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    2009年11月12日

    今日は、インフォームド・コンセントについて知りましょう。

    何だか良く分からない医療用語の一つです。


    質問:
    インフォームド・コンセントとは何ですか?

    お答え:
    患者さんが治療について医師から必要な説明を受け、理解した上で同意することを「インフォームド・コンセント」といいます。

    ひと昔前までは洋の東西を問わず、医師と患者は、

    「患者は医者のいうことに従っていればよい」

    という関係でした。

    しかし、治療を受けて痛かったり不便があったりするのは患者さん本人ですから、治療を受けるかどうかは患者さん本人にしか決められないことであり、他の人が勝手に決めたのではだめだ、と言われるようになって生まれた考え方です。

    ただし、医師の中には

    「患者さんに決めてもらう」

    というのを誤解していて、AとBの2つの治療がある場合、

    「あなたに勧められる治療はAとBです。あとはあなたの選択ですから、どっちにするか決めてください。」

    というのがインフォームド・コンセントだと思っている人がいます。


    患者さんの多くは専門家ではありませんから、こんな説明で治療を選ぶことはできません。


    患者さんがすべきことは、

    「自分にとって一番大切なことは何か、どういう生活をしたいのか」

    を考えて伝えることであり、

    医師は患者さんの希望をうまく聞き出して、患者さんの希望を最もよく実現する方法を選んで提案するのが役割です。

    “患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2009年版” 日本乳癌学会編
    金原出版株式会社 より抜粋引用


    「ここまでは説明したから、あとは勝手に決めてください」

    こんな先生がいたら誰でもびっくりしますよね。

    冷たい人ね!

    では済みませんね。

    大切なことを決めるためには、十分なデータに基づく根拠をアドバイスしてくれる人が必要です。

    インフォームド・コンセントはすなわち、

    「納得できるまで説明をしていただいてよく考えた結果、自分に最適な治療を選択する権利がある。」

    ということです。

    決して、

    「自分の運命は自分の責任で決めなくてはいけないのだ。」

    ということではありませんので、誤解のないように。


    誤解を解いていくのも、水先案内人である医師のやるべきことですけれどね。

    あっ、そうそう。
    でも、誤解を解くのは本当は一番難しいことだよね。
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