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  • 筋皮弁法の問題点

    2008年12月26日

    皆様こんばんは。

    乳房再建に関して皆様がとってもご興味がおありなのが、ひしひしと伝わってまいります。

    具体的な再建方法については、形成外科医はお一人お一人の体のラインを体位を変えながら検討し、どの方法が最適かをしっかりと考えて手術方法を決定してくださっています。

    従ってどの方法が最もすぐれているというわけではなく、それぞれの利点、欠点を総合的に判断し決定しています。

    「筋皮弁法の問題点

    1.壊死
    筋皮弁は背中やおなかの筋肉を剥がしますが、根本は切り離さずに血流を保ちます。

    しかし移植した皮膚や皮下脂肪は、時には血の巡りが悪くなって腐ることがあります。

    これを「壊死」と呼びます。

    壊死した組織は外来で切り取られ最終的には治りますが変形の原因になります。

    2.ツギをあてたような外観
    移植した皮膚は乳房の皮膚とは異なりますので、ツギをあてたようになります。

    3.左右対称にならない
    乳房が大きく取られているとき、対側の乳房が大きい時、医師の技術が未熟な時、対称な形にはならないでしょう。

    4.採皮部の問題
    広背筋皮弁の場合は、背中に大きな斜めの傷がつき、皮膚がへこみます。

    腹直筋皮弁なら、おなかには縦または横の大きな傷がつき、腹筋の力が弱くなります。

    時には下腹部にヘルニア(脱腸)が生じます。

    筋皮弁法を推奨する医師はこれらの問題をほとんど気にしませんが、患者さんは気にします。

    乳ガン110番 南雲吉則先生他 日刊工業新聞社より引用」


    今日はいっぱい大切なことを引用させていただきました。

    インプラント法についても、また勉強していきますからね。

    再建を受けられたかたのブログもぜひご覧ください。

    何度もお伝えしますが、乳房再建を受けるか、受けないか、いつごろ受けるのか、どの方法を選べばよいのか、この答えを見つけるのはとっても大変です。

    ひとりで悩まずに、いろいろな所から情報を集め、最終的には形成外科の先生の門を叩いて、直接お話を聞いてみてくださいね。


    今日はとってもうれしいニュースがありました。

    私ども川崎幸病院、および川崎幸クリニックの、乳がん診療の実績を聖マリアンナ医科大学 乳腺内分泌外科 福田 護 教授に御確認いただき、遅ればせながら2009年1月付で正式に日本乳癌学会認定医・専門医制度関連施設に認定していただきました。

    今までもたくさんの先生方に御指導いただきながら、知識を増やし、治療方法の研究をおこなってまいりましたが、来年からもますます貪欲に、そして皆様のために全力で自己研鑚を続けてまいります。

    これからもよろしくね(^v^)

    ↓最後だけちょっとなれなれしくなっちゃいました。本日もブログランキングのクリックをよろしくお願いいたしますね。クリックで一人でも多くの方を乳がんから救ってまいりましょう。みなさま、いつも応援ありがとうございます。心より感謝申し上げます。

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