中である。
Meanwhile , experience from a single institution suggests that the rate of axillary recurrence remains <2% at a median follow-up of 39 months.
一方、ある研究では追跡期間中央値39ヶ月において腋窩再発率は2%以下であると報告されている。
The use of contralateral prophylactic mastectomy is clearly increasing in several series though the rationale remains unclear , and evidence that this procedure improves survival is lacking.
対側乳房の予防的切除は増加傾向にあるが、いくつかの研究においてその論拠が不十分のままであり、これが生命予後を改善するというエビデンスは不足している。
“Thresholds for therapies: highlights of the St Gallen International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2009”
A. Goldhirsch , J.N. Ingle , R.D. Gelber , A.S. Coates , B. Thurlimann , H.-J. Senn and Panel members Annals of Oncology Advance Access published June 17,2009
“治療閾(しきい)値:早期乳がんの初期治療に関するザンクトガレン国際専門家合意会議 2009”
日本語訳担当:NPO法人がん情報局翻訳部 渡辺亨、田原梨絵、渡辺露敏
よりそれぞれ引用
英語の論文読破シリーズもすでに、パート20までまいりました。
難しいので読み飛ばしちゃって、私のコメントだけみてくださっているかたも、本当にありがとうございます。
あとで読み返してみて、ほんの少しでもお役に立てれば幸いです。
実は中には、英語を文型のチェックから単語一つ一つの解析までおこなって下さっている方もいらっしゃるのですよ。
とっても嬉しくてありがたいです。
皆様、それぞれのスタイルでこちらのブログを見守っていてくださいね。
明日、関連の病院で医療祭というものがございます。
その中で、キッズの外科手術体験コーナーがあるんです。
私たち外科医が近隣のお子様たちに、実際の手術の方法などをご紹介したり、腹腔鏡手術をシュミレーターを使って体験させてあげたりします。
もちろん針と糸で人の肌の模型を縫合したりも体験できます。
今、不規則で、つらくて、危険で、拘束時間が長いこと、また訴訟が多いことから、外科医になりたい医学生たちが減少してきています。
ですから、将来の外科医たちを子供の時から育てていくのも、私たちの使命だと思います。
どれほど、抗がん剤治療や遺伝子治療など非手術的治療が進んでも、外科的な治療手段を受け継いでいかないといけません。
なぜなら、手術はどんなに医学が進んでも無くなることはありませんから。
私たち外科医は、熱い情熱を持った将来の外科医たちに期待しています。
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ザンクトガレン 2009 part 19
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2009年7月31日
今日はちょっと元気なしです。
「私には予感というか、今後起こりうることを何となく感じることがあります。
それはべつに怪しい宗教的な話ではなく、多くのデータや人々の気持ちの動きを深く考えた結果、見えてくるものなのですが・・。
昨日は外来の待ち時間のお話をしました。
そして今日。
お待たせした患者様に怒られました (T_T)
やっぱり、予感は的中したのです。
お待たせした方には心の底からお詫びしました。
そして、普段お待たせしている皆様の代表のお声であると考えて深く反省いたしました。
皆様申し訳ございません。
これからも、できるだけお待たせしないようにしたいと思いますし、お待たせするにしても何か有益なお時間になるような工夫をしたいと思います。」
と、このようにyasuuも申しておりますので、今後ともあたたかい目でお見守りくださいませ (^_^)v
↓だっ、誰?突然の一人二役!!意外な展開にびっくり!?でも「」が付いてたからおかしいと思ったのよ!!と、応援クリックをお願いできますか? クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。
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-Multigene assays(多遺伝子解析)
Multigene assays are widely proposed to add to the prognostic information available from classical pathological markers and in some circumstances have been shown to identify groups which do or do not benefit from the addition of chemotherapy to endocrine adjuvant therapy.
多遺伝子解析は従来の病理学的解析から得られる予後情報に加えることが広く提案されており、ある状況下では、患者群において術後内分泌療法に化学療法を加える意義があるかないかを見分けることができる。
Surveys of clinical practice indicate that the information obtained from genetic assays lead to change in treatment decisions in ~30 of cases , mainly to avoid chemotherapy.
臨床実態検査によると、遺伝子解析から得られた情報によって約30%の症例では治療決定に変更が生じており、主に化学療法を施行しないという変更であった。
Trials to further validate this application are currently underway .
この妥当性を評価するさらなる臨床試験が進行中である。
No data are available regarding the applicability of these assays for patients with estrogen receptor –negative disease.
これらの解析法をER陰性患者に応用可能かどうかについてはデータが全くない。
Studies comparing the various genetic profiles indicate commonality in sampling groups of genes representing activation of the steroid hormone receptor pathway , the epidermal growth factor system, and markers of proliferation.
様々な遺伝子プロファイルを比較した研究では、サンプリンググループにおいて、ステロイドホルモン受容体経路、上皮増殖因子機構、増殖マーカーの遺伝子発現活性は共通であることが示されている。
While the former may be useful for specific treatment selection, the dominant prognostic information seems to reside within the proliferative marker set.
前者は特定の治療選択において有用であるかもしれないが、有力な予後情報は増殖マーカーから得られるようである。
“Thresholds for therapies: highlights of the St Gallen International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2009”
A. Goldhirsch , J.N. Ingle , R.D. Gelber , A.S. Coates , B. Thurlimann , H.-J. Senn and Panel members Annals of Oncology Advance Access published June 17,2009
“治療閾(しきい)値:早期乳がんの初期治療に関するザンクトガレン国際専門家合意会議 2009”
日本語訳担当:NPO法人がん情報局翻訳部 渡辺亨、田原梨絵、渡辺露敏
よりそれぞれ引用
「私には予感というか、今後起こりうることを何となく感じることがあります。
それはべつに怪しい宗教的な話ではなく、多くのデータや人々の気持ちの動きを深く考えた結果、見えてくるものなのですが・・。
昨日は外来の待ち時間のお話をしました。
そして今日。
お待たせした患者様に怒られました (T_T)
やっぱり、予感は的中したのです。
お待たせした方には心の底からお詫びしました。
そして、普段お待たせしている皆様の代表のお声であると考えて深く反省いたしました。
皆様申し訳ございません。
これからも、できるだけお待たせしないようにしたいと思いますし、お待たせするにしても何か有益なお時間になるような工夫をしたいと思います。」
と、このようにyasuuも申しておりますので、今後ともあたたかい目でお見守りくださいませ (^_^)v
↓だっ、誰?突然の一人二役!!意外な展開にびっくり!?でも「」が付いてたからおかしいと思ったのよ!!と、応援クリックをお願いできますか? クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。
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ザンクトガレン 2009 part 18
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2009年7月30日
病院ってとっても待ち時間が長いですよね。
困ったものです。
先ほどお伝えしましたように、患者様の待ち時間について悩んでおります。
一体どのようにすれば待ち時間を減らすことができるのでしょうか。
夜中の0時近くまでを、お一人30分として予約枠をお取りすれば、きっと皆様をお待たせすることなく、診察が可能になるでしょう。
しかし、病院の開院時間にも限界がありますし、手術や検査などの都合もございますので、なかなかそのようにうまくはいきません。
何よりも夜の10時に予約なんて、女性の皆様の安全確保が難しいですよね。
色々考えても、答えは出ませんね (^_^;)
ならば、せめてその待ち時間を楽しめる方法がないか、考えましょう。
一つは、私が読んで楽しかった本を待合室に並べておくのはいかがでしょう。
でも、すぐに読み終えることはできませんしね。
私からの日々の報告をyasuu通信としてお配りしてみましょうか。
また、色々考えてみますね。
何か良い方法がございましたら、皆様もお知恵をお貸しくださいね。
↓病院の待ち時間は永遠のテーマですね!!と、応援クリックをお願いできますか? クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。
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困ったものです。
-Novel imaging(新しい画像診断法)
Functional imaging using targets of the hormone receptor and HER2 is under development.
ホルモン受容体やHER2を標的とした機能的な画像診断方法は、研究段階にある。
-Integrating molecular and other pathological features
(分子学的特徴と病理学的特徴の統合)
Clinical , pathological ,and molecular data may be integrated in more robust prognostic and predictive models.
臨床病理的情報と分子学的情報が統合され、より信頼できる堅固な予後推測、治療効果予測モデルが構築されるかもしれない。
The best pathology and the most accurate assessment of established markers are key features for a choice of useful treatment , with appropriate integration of molecular assays which add power to the model.
最良の病理と最も正確性のあるマーカーでの評価は有用な治療を選択するにあたり鍵となり、分子解析を適切に取り入れることによってより有力なものとなる。
“Thresholds for therapies: highlights of the St Gallen International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2009”
A. Goldhirsch , J.N. Ingle , R.D. Gelber , A.S. Coates , B. Thurlimann , H.-J. Senn and Panel members Annals of Oncology Advance Access published June 17,2009
“治療閾(しきい)値:早期乳がんの初期治療に関するザンクトガレン国際専門家合意会議 2009”
日本語訳担当:NPO法人がん情報局翻訳部 渡辺亨、田原梨絵、渡辺露敏
よりそれぞれ引用
先ほどお伝えしましたように、患者様の待ち時間について悩んでおります。
一体どのようにすれば待ち時間を減らすことができるのでしょうか。
夜中の0時近くまでを、お一人30分として予約枠をお取りすれば、きっと皆様をお待たせすることなく、診察が可能になるでしょう。
しかし、病院の開院時間にも限界がありますし、手術や検査などの都合もございますので、なかなかそのようにうまくはいきません。
何よりも夜の10時に予約なんて、女性の皆様の安全確保が難しいですよね。
色々考えても、答えは出ませんね (^_^;)
ならば、せめてその待ち時間を楽しめる方法がないか、考えましょう。
一つは、私が読んで楽しかった本を待合室に並べておくのはいかがでしょう。
でも、すぐに読み終えることはできませんしね。
私からの日々の報告をyasuu通信としてお配りしてみましょうか。
また、色々考えてみますね。
何か良い方法がございましたら、皆様もお知恵をお貸しくださいね。
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ザンクトガレン 2009 part 17
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2009年7月29日
今日は薬理遺伝学という領域のお話です。
また、無知な私にこんな世界があるのだということを教えてくれています。
今日はまた、マンゴー風味のシャーベットドリンクをいただいています。
どちらのお店かピンとくる方は、なかなかやりますな。
やっぱり暑い夏は冷たいドリンクが効きますね。
でも、あんまり冷たいものを摂りすぎると、消化不良を起こしてしまうので要注意ですよね。
ところで私は、夏に食べる熱いラーメンも大好きですし、冷たいドリンクも大好き、とバランスがなかなか良いでしょ?
その代わり、ほとんど私はアルコールを口にしないところがまたお子ちゃまなんです。
私はアルコールに弱いというのもあるけれど、実際にはいつ病院から呼ばれても、シャキッと患者様の前に登場するのも医師の務めだと思っているのも大きな理由のひとつです。
まあ、これも私の独りよがりですけどもね・・・ (^_^)v
↓独りよがりというか、こだわりって大事だよね!!と、応援クリックをお願いできますか? クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。
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また、無知な私にこんな世界があるのだということを教えてくれています。
-Pharmacogenetics(薬理遺伝学)
The majority but not all studies have associated abnormalities of CYP2D6 on genetic grounds or as a result of certain antidepressant drugs with poorer outcome among patients treated with tamoxifen.
全てではないが過半数の研究で、CYP2D6の遺伝子変異やある抗うつ薬の使用がタモキシフェン治療を受けた患者における予後の悪さに関連していることを示した。
It has been indicated that increased tamoxifen dosage may overcome less effective metabolic conversion to endoxifen in some of these patients.
これらの中のある患者群では、タモキシフェンの投与量を増やすことによってエンドキシフェンへの代謝の低下を補完することができるかもしれない、と示唆されている。
“Thresholds for therapies: highlights of the St Gallen International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2009”
A. Goldhirsch , J.N. Ingle , R.D. Gelber , A.S. Coates , B. Thurlimann , H.-J. Senn and Panel members Annals of Oncology Advance Access published June 17,2009
“治療閾(しきい)値:早期乳がんの初期治療に関するザンクトガレン国際専門家合意会議 2009”
日本語訳担当:NPO法人がん情報局翻訳部 渡辺亨、田原梨絵、渡辺露敏
よりそれぞれ引用
今日はまた、マンゴー風味のシャーベットドリンクをいただいています。
どちらのお店かピンとくる方は、なかなかやりますな。
やっぱり暑い夏は冷たいドリンクが効きますね。
でも、あんまり冷たいものを摂りすぎると、消化不良を起こしてしまうので要注意ですよね。
ところで私は、夏に食べる熱いラーメンも大好きですし、冷たいドリンクも大好き、とバランスがなかなか良いでしょ?
その代わり、ほとんど私はアルコールを口にしないところがまたお子ちゃまなんです。
私はアルコールに弱いというのもあるけれど、実際にはいつ病院から呼ばれても、シャキッと患者様の前に登場するのも医師の務めだと思っているのも大きな理由のひとつです。
まあ、これも私の独りよがりですけどもね・・・ (^_^)v
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ザンクトガレン 2009 part 16
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2009年7月28日
今、外来が終了し大慌ての更新です。
クロストークって、何となくニュアンスはわかりますけど、細胞同士が会話したり、影響し合ったりするということで良いのでしょうね。
なかなか、臨床医学のお話から遠いところでの出来事ですので、私にとっても初耳のことも多いのです。
また、あしたも初耳であればあるほど得るものも大きいと思ってがんばりましょう。
それでは、救急車が近づいていますので、また明日・・。
↓今日はあっさりだね!明日はまた、濃厚な内容でお願いします!!と、応援クリックをお願いいたします。 クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。
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-Resistance to treatment treatment by crosstalk
(クロストークによる治療への抵抗)
Further studies of the crosstalk between estrogen receptor and HER2 pathways shows that each can act as resistance mechanism for the other.
エストロゲン受容体とHER2経路の間のクロストークがさらに研究され、それらはお互いに耐性機序として作用することが示されている。
This logically led to studies combining antiestrogenic therapy with agents targeting receptors of the EGFR family.
これは、理論的には抗エストロゲン療法とEGFRファミリーを標的とした薬剤との併用の研究に向かうことになる。
Examples included the combination of geftinib with either tamoxifen or anastrozole and the combination of lapatinib with letrozole.
例えば、ゲフィチニブとタモキシフェンやアナストロゾールの併用、ラパチニブとレトロゾールの併用などである。
“Thresholds for therapies: highlights of the St Gallen International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2009”
A. Goldhirsch , J.N. Ingle , R.D. Gelber , A.S. Coates , B. Thurlimann , H.-J. Senn and Panel members Annals of Oncology Advance Access published June 17,2009
“治療閾(しきい)値:早期乳がんの初期治療に関するザンクトガレン国際専門家合意会議 2009”
日本語訳担当:NPO法人がん情報局翻訳部 渡辺亨、田原梨絵、渡辺露敏
よりそれぞれ引用
クロストークって、何となくニュアンスはわかりますけど、細胞同士が会話したり、影響し合ったりするということで良いのでしょうね。
なかなか、臨床医学のお話から遠いところでの出来事ですので、私にとっても初耳のことも多いのです。
また、あしたも初耳であればあるほど得るものも大きいと思ってがんばりましょう。
それでは、救急車が近づいていますので、また明日・・。
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ザンクトガレン 2009 part 15
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2009年7月27日
今日は、内分泌療法(ホルモン療法)に関する記事です。
中学生の時に初めて購入したレコード(今で言うところのCD (^_^;) )は、ビリージョエルさんのアップタウンガールでした。
それまで「きちんときちんと英語は発音しなければいけない」と思いこんでいた私にとって、リエゾンだらけのこの歌はとっても刺激的でした。
ビリージョエルさんのおかげで、英語の発音に興味を持ち始めました。
その後は、中学校の授業でも無理矢理リエゾンを盛り込みながら、みんなの前で英語を音読するのが大好きになったのです。
みんなに「おー!」と言われる瞬間がとても幸せに感じていたのを覚えています。
今振り返ると、結構私は自己主張の強い、嫌なお方ですことねえ (^_^)v
↓そーだね!!じゃあ、今も昔も変わらないんだね!?でも、自己主張するべきところはきちんとしないとね!!と、応援クリックをお願いできますか? クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。
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-New opportunities for endocrine therapy(内分泌療法への新たな可能性)
The mechanism of estrogen effect in cells resistant to estrogen deprivation is apoptosis, which is mediated by increased calcium influx.
エストロゲンの除去に抵抗を示す細胞においては、エストロゲン効果の機序はアポトーシス(細胞の自然死;yasuu注釈)であり、これはカルシウム流入量の増加によって生じる。
Apoptosis is increased by G protein-coupled receptor 30 (GPR30).
アポトーシスはGPR30によって増加する。
Which in turn can be induced by its agonist known as G-1.
それは、G-1として知られるアゴニスト(作動薬;yasuu注釈)によって誘導されうる。
Antiangiogenic agents enhance the tamoxifen effect.
血管新生阻害薬はタモキシフェンの効果を増強する。
Cells which are resistant to this estrogen effect have high glutathione, and depletion of glutathione using buthionine sulphoximine (BSO) will restore full estrogen sensitivity.
このエストロゲン効果に耐性を示す細胞はグルタチオンが豊富であり、BSOによってグルタチオンを枯渇させるとエストロゲン感受性を全体的に取り戻す。
“Thresholds for therapies: highlights of the St Gallen International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2009”
A. Goldhirsch , J.N. Ingle , R.D. Gelber , A.S. Coates , B. Thurlimann , H.-J. Senn and Panel members Annals of Oncology Advance Access published June 17,2009
“治療閾(しきい)値:早期乳がんの初期治療に関するザンクトガレン国際専門家合意会議 2009”
日本語訳担当:NPO法人がん情報局翻訳部 渡辺亨、田原梨絵、渡辺露敏
よりそれぞれ引用
中学生の時に初めて購入したレコード(今で言うところのCD (^_^;) )は、ビリージョエルさんのアップタウンガールでした。
それまで「きちんときちんと英語は発音しなければいけない」と思いこんでいた私にとって、リエゾンだらけのこの歌はとっても刺激的でした。
ビリージョエルさんのおかげで、英語の発音に興味を持ち始めました。
その後は、中学校の授業でも無理矢理リエゾンを盛り込みながら、みんなの前で英語を音読するのが大好きになったのです。
みんなに「おー!」と言われる瞬間がとても幸せに感じていたのを覚えています。
今振り返ると、結構私は自己主張の強い、嫌なお方ですことねえ (^_^)v
↓そーだね!!じゃあ、今も昔も変わらないんだね!?でも、自己主張するべきところはきちんとしないとね!!と、応援クリックをお願いできますか? クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。
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ザンクトガレン 2009 part 14
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2009年7月26日
がん細胞は、自分が成長増殖するために周囲の血管から血流を引き込もうとします。
この新たな血管網の形成を血管新生といいます。
昨日の乳がんディベートミーティングの内容について振り返ってみます。
60歳、閉経後女性、浸潤性乳管がん
腫瘍径2cm
エストロゲンレセプター 陰性
プロゲステロンレセプター 陰性
HER2 (-)
いわゆるトリプルネガティブ乳がん
核グレード3。
現時点で温存手術は可能です。
この患者様に対し、
手術を先行して、術後抗がん剤治療とするか。
術前化学療法をおこなうか。
という課題でした。
私たちのチームは、「まず温存手術」を行う方針を掲げました。
相手チームは、「術前化学療法」をおこなう方針でディベート開始。
相手チームは、トリプルネガティブ乳がんでは約22%にpCR(病理学的完全奏効)が得られる点を強調しておりました。この22%に入ることができれば、非常にその後の成績(予後)が期待できると。その効果判定が術前化学療法では可能であると。
一方私たちのチームでは、全ての患者様の立場に立った意見を述べました。すなわち、温存手術が可能であるなら、腫瘍が成長する前に手術をしてさしあげたい。もし、抗がん剤が効果が得られなければ、乳房切除になる可能性もあります。ですから、温存手術で切除可能な今のうちに手術を終えるべきである。そして、術後早急に抗がん剤治療にとりかかる。なぜなら、手術前と手術後の抗がん剤治療の効果に差はないというデータがあるのですから。
以上のような激論の末、最終的にはオーディエンスの判断は、「まず温存手術」が大多数を占めるという結果になりました。
でもこの結果は、全ての患者様にあてはまるわけではありません。
お一人お一人に合わせた治療を行っていかなければいけないことは、皆様にも分かっていただきたいと存じます。
ただ、常に私たち医師は、患者様にとってどの選択肢がベストであるのか、話し合いながら時には激論を交わしながら、真剣に考えて決定しているのです。
ですから、患者様ごとに選択肢は変わってきます。
そうです。
最終的にはは必ず患者様の御希望にできるだけ沿う形で、治療方針は決まっていくのです。
その全てが正解なのだと、私はいつも考えています。
↓そのとおり!!自分の選んだ道に自信を持たなきゃ!!と、応援クリックをお願いできますか? クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。
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この新たな血管網の形成を血管新生といいます。
-Angiogenesis(血管新生)
The benefits of current antiangiogenic treatment in metastatic disease are transitory.
近年、抗血管新生療法により、転移病変での効果がえられているが、まだ過渡期の段階であると考えられる。
Drugs that target angiogenesis might ,in the long run ,induce angiogenesis as a rebound phenomenon and have been demonstrated in preclinical studies to induce tumour progression and metastases.
長期的に見ると、血管新生阻害薬はリバウンドとして血管新生を生じてしまう可能性があり、前臨床試験においては腫瘍の増殖、転移を生じることが示されている。
A possible mechanism for this tumour progression may be the release of increasing numbers of circulating endothelial cells following some types of chemotherapy.
この腫瘍増殖のメカニズムとしては、ある種の抗がん剤によって腫瘍内皮細胞の数が増加することが原因であるかもしれない。
Importantly, this effect is not seen with metronomic chemotherapy.
重要なことに、この効果はメトロノミック化学療法と併用された場合にはみられない。
Long-term treatment with antiangiogenic drugs together with metronomic chemotherapy was associated with dramatic and profound reduction of vascular endothelial growth factor(VEGF) and substantial clinical response in metastatic breast cancer.
血管新生阻害剤とメトロノミック化学療法との併用による長期治療は、VEGFの劇的な著しい減少を生じ、ひいては転移性乳がんにおいて実質的な臨床効果をもたらす可能性がある。
The type of cancer vascularisation and extent of VEGF targeting might be a crucial strategic issue in the treatment of malignancies.
悪性腫瘍の治療において、がんの血管新生のタイプとVEGFが関わる程度が重要な治療戦略因子となるかもしれない。
Antiangiogenic treatments are under investigation in the adjuvant setting(but are not recommended for routine use outside clinical trials).
血管新生阻害療法はアジュバント(術後補助;yasuu注釈)療法においては研究段階である(臨床試験外ではルーチンでの使用は推奨されない)。
“Thresholds for therapies: highlights of the St Gallen International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2009”
A. Goldhirsch , J.N. Ingle , R.D. Gelber , A.S. Coates , B. Thurlimann , H.-J. Senn and Panel members Annals of Oncology Advance Access published June 17,2009
“治療閾(しきい)値:早期乳がんの初期治療に関するザンクトガレン国際専門家合意会議 2009”
日本語訳担当:NPO法人がん情報局翻訳部 渡辺亨、田原梨絵、渡辺露敏
よりそれぞれ引用
昨日の乳がんディベートミーティングの内容について振り返ってみます。
60歳、閉経後女性、浸潤性乳管がん
腫瘍径2cm
エストロゲンレセプター 陰性
プロゲステロンレセプター 陰性
HER2 (-)
いわゆるトリプルネガティブ乳がん
核グレード3。
現時点で温存手術は可能です。
この患者様に対し、
手術を先行して、術後抗がん剤治療とするか。
術前化学療法をおこなうか。
という課題でした。
私たちのチームは、「まず温存手術」を行う方針を掲げました。
相手チームは、「術前化学療法」をおこなう方針でディベート開始。
相手チームは、トリプルネガティブ乳がんでは約22%にpCR(病理学的完全奏効)が得られる点を強調しておりました。この22%に入ることができれば、非常にその後の成績(予後)が期待できると。その効果判定が術前化学療法では可能であると。
一方私たちのチームでは、全ての患者様の立場に立った意見を述べました。すなわち、温存手術が可能であるなら、腫瘍が成長する前に手術をしてさしあげたい。もし、抗がん剤が効果が得られなければ、乳房切除になる可能性もあります。ですから、温存手術で切除可能な今のうちに手術を終えるべきである。そして、術後早急に抗がん剤治療にとりかかる。なぜなら、手術前と手術後の抗がん剤治療の効果に差はないというデータがあるのですから。
以上のような激論の末、最終的にはオーディエンスの判断は、「まず温存手術」が大多数を占めるという結果になりました。
でもこの結果は、全ての患者様にあてはまるわけではありません。
お一人お一人に合わせた治療を行っていかなければいけないことは、皆様にも分かっていただきたいと存じます。
ただ、常に私たち医師は、患者様にとってどの選択肢がベストであるのか、話し合いながら時には激論を交わしながら、真剣に考えて決定しているのです。
ですから、患者様ごとに選択肢は変わってきます。
そうです。
最終的にはは必ず患者様の御希望にできるだけ沿う形で、治療方針は決まっていくのです。
その全てが正解なのだと、私はいつも考えています。
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ザンクトガレン 2009 part 13
-
2009年7月25日
乳がんは全身病と考えられています。
すなわち全身を循環しているかもしれないがん細胞を如何にコントロールするかが大切です。
今日はそこらへんのお話です。
今日は乳がんに関する討論会が開催されました。
1チーム 4人ずつ、2チームに分けて、ディベートが行われました。
私も大きな声で、みんなに自分の治療方針について、おしゃべりをしてきました。
どちらかというと、大きな声でみんなの前でお話するのは嫌いではありません。
ですが、神奈川県内の乳腺の先生がたくさんおいでになっている、そんな緊張感はたまりませんでした。
でも、患者さんのみなさんを代表して、この患者様にはこの方法が最も大切、ということを先生方に伝えてきました。
また今度、詳しくお話します。
↓じゃあ、今日はひとまずゆっくり休んでまた明日から、次の試練に向けてがんばろうね!!と、応援クリックをお願いできますか? クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。
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すなわち全身を循環しているかもしれないがん細胞を如何にコントロールするかが大切です。
今日はそこらへんのお話です。
-Circulating tumour cells(循環腫瘍細胞)
Circulating tumour cells have been increasingly studied as poor prognosis markers (though they are not yet ready for routine use).
循環腫瘍細胞(CTC)は予後不良因子として多く研究されている。(まだルーチンで使用できる段階ではない)
New technology allows the evaluation of phenotypic markers in individual circulating tumour cells and has demonstrated that these may differ from gross characteristics of the parent tumour .
新しい技術によって、個々の循環腫瘍細胞の表現型マーカーを選別できるようになり、患者の腫瘍の全体的な特徴と相異なる場合があることが証明されている。
Thus, for example ,HER2 overexpression in circulating tumour cells might justify targeted therapy even in the absence of conventional HER2 positivity of the primary tumour.
それ故、例えば主病巣がHER2陰性であっても、循環腫瘍細胞においてHER2の過剰発現が見られれば標的治療の対象となる可能性がある。
This strategy is undergoing clinical investigation.
この戦略は現在、研究段階である。
Current studies are examining the possibility that some circulating tumour cells may represent breast cancer stem cells.
最近の研究ではある循環腫瘍細胞は乳がん幹細胞に相当するかもしれないという可能性を調べている。
“Thresholds for therapies: highlights of the St Gallen International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2009”
A. Goldhirsch , J.N. Ingle , R.D. Gelber , A.S. Coates , B. Thurlimann , H.-J. Senn and Panel members Annals of Oncology Advance Access published June 17,2009
“治療閾(しきい)値:早期乳がんの初期治療に関するザンクトガレン国際専門家合意会議 2009”
日本語訳担当:NPO法人がん情報局翻訳部 渡辺亨、田原梨絵、渡辺露敏
よりそれぞれ引用
今日は乳がんに関する討論会が開催されました。
1チーム 4人ずつ、2チームに分けて、ディベートが行われました。
私も大きな声で、みんなに自分の治療方針について、おしゃべりをしてきました。
どちらかというと、大きな声でみんなの前でお話するのは嫌いではありません。
ですが、神奈川県内の乳腺の先生がたくさんおいでになっている、そんな緊張感はたまりませんでした。
でも、患者さんのみなさんを代表して、この患者様にはこの方法が最も大切、ということを先生方に伝えてきました。
また今度、詳しくお話します。
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ザンクトガレン 2009 part 12
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2009年7月24日
今日は、細胞に関するお話です。
なるほどーー、というような内容です。
軽いお気持ちでお読みください。
明日は、術前化学療法の必要性についての討論会本番です。
今からdiscussionのイメージトレーニングをしておかなければいけません。
みんなの前で意見を発表するのは、とてもやりがいがあります。
神奈川の乳腺専門医の先生方に取り囲まれてお話をするのは、考えるだけでわくわくぞくぞくします。
色々な試練を設定してそれをパスしていくのは、準備や気力が十分に必要ですが、とっても楽しいことです。
みなさんががんばっているので、私も頑張れます。
皆様も一つずつ目標を設定し、一つずつ乗り越えていきましょうね。
あせらずに。
一歩ずつ。
↓そうそう。着実に一歩ずつ前に、だよね!!と、応援クリックをお願いいたします。 クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。
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なるほどーー、というような内容です。
軽いお気持ちでお読みください。
-Networks in cellular systems(細胞機構でのネットワーク)
Evolution of cell survival mechanisms has required redundant network interactions rather than simple linear systems.
細胞が生存するための機序が進化するには、単純な直線上の機序よりはむしろ多数のネットワークの相互作用が必要とされる。
This poses a more complex problem when attacking a cancer cell.
このため、がん細胞を攻撃するためには、問題はより複雑となる。
Success is more likely to occur if two or more perturbations can be introduced, preferably at crucial early parts of the network.
もし、ネットワークの決定的な初期の段階において二以上の動揺が加えられると、より成功の道が開けるようである。
An example is the epidermal growth factor receptor (EGFR) family, including HER2.
具体例としてはHER2を含むEGF受容体ファミリーが挙げられる。
“Thresholds for therapies: highlights of the St Gallen International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2009”
A. Goldhirsch , J.N. Ingle , R.D. Gelber , A.S. Coates , B. Thurlimann , H.-J. Senn and Panel members Annals of Oncology Advance Access published June 17,2009
“治療閾(しきい)値:早期乳がんの初期治療に関するザンクトガレン国際専門家合意会議 2009”
日本語訳担当:NPO法人がん情報局翻訳部 渡辺亨、田原梨絵、渡辺露敏
よりそれぞれ引用
明日は、術前化学療法の必要性についての討論会本番です。
今からdiscussionのイメージトレーニングをしておかなければいけません。
みんなの前で意見を発表するのは、とてもやりがいがあります。
神奈川の乳腺専門医の先生方に取り囲まれてお話をするのは、考えるだけでわくわくぞくぞくします。
色々な試練を設定してそれをパスしていくのは、準備や気力が十分に必要ですが、とっても楽しいことです。
みなさんががんばっているので、私も頑張れます。
皆様も一つずつ目標を設定し、一つずつ乗り越えていきましょうね。
あせらずに。
一歩ずつ。
↓そうそう。着実に一歩ずつ前に、だよね!!と、応援クリックをお願いいたします。 クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。
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ザンクトガレン 2009 part 11
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2009年7月23日
ザンクトガレン 2009
「とっても難しく理解不能です。」
そんなメールやコメントをいただいています。
もともと、がん治療の専門家に対しての学習の資料ですので、とっても難しいですよね。
でも、ドクターたちがどのような資料に目を通しているのかも知っておいてくださいね。
今日は、緩和ケアの勉強会を院内で開催しました。
大盛況でした。
看護師さんだけでなく、理学療法士、ソーシャルワーカー、医療事務スタッフが参加してくださいました。
今日のテーマは「がん患者さまの御家族のケア」でした。
病気と闘っているのは、患者様だけではありません。
御家族も一緒に悩み、苦しまれていることが多いのです。
私たちはまた、御家族をサポートしていくことの大切さを感じています。
今日は、そんなお話を緩和ケア認定看護師さんから聞かせていただき、私からは少し緩和ケアの考え方についてお話をさせていただきました。
がん治療と緩和ケアは同時に行っていくものなのです。
がんの告知を受けてつらくなっているお気持ちを和らげてさし上げるのも、大事な緩和ケアの一つですからね。
↓その調子でまずは病院内、そして全国の医療スタッフへの布教活動もがんばれ!!と、応援クリックをお願いできますか? クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。
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「とっても難しく理解不能です。」
そんなメールやコメントをいただいています。
もともと、がん治療の専門家に対しての学習の資料ですので、とっても難しいですよね。
でも、ドクターたちがどのような資料に目を通しているのかも知っておいてくださいね。
-microRNAs(マイクロRNA)
microRNAs ,particularly miR-335 and miR-206 , affect metastases by blocking cell migration while miR-126 blocks cell proliferation.
マイクロRNA、特にmiR-335 and miR-206は細胞移行を防ぐことによって転移に影響を与え、一方miR-126は細胞増殖を抑制する。
These microRNAs may be lost in highly metastatic cancers and this is associated with an oligogenic signature indicative of poor prognosis.
これらのマイクロRNAは高度転移能を有するがんで欠損している可能性があり、予後不良を示唆する特徴と関連している。
The predictive potential is being investigated.
Reintroduction of specific microRNAs has proved to be effective in suppressing metastases in animal models.
動物モデルにおいて特定のマイクロRNAの再挿入は転移抑制に寄与することが証明されている。
“Thresholds for therapies: highlights of the St Gallen International Expert Consensus on the Primary Therapy of Early Breast Cancer 2009”
A. Goldhirsch , J.N. Ingle , R.D. Gelber , A.S. Coates , B. Thurlimann , H.-J. Senn and Panel members Annals of Oncology Advance Access published June 17,2009
“治療閾(しきい)値:早期乳がんの初期治療に関するザンクトガレン国際専門家合意会議 2009”
日本語訳担当:NPO法人がん情報局翻訳部 渡辺亨、田原梨絵、渡辺露敏
よりそれぞれ引用
今日は、緩和ケアの勉強会を院内で開催しました。
大盛況でした。
看護師さんだけでなく、理学療法士、ソーシャルワーカー、医療事務スタッフが参加してくださいました。
今日のテーマは「がん患者さまの御家族のケア」でした。
病気と闘っているのは、患者様だけではありません。
御家族も一緒に悩み、苦しまれていることが多いのです。
私たちはまた、御家族をサポートしていくことの大切さを感じています。
今日は、そんなお話を緩和ケア認定看護師さんから聞かせていただき、私からは少し緩和ケアの考え方についてお話をさせていただきました。
がん治療と緩和ケアは同時に行っていくものなのです。
がんの告知を受けてつらくなっているお気持ちを和らげてさし上げるのも、大事な緩和ケアの一つですからね。
↓その調子でまずは病院内、そして全国の医療スタッフへの布教活動もがんばれ!!と、応援クリックをお願いできますか? クリックで一人でも多くの方を乳がんのお悩みから救ってまいりましょう。みなさまの応援を、心より感謝申し上げます。
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