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  • センチネルリンパ節への微小転移 その3

    2008年11月6日

    これだけ毎日勉強していれば、もうちょっとで、皆様もセンチネルリンパ節生検の専門家になれますよ。

    がんばりましょうね。

    乳がん診療ガイドライン2008 外科療法 からの引用です。

    「SLNに微小転移が同定された場合、非SLN転移頻度をある程度予測できるが、SLN微小転移の臨床的意義がまだ確立されていないことから、現時点では腋窩リンパ節郭清(ALND)が勧められる。

    ただし、SLNB術中迅速病理診断偽陰性(術後永久標本での病理検査でSLN転移陽性と診断が逆転する場合; yasuu 注釈)の場合、二期的ALNDをおこなうことは患者への負担が大きい。

    ALNDと腋窩への放射線治療を比較した臨床試験のメタアナリシスでも両群間での局所再発率に有意差はないため、ALNDのかわりに腋窩への放射線治療をおこなうという選択肢もある。

    結局、非SLN転移のリスク(ITCsや原発腫瘍径10mm以下で低い)、全身薬物療法および放射線治療の有無、原発腫瘍の特徴、患者背景を総合的に考慮して、ALNDを施行するか否かを決めるべきであろう。

    用語集:
    SLN(センチネルリンパ節 ;Sentinel Lymph Nodes)
    SLNB(センチネルリンパ節生検;Sentinel Lymph Nodes Biopsy)
    ALND(腋窩リンパ節郭清;Axillary Lymph Nodes Dissection)
    ITCs(Isolated tumor cells; 0.2mm以下の転移・・・・表記は pN0(i+) )
    微小転移(転移最大径が2mm以下・・・・表記はpN1(mi) )
    非SLN転移・・・センチネルリンパ節以外のリンパ節への転移」


    奥が深いですよね。

    最終的には、色々なことを私たちは患者様に相談しながら決めていかなければなりません。

    患者様方も御自分の身を守るために、どんどん情報を入手しドクターを刺激してください。

    今日は今から川崎市のマンモグラフィー検診のフィルムの読影(合否判定のチェック)に行ってきます。

    最近マンモグラフィーを受診する女性は増加しつつあります。

    とっても良いことだと思います。

    でも、読影医のチェックできる枚数は限られているので、どんなにがんばっても1日に70-80人分が限界です。

    読影できるドクターももっともっと増えると良いですよね。


    最近、大変お寒いのですっかり私は本格的な風邪をひいてしまいました。

    お咳とのどの腫れとだるさが大変です。

    痛み止めを何回も内服しながら、お茶でのどを潤しながら、がんばってます。

    皆様は暖かくして、風邪など召されませんようにお休みくださいね。

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