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  • 乳癌手術後の気持ちの落ち込み

    2008年5月4日

    乳癌の手術が無事に終了して、その後追加のいろいろな治療を受けながらも、自宅で過ごしている方の中で、次のような気持ちになられる方がいらっしゃいます。

    何もやる気がしない。誰とも話したくない。会いたくない。
    お出かけしたくない。
    何となくいつも不安な気持ちになってしまう。

    このような気持ちには、一時的には誰もがなるものですが、その中でもいつまでもこういった沈んだ気持ちになってしまう方が、時々いらっしゃいます。

    こういった場合には、私たち主治医がじっくりお話を聞かせていただくのはもちろんなのですが、時には心理療法士の先生や心療内科の先生などメンタルケアの先生に、私たちからご相談することもあります。

    こういった、癌による不安な気持ち、落ち込んだ気持ちを含めて、ケアするのが緩和ケアです。緩和ケアは決して末期の癌の方のためだけでなく、癌と診断されたすべての方(早期癌であっても)に必要なものだと思っています。

    ですから、ちょっとしたことでも悩んでいること、困っていることをまず主治医にぶつけてみてください。


    先日転勤になった看護師さんから私たち川崎幸病院外科チームあてにお手紙をいただきました。

    「他の病院で働いて改めて幸外科チームのすばらしさを知りました。お仕事がんばってください。」と書いてくださっていました。

    「何を身内の話をしているのか」、とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちが患者様に愛されるためには、まず身内から愛されなければいけないと思ってがんばっています。

    ですから今回のお手紙はとても心にしみました。

    スタッフが安心して、満足して働ける環境作りは、私たちドクターの務めであり病院の務めであると考えております。なぜならこれが結果的に、安心して患者様が診療を受けられることにつながると思っておりますから。

    これからも、患者様にも御家族にも、そして病院スタッフにも愛されるチームであるように努力してまいります。
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