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  • 乳癌勉強会 2008年7月 みなとみらい  その4

    2008年7月21日

    勉強会の症例検討会 御講演お二人目は、北里大学の三戸先生でした。

    局所進行乳癌の80歳女性のお話でした。

    腫瘍は皮膚に露出しておりとても痛々しい状態でしたが、アロマターゼ阻害剤を投与することにより18ヶ月経過した今、腫瘍が縮小し、腫瘍の露出部分は小さくなって、著明に改善してきているという御発表でした。

    この発表の後、私から会場の皆さんにご質問させていただきました。

    「この患者様に対しては抗癌剤は使用されていないのですが、会場の先生方の、高齢の乳癌の方に対する治療戦略を教えてください。」

    神奈川県内の各施設の先生方のご意見をまとめますと、以下の通りでした。

    「基本的には80歳以上の患者様には、抗癌剤は投与しません。

    副作用による生活の質の低下と抗癌剤による寿命の延長効果を合わせて考えれば、ホルモン治療が有効であれば、ホルモン治療のみの方が良いのではないでしょうか。

    もちろん、患者様が非常に元気で、積極的な治療を御本人、御家族共にご希望されるようであれば、抗癌剤治療も考慮に入れて良いのではないでしょうか。

    なお高齢の方でも、局所制御という意味での手術は必要でしょう。

    ホルモン治療で腫瘍が小さくなった時点で、最小限の手術を行った方が患者様にとって有意義な治療となると思います。」

    日本の乳癌治療の最先端情報を新たな知識として吸収することができるので、乳癌の勉強会は大好きです。

    また明日からの診療に非常に役立つ情報ばかりですので、多くの患者様に有意義な情報をどんどん提供させていただきたいと思います。


    東野圭吾さんの「変身」を読み終わりました。

    どんどん体が醜く変形していく・・、とか
    何かをきっかけに一瞬で超人ハルクのように変身する・・、とか
    華麗な転身・・、といった内容では全くありません。

    東野圭吾さんはあくまでも心の中の情景描写をわかりやすく、そして壮絶に描いてくださるので、すべてが映画のように目に浮かんできますね。

    いつも東野作品をラストシーンを想像しながら読み進めるのですが、その想像を意外な方向に裏切ることが東野圭吾さんの魅力です。

    是非、ラストシーンを想像しながら読んでみてくださいね。

    「もう読んだわよ」と言う声が聞こえてきそうですが・・ポッ

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