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  • ホルモン療法 その6 ― 術前ホルモン療法についてー

    2008年11月29日

    今日は術前ホルモン療法についてです。


    「手術可能な乳がんにたいし術前に化学療法を行った場合、予後は同等で乳房温存率は向上する。

    術前に閉経後ホルモン感受性原発性乳がんにホルモン療法をおこなうことで、予後や乳房温存率が改善するかを検討する。

    ―タモキシフェンー
    局所進行乳がんに対するタモキシフェンの術前療法は約半数に奏効する。

    pCR(病理学的完全奏効;yasuu注釈)率は低く、約1-8%である。

    47人の高齢者(平均年齢72歳)を対象にした試験では治療期間6ヶ月で奏効率47%であり、温存術が可能であったのは5人であった。

    2年、5年生存期間はそれぞれ83%, 59%であった。

    効果は緩徐であり、不応と判断するのに少なくとも3-6ヶ月の治療期間が必要であった。

    乳がん診療ガイドライン  薬物療法 2007より引用」


    まだ、術前ホルモン療法は確立された治療ではありませんので、明日も何が良いことなのかを考えてみましょう。


    無事、学会発表が終わりました。

    日本臨床外科学会でした。

    会場はホテルニューオータニでしたので、発表して今はもう病院に戻ってきました。

    今日の発表内容は、手術テクニックを如何に研修医の先生方にお伝えするか、という内容でした。

    私たちの病院では、毎朝カンファランスをおこない、その日に行う手術についての検討や、前日の手術についてのプレゼンテーションをおこない、日々すべての患者様の治療方針をチーム全員で把握するようにしています。

    この方法により、外科医および研修医達はお互いの手術方法をチェックすることができ、各自の手術テクニックをも磨くことができます。

    そういった内容の発表でした。

    なかなか全員で毎朝集まってカンファランスをしている病院は少ないようです。

    みなさま感動してくださいました。

    がんばって準備して良かった (*^_^*)


    今から患者様たちの笑顔をチェックしてから、今度は緩和医療に関する病院内の勉強会の資料を準備します。

    「やることがたくさんあって大変ですね。」とおっしゃってくださる方がいらっしゃいます。

    そんな風に言っていただけることが、なによりの励みになります。

    でも、色々なことができてとってもやりがいがあるんですよ。

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