冷たい人ね!
今日は、インフォームド・コンセントについて知りましょう。
何だか良く分からない医療用語の一つです。
「ここまでは説明したから、あとは勝手に決めてください」
こんな先生がいたら誰でもびっくりしますよね。
冷たい人ね!
では済みませんね。
大切なことを決めるためには、十分なデータに基づく根拠をアドバイスしてくれる人が必要です。
インフォームド・コンセントはすなわち、
「納得できるまで説明をしていただいてよく考えた結果、自分に最適な治療を選択する権利がある。」
ということです。
決して、
「自分の運命は自分の責任で決めなくてはいけないのだ。」
ということではありませんので、誤解のないように。
誤解を解いていくのも、水先案内人である医師のやるべきことですけれどね。
あっ、そうそう。
でも、誤解を解くのは本当は一番難しいことだよね。
って、クリックをお願いできますか。
→
より多くの方に乳がんについて知って欲しいからこちらもクリックお願いできますか。
→
何だか良く分からない医療用語の一つです。
質問:
インフォームド・コンセントとは何ですか?
お答え:
患者さんが治療について医師から必要な説明を受け、理解した上で同意することを「インフォームド・コンセント」といいます。
ひと昔前までは洋の東西を問わず、医師と患者は、
「患者は医者のいうことに従っていればよい」
という関係でした。
しかし、治療を受けて痛かったり不便があったりするのは患者さん本人ですから、治療を受けるかどうかは患者さん本人にしか決められないことであり、他の人が勝手に決めたのではだめだ、と言われるようになって生まれた考え方です。
ただし、医師の中には
「患者さんに決めてもらう」
というのを誤解していて、AとBの2つの治療がある場合、
「あなたに勧められる治療はAとBです。あとはあなたの選択ですから、どっちにするか決めてください。」
というのがインフォームド・コンセントだと思っている人がいます。
患者さんの多くは専門家ではありませんから、こんな説明で治療を選ぶことはできません。
患者さんがすべきことは、
「自分にとって一番大切なことは何か、どういう生活をしたいのか」
を考えて伝えることであり、
医師は患者さんの希望をうまく聞き出して、患者さんの希望を最もよく実現する方法を選んで提案するのが役割です。
“患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編
金原出版株式会社 より抜粋引用
「ここまでは説明したから、あとは勝手に決めてください」
こんな先生がいたら誰でもびっくりしますよね。
冷たい人ね!
では済みませんね。
大切なことを決めるためには、十分なデータに基づく根拠をアドバイスしてくれる人が必要です。
インフォームド・コンセントはすなわち、
「納得できるまで説明をしていただいてよく考えた結果、自分に最適な治療を選択する権利がある。」
ということです。
決して、
「自分の運命は自分の責任で決めなくてはいけないのだ。」
ということではありませんので、誤解のないように。
誤解を解いていくのも、水先案内人である医師のやるべきことですけれどね。
あっ、そうそう。
でも、誤解を解くのは本当は一番難しいことだよね。
って、クリックをお願いできますか。
→

より多くの方に乳がんについて知って欲しいからこちらもクリックお願いできますか。
→

こんな先生はいかが?
今日はまた、理想的な医師像について御一緒に考えましょう。
医療スタッフの皆様も御一緒にどうぞ。
患者様方から、
「あの先生は全然目を見てくれないんですよね。」
というお話をよくお聞きします。
私は、患者様の不安な気持ちや体調は目を見ないと分からないと思っています。
ですから、患者様が目を合わせてくれなくても、合わせてくれるまでお目々をのぞき込みます。
また患者様にお話をするときは一切顔をマスクなどで隠さず、
私のすべての表情や態度をお見せして、
「この医者が信頼できるかどうかきちんと見極めてくださいね。」
という気持ちでお話させていただきます。
患者様は常に本気なのですから、
医療スタッフも常に全力でそして本気で対応させていただかなければ失礼ですからね。
でも本気で(マジで)一緒に闘ってくれる先生を見つけるのってなかなか難しいかも!
って、クリックをお願いできますか。
→
より多くの方に乳がんについて知って欲しいからこちらもクリックお願いできますか。
→
医療スタッフの皆様も御一緒にどうぞ。
質問:
信頼できる医師の条件は?
お答え:
人付き合いには相性がありますが、医師があなたにとって水先案内人になれるかどうかには条件があります。
具体的には、
1.患者の話を引き出したり、よく聞こうとしているか。
2.患者の気がかりや苦しいところに共感してくれるか。
3.必要なことをわかりやすく説明してくれるか。
4.患者の希望を聞いてくれるか。
5.根拠のある治療の中から最善の方法を提案してくれるか。
などが重要です。
患者の顔を見もしない、
説明が難しすぎて理解できない、
質問するといやな顔をする、
治療法の説明をして
「あとはあなたの選択ですから」
と放り出すというような医師は、とても水先案内人として信頼できませんから、いくら腕がいいという評判の医師で有名な病院でも、遠慮したほうがよいでしょう。
“患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編
金原出版株式会社 より抜粋引用
患者様方から、
「あの先生は全然目を見てくれないんですよね。」
というお話をよくお聞きします。
私は、患者様の不安な気持ちや体調は目を見ないと分からないと思っています。
ですから、患者様が目を合わせてくれなくても、合わせてくれるまでお目々をのぞき込みます。
また患者様にお話をするときは一切顔をマスクなどで隠さず、
私のすべての表情や態度をお見せして、
「この医者が信頼できるかどうかきちんと見極めてくださいね。」
という気持ちでお話させていただきます。
患者様は常に本気なのですから、
医療スタッフも常に全力でそして本気で対応させていただかなければ失礼ですからね。
でも本気で(マジで)一緒に闘ってくれる先生を見つけるのってなかなか難しいかも!
って、クリックをお願いできますか。
→

より多くの方に乳がんについて知って欲しいからこちらもクリックお願いできますか。
→

質問コーナー
今日から一週間は神奈川乳がん治療研究会のご質問コーナー担当です。
私も、すこしでも良い水先案内人でありつづけたいと思っています。
もしどこかの荒波に巻き込まれそうなときには、いつでもこちらにおいでくださいませ。
穏やかな流れに戻して差し上げますからね。
私は、一緒に荒波に巻き込まれても平気ですしね (^_^)v
だって人生は、辛いことの後には、絶対に良いことが起きるようになっているのだから。
そんなわけで、光が見えてくるまでのほんの少しの時間、歯をくいしばって頑張って行けば良いのですよ。
私もいつもそう思っています。
何て楽観的――!そのお気楽さがうらやましいわ!!
って、クリックをお願いできますか。
→
より多くの方に乳がんについて知って欲しいからこちらもクリックお願いできますか。
→
質問:
乳がんの治療を決める際に、医師と何をどう話をすれば良いでしょうか。
お答え:
治療を受けるかどうか決めるのに必要な情報(目的、内容、リスク、利益、時間やお金)などについて詳しい説明を受け、ご自身の希望を伝え、医師の考えや勧めも聞いて話し合い、納得した上で方針を決めてください。
あなたのからだを船に例えるならば、操縦するのは船長であるあなた自身ですが、がんの治療には高い専門性が必要ですので、がん治療に精通していて、あなたにとって最も良い道を案内してくれる「水先案内人」が必要です。
治療は水先案内人である医師が、患者さんの病状をみながら、そして患者さんがどこに行きたいかを聞きながら決めていかなくてはなりません。
これには船長であるあなたと、水先案内人の医師がきちんと話し合いをして、納得した上で船を進めることが大事です。
“患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編
金原出版株式会社 より抜粋引用
私も、すこしでも良い水先案内人でありつづけたいと思っています。
もしどこかの荒波に巻き込まれそうなときには、いつでもこちらにおいでくださいませ。
穏やかな流れに戻して差し上げますからね。
私は、一緒に荒波に巻き込まれても平気ですしね (^_^)v
だって人生は、辛いことの後には、絶対に良いことが起きるようになっているのだから。
そんなわけで、光が見えてくるまでのほんの少しの時間、歯をくいしばって頑張って行けば良いのですよ。
私もいつもそう思っています。
何て楽観的――!そのお気楽さがうらやましいわ!!
って、クリックをお願いできますか。
→

より多くの方に乳がんについて知って欲しいからこちらもクリックお願いできますか。
→

ブランシェ
ご存じの方も多いと思いますが、昨日お話したカサブランカという言葉の意味は「白い家」です。
標準治療は最善の治療であることは皆様に是非知っておいていただきたいことです。
カサブランカは、スペイン語です。
Casa 「家」
Blanca 「白い」
と分けられます。
高校の時に私は白組の団長をさせていただいておりました。
「白組」
という響きも大好きでしたが、
チームのメンバーがフランス語を調べてきて、ある日私たちは
「チーム ブランシェ」
になりました。
結構オシャレでしょ。
「チーム」がフランス語で無いことは置いといてね。
今もチームブランシェは、強い絆で結ばれています。
来週チームブランシェの集まりがあります。
医師になっているメンバーが多いクラスでしたので、
また皆様のお役に立てるような最善の連携をしていきたいと思います。
運動会や受験や病気などで一緒に闘った“同士”ってとても大切だよね。
って、クリックをお願いできますか。
→
より多くの方に乳がんについて知って欲しいからこちらもクリックお願いできますか。
→
質問:
乳がんの標準治療とは何ですか?
お答え:
乳がんは患者さんの数も多いこと、治療の方法がたくさんあることや薬が良く効く病気であることなどから、治療法の研究は1970年ぐらいから世界中で盛んに行われ、手術や診断の方法、薬剤による治療方法が発達してきました。
そしてたくさんの研究を重ねた結果、
「こういう状況の人にはこれがよい。」
ということが少しずつ分かってきました。
これらを、
「標準治療」
といい、患者さんには
「標準治療を提供する必要がある」
と言われるようになりました。
「標準」という言葉から、
「特上・上・並」
とあるランクのうちの
「並」
ではないかとイメージする人もいるようですが、
標準治療は
「並ランクの治療」
ではなくて、
「多くの臨床試験の結果をもとに検討がなされ、専門家の間で合意が得られている最善の治療法」
という意味です。
“患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編
金原出版株式会社 より抜粋引用
標準治療は最善の治療であることは皆様に是非知っておいていただきたいことです。
カサブランカは、スペイン語です。
Casa 「家」
Blanca 「白い」
と分けられます。
高校の時に私は白組の団長をさせていただいておりました。
「白組」
という響きも大好きでしたが、
チームのメンバーがフランス語を調べてきて、ある日私たちは
「チーム ブランシェ」
になりました。
結構オシャレでしょ。
「チーム」がフランス語で無いことは置いといてね。
今もチームブランシェは、強い絆で結ばれています。
来週チームブランシェの集まりがあります。
医師になっているメンバーが多いクラスでしたので、
また皆様のお役に立てるような最善の連携をしていきたいと思います。
運動会や受験や病気などで一緒に闘った“同士”ってとても大切だよね。
って、クリックをお願いできますか。
→

より多くの方に乳がんについて知って欲しいからこちらもクリックお願いできますか。
→
