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  • 乳癌とは

    2008年4月5日


     さて、乳癌について今一度復習してみましょう。

     まず、乳房の中には乳腺と呼ばれる組織があります。
    乳腺は15-20の腺葉に分かれていて、乳頭を中心に放射状に並んでいます。
    腺葉はさらに多数の小葉に分かれています。
    小葉は乳汁を分泌する小さな腺房が集まってできているのです。
    小さな腺房はそれぞれ乳管で連結されており、この乳管が集まって最終的に主乳管となって乳頭に到達します。

     ところで乳癌は、人の表面や臓器の内面を覆う細胞層である、上皮細胞が異常増殖したものです。乳癌は、組織学的に母乳が通る乳管と、その末梢にある小葉の中間あたりから最初に発生すると言われています。

     できた癌細胞の形態が乳管細胞の方向に行けば乳管がん、小葉の方向に行けば小葉がんになると言われています。

     明日は浸潤癌についてです。

     現在勤務している川崎幸病院で私は、乳癌手術、乳癌化学療法、救急医療、腹腔鏡手術、消化器癌手術、消化器癌化学療法、緩和医療に携わっております。

     救急医療では、当院では現時点で月に約400台の救急車の受け入れを行っております。中には、救急車で運ばれて来た時点で、末期の癌がみつかるかたもいらっしゃいます。運ばれてきた時点で、心肺停止状態のかたもいらっしゃいます。

     わたくしは、すべての癌そしてすべての病気から患者さんたちを助けてさしあげたいと思っています。このブログは、その手段の一つでしかありません。

     これからも様々な方法で、みなさんを病気から守っていけるように全力で走り続けて行きますので、みなさまからの引き続きのアドバイスをよろしくお願い申し上げます。
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