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  • 代替療法について その2

    2008年6月26日

    今日は代替療法についてのお話の続きです。

    代替療法とは、通常の治療の代わりに行う治療方法のことです。一般には民間療法と呼ばれます。

    「いわゆる民間療法は、ある種の植物や人工合成物の服用、気功や運動療法等、さまざまなものが宣伝されていて、120種類以上あると言われている。

    そして普及率48~87%との調査もあるように、がん患者さんの多くがこれらの治療を取り入れている。

    経済的にも莫大な費用がつぎこまれ、2000年の国内の漢方市場だけを取り上げても実に2兆円を超えると報告されている。

    乳がん治療においても、代替医療は患者さん主体に行われ、医療現場と無関係なことも多く、その実態を十分把握できないのが現状である。」
                             乳癌診療ガイドラインより

    皆様がもしお悩みがございましたら、まずはきちんと病院やクリニックを受診し、どのような治療ができるのか十分に把握し、お考えいただき、その上でどのような治療を受けるのかを決めていただきたいと思います。

    安易に、効果が証明されていない魔法のようなお薬を信じてしまうと、結局はその業者さんがおいしい思いをするだけで、他には誰も喜びません。

    ついつい魔法のようなうたい文句に魅力を感じてしまうのは、人間として当たり前であると思いますが、どうかそこで一歩立ち止まってください。


    今日は、緩和ケアチームの勉強会があります。がん患者様たちの精神的な不安や苦痛、体の痛みなどを抑えてさしあげるのが、緩和ケアです。

    私も、がんの治療と同時進行で、緩和ケアもおこなっております。

    緩和ケアは決して、終末期におこなう治療ではなく、もっともっと早い段階に行うべきことであると考えています。

    皆様の不安を解消するのも緩和ケアであると考えておりますので、もしご不安なことがございましたらご相談ください。


    今日は、緩和ケアの勉強会が終わったら、神奈川乳癌治療研究会の質問コーナーのお答えづくりに、励みたいと思います。

    それでは、また。
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