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  • ハーセプチンの副作用

    2008年4月29日

    昨日の続きです。

    分子標的治療薬であるハーセプチンは決してこわい薬ではありませんが、注意して使用する必要はあります。

    まず初めて使用する時に、約40%の方に発熱や悪寒を主とした投与に対する反応(infusion reaction)が起こります。これは、投与中もしくは投与開始後1日以内におきる過敏反応です。

    Infusion reactionとしては、発熱、嘔吐、頭痛、咳、めまい、脱力などがありますが、多くの場合には重症化せず、2回目以降は症状が出なくなるのが一般的です。2回目以降に、初めてこういった症状が出る方もいます。

    また初回投与時には、稀ではありますが重大な副作用としてアレルギー反応による呼吸困難やショック症状が出る場合があります。従って、ハーセプチンの最初の治療は入院して行った方が、緊急の対応ができるので安心だと思います。

    また注意すべきもう一つのポイントは心機能障害です、特にアンスラサイクリン系の抗癌剤と一緒に投与すると心臓への副作用の頻度が高まるので、ハーセプチンとアンスラサイクリン系の併用は行わないこととなっています。

    ハーセプチン単独投与の際の心不全の発生率は5%、タキソールとの併用時で12%と報告されていますが、命にかかわるような心不全は稀です。


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    今日は天気が良く晴れ晴れした気持ちになりますね。

    元気のないかたも、少しお外に出て公園のお花などをみてみましょう。小学校の時に、図鑑などでみたお花たちがあなたを迎えてくれます。

    菜の花とかパンジーとかきれいなお花をそっとそばでみていると、この子たちは一生懸命に美しくそして背筋を伸ばして咲いていてすごいなと思います。

    「私たちを見て! こんなふうにがんばるのよ。」そういっているような気がしてなりません。
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