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  • 乳腺勉強会のご報告 第三部 ー乳腺MRIー

    2008年4月26日

    川崎での乳腺勉強会第三部です。

    聖マリアンナ医科大学の放射線科 印牧 義英先生が御講演してくださいました。
    印牧先生には、乳腺MRIについての最新情報をいただきました。

    乳腺MRIを積極的に行っている施設はまだ少ないと思いますが、これからはおそらく乳腺MRIの重要性が増してくるのではないか、というお話です。

    要点をまとめると、
    <1>乳房温存手術の際に、どこまで乳癌が広がっているのか、また乳管内の進展の範囲はどこまでか、という非常に重要な診断を乳腺MRIはすることができます。従って、乳腺MRIによって、乳房温存手術で温存した乳腺断端に癌細胞が残ってしまうような事態を減らすことが可能となります。

    <2>また乳管内の病気の診断のために、乳管造影という検査があるのですが、MRIによってこの検査を代用できる。

    <3>ただし乳腺MRIでは、ガドリニウムによる造影が必須であること、また脂肪抑制をしっかりかけて撮影すること、可能であれば両側乳房高分解能撮像をおこなうこと、が重要です。(これは放射線科および技師さん向け情報です。)

    <4>LANCETでは、非浸潤性乳管癌(DCIS)発見における乳腺MRIの有用性についても述べられており、アメリカ乳癌検診ガイドラインでは、乳癌ハイリスク群(先日危険因子をお伝えしました。)の方に対する乳癌検診に乳腺MRIを採用する方向で進んでいる。

    <5>以上のように、乳腺MRIは非常に有用であり、マンモグラフィー、乳腺エコーとならび、今後乳腺MRIも徐々に標準的な検査となっていくかもしれない。

    <6>今後、MRI下生検という手技も広がっていくのではないか。

    という内容でした。

    非常に濃い内容でした。

    しかし、どこでも乳腺MRIを撮影できるわけではなく、MRIに乳腺専用の装置をつける必要があるので、受診されます各病院に問い合わせてみてください。

    また、もしも関東、神奈川、横浜、川崎で乳腺のお悩み、乳癌の検査、マンモグラフィー、乳腺エコー、乳腺MRIをご希望の方は川崎幸(さいわい)クリニックで乳癌検診をお引き受けいたします。

    なお、東京、町田の乳癌検診は、名越クリニックで担当いたします。名越クリニックでは乳腺エコーが可能です。

    よろしければにっこり乳癌検診へまずおいでくださいね。
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