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  • 針生検

    2009年3月6日

    今日はみなさまが苦手な、針を使用した検査についての御報告です。

    「針生検は乳房疾患の良悪性の判定方法として勧められる。

    マンモグラフィーでの異常や触知腫瘤を認める場合、生検は必須の診断手法となりうる。

    最近ではマンモグラフィーで発見された非触知病変に対し、ガイドワイヤ挿入を含めた摘出生検に代わって、針生検(core needle biopsy ; CNB)(ステレオガイド下マンモトームを含む)が第一選択とされるようになってきた。

    針生検はマンモグラフィーや超音波ガイド下での生検が施行されることが多い。

    針生検は組織標本が直接採取されるために、より確定的な組織型の診断を下すことができる。

    針生検で浸潤癌の診断がなされれば手術、薬物療法を含めた治療方法の選択に貢献できる。

    乳癌診療ガイドライン 検診・診断 2008 より抜粋引用」


    今日は午前の外来が午後2時頃に終了し、それから針生検を夕方まで行いました。

    できるだけ患者様が痛みを感じないように、丁寧に愛情を込めておこなっています。

    でもやっぱり皆様は初めてのことでどきどきしていますので、緊張をほぐして差し上げながら、なおかつすごい集中力で、小さなしこりに針を命中させています。

    生検診断率を100%に近づけるようにがんばっています。


    本日は、大雨・大風です。

    先ほど窓を開けたらすごい勢いで風が入ってきて、窓際においてあった書類がものすごい勢いで散らばってしまいました。

    こんなに風の強い日は、なんだか救急病院もとってもにぎやかになってしまうので、今日はそうならないように早くおうちに帰ってくださいね。

    今週末は晴れるようにお祈りしていましょう。

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    閉経後ホルモン補充療法 その2

    2009年2月18日

    ホルモン補充療法の安全性についての検討です。

    「エストロゲン・プロゲスチン併用補充療法はわずかではあるが、乳がん発病のリスクを増加させると結論できる。

    一方エストロゲン補充療法は今回の検討では一定の結果が得られず、リスクが増加するとは結論できない。

    またこれらの結論は主に白人女性で得られた知見に基づくものであり日本人で検討する際には留意が必要である。

    乳癌診療ガイドライン 疫学・予防 2008より抜粋引用」


    昨日が救急の当直でしたので、今日は睡眠不足で意識を失いつつあります。

    明日に備えて今日は早めにお休みいたします。

    と言いながら何か良いお話がないかどうかを今考えていますが、この文章一行を打つのにも20-30分の時間が必要なのですから、今日は目と身体を休めておいた方が良いみたいです。

    それでは。


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    閉経後ホルモン補充療法

    2009年2月17日

    若返りのために、閉経後にホルモン注射をする方がいらっしゃいます。

    女性の美しさは内面からにじみ出てくるものだと思いますが、やはりホルモン注射の効果に期待する方も多いようです。

    今日は、ホルモン補充療法の安全性について考えてみましょう。

    「“閉経後ホルモン補充療法は乳がんのリスクを増加させるか。”

    <エビデンスグレード>
    ―確実―
    エストロゲン・プロゲスチン併用補充療法では、わずかではあるが乳がんのリスクを増加させることは確実である。

    エストロゲン・プロゲスチン併用補充療法(CHRT)とエストロゲン補充療法(ERT)を含む大規模ランダム化比較試験の系統的レビューでは、乳がんのリスクが増加すると結論している。

    すなわち、5年間の閉経後ホルモン補充療法(HRT)使用により

    50-59歳の使用者では1,000人あたりの乳がんが3.2人

    60-69歳の使用者では乳がんが4.0人増加する。

    乳癌診療ガイドライン 疫学・予防 2008より抜粋引用」


    明日も、ホルモン補充療法に関する情報です。


    最近は電子カルテを使用することが多く、手書きをすることがほとんどなくなってきました。

    ですから、たまに書類を書くと、みみずが這ったような字になってしまいます。

    そして、何という内容が書いてあるのか、はたまたサインが自分でも判別できず、誰が書いた書類なのか分からなくなってしまいます。

    昔は習字を習っていたのに、どうしたことでしょう。

    今度はペン習字でも習いましょうか (^o^)

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    遺伝子検査 その3

    2009年2月14日

    遺伝子検査については今日で一段落です。

    まだ、研究段階の内容ですので、わたくしも皆様と御一緒に勉強させていただいています。

    「乳がん家族歴を有する女性を対象にしたBRCA1あるいはBRCA2遺伝子診断をおこなうことにより、効率的に乳がん・卵巣がんの高リスク女性を発見できる可能性があると考えられる。

    しかし、遺伝子診断を行うにあたっては、環境の整備、すなわち遺伝カウンセリングを含む包括的遺伝医療が行える体制が用意されている必要がある。

    また、それを支える医療体制として、変異陽性例への適切な検診法、予防法、治療法が準備されていることが前提となる。

    いまだに我が国では、これらの体制が確立されていない。

    今後の整備が急務であるが、現状では特殊な施設や研究を除き、日常診療において遺伝子検査を勧めることはできない。

    乳癌診療ガイドライン 疫学・予防 2008より抜粋引用」


    自分の身体のなかの遺伝子を全て調べて、将来なる可能性の高い病気が分かってしまったら、いったいどんな対応をすれば良いのでしょうか。

    その臓器をすべて摘出してしまえばよいのでしょうか。

    色々な状況を想定して、考えすぎてしまいます。

    遺伝子の問題点が見つかってもその解決法が見つかっていないのであれば、何も知らない方が良い、ということになってしまいます。

    一種の将来の自分におこることの予言ですからね。

    今日は、何だか触れてはいけない神の領域のようなお話になってしまいました。

    みなさまはどのようにお感じになったでしょうか。

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    遺伝子検査 その2

    2009年2月13日

    遺伝子検査の必要性について検討しています。

    今日はどんなおはなしでしょうか。

    「日本人における検討では、少数の乳がん家系、乳がん・卵巣がん家系を対象にした初期の研究があり、変異の頻度はBRCA1遺伝子で10%、BRCA2遺伝子で15%と報告された。

    その後、第一近親者に少なくとも一人の乳がんあるいは卵巣がん患者がいる乳がん患者113家系の調査が行われ、BRCA1遺伝子変異は13.3%、BRCA2遺伝子変異は18.6%に認められた。

    また、乳がん・卵巣がん家系ではBRCA1遺伝子変異は58.3%、BRCA2遺伝子変異は0%であった。

    これらより日本人の乳がん・卵巣がん家系ではBRCA1とBRCA2遺伝子変異の頻度は白人のそれと同等であるが、BRCA2遺伝子変異のある卵巣がん家系は少ないものと考えられた。

    乳癌診療ガイドライン 疫学・予防 2008より抜粋引用」



    今日はコーヒーショップに来ています。

    たまに気分転換で、お店でブログを更新したりしています。

    病院の医局でも感じるのですが、コーヒーが大好きな人は一日に何杯でもいただけるんですね。

    感心してしまいます。

    カフェインがたまらないようですね。

    私はまだお子ちゃまですので、その気持ちは分かりませんがブラックコーヒーを飲んだりすると大人になった気分になります。

    でも今日いただいているのは、やっぱりお子ちゃまのアイスカフェモカですよ (*^_^*)

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    遺伝子検査 その1

    2009年2月12日

    さて、遺伝子に変異があるかたの乳がん発症の予防について考えてまいりました。

    それでは、遺伝子検査自体の有効性はどうなのでしょうか。

    女性全員の遺伝子検査をすれば良いのでしょうか。

    それは、ちょっとちがうみたいです。

    「”乳がん家族歴を有する女性に対してBRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異検査は勧められるか”

    推奨グレードC
    エビデンスは十分と言えないので日常診療で実践する際には十分な注意を要する。

    BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異をもつ女性の生涯の乳がん発病率は約80%と高率である。

    Fordらは、International Breast Cancer Linkage Consortiumの分析を基にBRCA1遺伝子変異の認められる割合を、一般女性では人工1,000人に1.2人(0.12%)、乳がん患者の場合40歳以下では5.3%、40-49歳では2.2%、50-70歳では1.1%と報告した。

    また、60歳以下の乳がん罹患者が4人以上いる家系では50%、

    乳がん・卵巣癌の両方に罹患している女性がいる家系では80%にBRCA1遺伝子変異が認められた。

    乳癌診療ガイドライン 疫学・予防 2008より抜粋引用」



    私たち川崎幸病院外科の今年の標語のひとつに“one for all”があります。

    「ひとりはみんなのために。  みんなはひとりのために。」

    という気持ちをこめてみんなで考えて決めました。

    私たち医師の業務は、患者さまを24時間年中無休で支えていくという重要な役割があります。

    しかし必ずしも全ての患者様の側に、いつもいてさしあげることはできません。


    だからと言って、他の先生が担当している患者様の具合が悪いときに、

    「自分は主治医でないから知りません。」

    これは医師としていいのかな?って思ってしまいます。


    チームの個人個人がそれぞれの役割をきちんと果たし、

    できるだけチーム全体ですべての患者様の病状を把握し、全員で治療にあたる。

    この精神が“one for all”です。


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    予防的卵巣切除

    2009年2月11日

    最近は予防に関する報告が多いですね。

    乳がん検診を受けることも重要であり、乳がんの発症を予防することも重要です。

    ただし、果たして身体にメスを入れるような予防治療が本当に良いのかどうか。

    これは、とても難しい問題です。

    「”BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異をもつ女性に対する予防的卵巣切除は勧められるか。”

    推奨グレードC
    エビデンスは十分と言えないので日常診療で実践する際には十分な注意を要する。

    BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異をもつ女性の生涯の乳がん発病率は約80%と高率である。

    よって、BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異のあることがあきらかとなった女性に対する有効な予防治療の確立は重要な課題である。

    乳がんは乳房内の上皮細胞が女性ホルモンの強い影響を受け癌化するため、外科的ホルモン療法である予防的両側卵巣切除についての有用性の検討が必要である。


    両側予防的卵巣切除(bilateral prophylactic oophorectomy; BPO)の効果に関する報告として、非ランダム化試験を2件、症例対照研究を1件選択した。

    BRCA1もしくはBRCA2遺伝子変異を有する女性551人を非無作為に両側卵巣切除群259人と非切除群292人に分けて前向きに最低8年間観察した結果、BPOによる乳がん発病率の減少は53%であった。

    同様に、BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異を有する35歳以上の女性170人を切除群と温存群に分けて追跡、約2年間の観察期間であるが、乳がん発病率は75%減少した。

    症例対照研究では、BRCA1キャリアの乳がん発病危険率は56%に減少し、BRCA2キャリアでは46%に減少した。

    以上より、BPOは乳がん発病リスクを減少させるという一貫性が見られた。(エビデンスレベル2あるいは3)・・・(エビデンスレベル1が最も信頼性が高い)

    しかし、BPOが生命予後に及ぼす影響については、該当する報告が無く不明である。

    従って、日本の現状では確立されていない点が多く、日常診療で勧めるだけの根拠が不十分である。

    しかし、対象者にBPOという予防措置を行うことは、現行の乳がん検診に比べ発病前の処置を行うことでより効果的に乳がん死亡を減少させると思われ、今後施行に向けての臨床試験等を早急に実施することが必要である。

    乳癌診療ガイドライン 疫学・予防 2008より抜粋引用」



    今日、このブログは1歳を迎えます (^_^)v

    みなさまの応援のおかげさまで頑張って来られました。

    本当にありがとうございます。


    病気全般にあてはまりますが、特に乳がんに関しては常にドクターも勉強し、最新情報を入手して実践していかないと、患者様方に不利益がおきます。

    私は皆様と共に確かな情報を共有し、ともに勉強する事によって、今後の正しい治療方針に向かっていけるようにお手伝いをさせていただいてます。

    これからも引き続きまじめに、そして元気に診療にあたり、またご質問にお答えして、皆様がにっこりできますように励んでまいります。


    すべての患者様、御家族がみんな笑顔になれる日を夢見て・・・。


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    予防的両側乳房切除術 その2

    2009年2月9日

    衝撃的な予防的両側乳房切除術。

    もう少し掘り下げてみてみましょう。

    「BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異をもつ女性を研究の対象とした場合、変異を持たない女性に比べて乳癌発病の危険率が高いことが知られている。

    こういった、乳癌発病の高いリスクを有する女性群を対象とした予防的乳房切除のランダム化比較試験は、倫理的理由により実施不可能で報告は全くない。

    しかし、BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異を持つ女性においては、予防的乳房切除により、乳がん発病リスクが減少することは明らかである。

    ただし、予防的乳房切除が生命予後に及ぼす影響に関しては、該当する報告が無く不明である。

    また診断法における遺伝子、変異配列、方法などの特許の権利問題や検診法、カウンセリング制度、そして社会差別の問題等、日本の現状では確立されていない点が多く、日常診療で勧めるだけの根拠が不十分である。

    対象者に予防的乳房切除という予防措置を行うことは、現行の乳癌検診に比べ、発病前の処置を行う面でより効果的に乳癌死亡を減少させると思われる。

    今後施行に向けての臨床試験等を早急に実施することが重要である。

    乳癌診療ガイドライン 疫学・予防 2008より抜粋引用」



    今現在がん細胞が存在しない乳房を切除する覚悟。

    これは相当に強い気持ちがないと難しいと思います。

    また手術後の精神的なサポートも必要です。

    乳房再建がこの覚悟を後押しするかもしれません。

    まずは、あせらずに乳癌検診を忘れずに受けることからはじめましょうね。


    ブラックペアン1988” 海堂 尊 著

    読み終わりました。


    大学病院の輝かしく華やかな部分と、大学病院ならではの権力争いや足の引っ張り合いが迫力あふれる描写で描かれていました。

    ブラックペアンは私たちの病院には存在しません。

    しかし現在、この本に登場する最新鋭の機械を利用して、全国どこの病院でも外科医は手術をおこなっています。

    時代の流れはすさまじいですね。


    医療の世界でも、常に新しい研究がなされています。

    しかし暴走はいけません。

    常にこころを忘れずに、そして患者様の安全を第一に、研究はなされていかなければいけません。


    とくに、がん治療に関しては

    研究で新しい戦略を開発すること、と同時に

    その戦略が苦痛や危険をともなわないこと。

    が、大切だと思います。

    今は、まだ副作用がでても仕方がない風潮となっておりますが、できれば副作用のない治療の開発が望ましいですね。


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    予防的両側乳房切除術

    2009年2月8日

    乳がんの究極の予防策として両側乳房切除という考え方があります。

    今日は日本における考え方をお伝えします。

    「”BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異をもつ女性に対する両側の予防的乳房切除は勧められるか。”

    推奨グレードC
    エビデンスは十分と言えないので日常診療で実践する際には十分な注意を要する。

    BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異をもつ女性の生涯の乳がん発病率は約80%と高率である。

    両側の予防的乳房切除により乳がん発病リスクは減少する。

    しかし、有効な診断法、治療法、カウンセリング制度など確立されていない日本の現状では、日常診療で勧めるだけの根拠が不十分である。

    乳癌診療ガイドライン 疫学・予防 2008 より抜粋引用」



    明日もこの内容を掘り下げてお伝えします。


    もうすぐ2月11日です。

    私が1年前に“にっこり乳癌検診”と“乳癌検診へGO!GO!”を開設した日なのです。

    常に最新の情報をお伝えできるように、

    そして御病気と闘っている方と御家族のために、

    また検査結果に不安をお感じになっている皆様のお役にたてますように、

    という願いを込めて、日々更新しております。

    2年目からはどのように進化そして深化していきましょうか。

    実は、この“深化”という言葉は川崎幸(さいわい)病院外科チームの今年の標語の一つです。

    「より一層深く掘り下げていく」

    という決意を表現しています。

    その他にも標語があるのですが、またの機会にね。

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    乳がんのマーカー その2

    2009年2月7日

    乳がんのマーカーについての2日目です。

    「腫瘍マーカーの臨床的有用性は、明確な用途、そのマーカーが陽性か陰性かによる転帰の差の規模、およびその規模規定の正確性に関する厳格な基準を用いて評価しなければならない。

    早期乳がんを有する患者の管理にルーチンで使用することを推奨できるマーカーは少なく、エストロゲン受容体(ER)、プロゲステロン受容体(PgR)、ヒト上皮成長因子受容体(HER2)、ウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子(uPA)/プラスミノーゲン活性化因子阻害因子-1(PAI-1)およびOncotype DXに限られる。

    多重パラメータアッセイを用いることにより、予後の評価だけではなく、術後化学療法の有益性を実質的に予測できる場合がある。

    American Society of Clinical Oncology 2008 Educational Book , Breast Cancerより抜粋引用」



    土曜日の朝の電車は空いていてのんびりできますので大好きです。

    今朝の電車の中で、“ブラックペアン1988” 海堂 尊 著 を読みはじめました。

    外科研修医を通して見た大学病院の日常の描写がとてもなつかしく感じられます。

    そして絶対君主制の時代の外科の教授の威厳あふれる姿がとてもまぶしいです。

    医師には優しさと包容力と威厳が必要だと思います。

    威厳は、自分に厳しくすることから生まれてくると思います。

    というわけで、もっともっと自分に厳しくしていきますね。


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