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  • 乳がんミーティング 第一部

    2008年3月8日

    今日のお昼は、緊急の腹腔鏡手術がありました。この手術が終わってから、乳癌のミーティングで勉強をしてきました。とっても楽しく勉強ができました。

     今回は、東海大学乳腺内分泌外科学教授の徳田 裕先生が総合司会をされて、司会は横浜市立大学附属市民総合医療センター乳腺甲状腺外科 准教授 石川 孝先生でした。

     内容は、ディベート方式でのdiscussionを2チームに分かれて行うものでした。
    テーマは、第一部が「高齢者の術後薬物療法をどうするか?」でした。これは非常に難しいテーマでした。

     最近の臨床試験の結果では、65歳以上、ホルモン反応性陽性、リンパ節転移陽性のかたの術後治療としては、タモキシフェンのみの投与と、抗ガン剤とタモキシフェンの投与で、生存率がほぼ同じという結果が得られています。

     従って、今はタモキシフェンよりも有用と思われるアロマターゼ阻害剤があるので、抗ガン剤によるメリットはあまり期待できないかもしれません。

     以上より、高齢者には抗ガン剤治療を行わない先生方と、やはり高齢者の中でもまだ若いうちにできるだけ抗ガン剤をやっておきたい、という先生方に大きく分かれました。

     まだ、意見の統一は先のようです。
    私たちも、患者さんとご家族が望まれる治療を優先しておこなっていきます。抗ガン剤治療も積極的に行っております。

     でも、つらい治療を歯をくいしばって皆さんにやっていただくつもりはありません。

    安心して、乳腺外来を受診されてください。

     第二部についてはまた明日です。
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