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    2009年11月24日

    前もってあらゆる場面を想定して準備することはとっても大切です。


    <ご質問>
    遠隔転移について教えてください。

    <お答え>
    乳がんにかかったということで、転移の有無を心配される患者さんも多いでしょう。

    しかし、実際には乳がんと診断されると同時に転移がみつかる可能性は極めて低いです。

    例えば、乳房内での広がりや腋窩リンパ節転移を検査するCT検査やMRI検査で、肺転移や肝転移などを検査することはあります。

    その結果、

    CTで骨転移などが見つかる確率は0.5%、

    肺転移の見つかる確率は5cm以下の乳がんで0.1%程度と低い頻度です。


    また、骨シンチグラフィーで骨転移が見つかる確率は、

    2cm以下の乳がんで0.5%、

    2.1cm以上5cm以下の乳がんでも2.4%と言われています。


    これらの検査で転移疑いと出てもさらに詳しく検査してみると、実際には転移ではなかったという結果になることも多くあります。

    以上により、乳がん患者さんにとって手術前に骨シンチグラフィーによる骨転移やPET検査による遠隔転移などを調べることは必ずしも必要ではありません。

    “患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編
    金原出版株式会社 より抜粋引用


    私たち医療従事者の言葉の重さを感じることがたくさんあります。

    言葉の重さだけではありません。

    ちょっとした目線の流れ方。

    表情の変化。

    などなど。

    責任の重さを感じます。


    今日の引用でも、

    「検査では転移が見つからないのか?」

    って、皆様が不安になってしまうかもしれません。


    でも見つからないうちに、治療で消えていくものが多く存在すると考えられています。

    見えない敵をおそれて、逃げ回る必要はありません。

    どこから敵が飛び出してきても良いように、

    しっかりガードを固めて戦闘準備を万端にしておくことが大切です。

    そうすれば飛び出そうとしてきた敵を片っ端からやっつけることが出来るのですからね。


    全ては準備が大切ですよ。


    そんなに準備準備って言うなら、
    今週の緩和ケア講演会とか来週の化学療法の講演会は、
    もちろん準備万端なんだよね?
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