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  • 構築の乱れ その2

    2009年3月23日

    さらに構築の乱れが続きます。

    「スピキュラのうち、中心濃度が淡いものでは良性の病変(出血を伴う脂肪壊死や炎症)、中心濃度が小さいものではradial scar(放射状瘢痕)や複雑性硬化性病変(complex sclerosing lesion)が、がんと鑑別される必要がある。

    retractionはスピキュラを伴う病変の本体そのものは乳腺に隠されて認められないが、その影響として、乳腺辺縁が引き込まれてみえるものをいう。

    スピキュラにもretractionにも、力学的な方向性が存在することを考慮して、病変の本体を見極める力を持つことが重要であろう。

    “乳腺外科の要点と盲点” 幕内 雅敏先生監修 霞 富士雄先生編集より抜粋引用」


    このように、マンモグラフィーを読影するときには、その患者さんの乳腺の特徴や手術既往や年齢などの背景などにも思いをめぐらし、隠れた異常がないかどうかを心の目でもみることが大切と考えます。

    これは日常の診療でも同じ事が言えると思います。

    患者様の訴えの中に隠された真実を突き止めるために、患者様の家族背景や住んでいる環境、そして心や体の中全体に思いを巡らし、病気の確定診断に近づいていく。

    これは、救急医療、がん治療、緩和医療、全ての領域で共通した大切なことであると考えています。

    たくさんいただいているコメントへのお返事が遅れております。

    かならずお返事いたしますので、お待ち下さいね。

    今日、外来でもたくさんの方をお待たせしてしまいました。

    反省、反省です m(_ _)m

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