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  • 術前ホルモン療法について

    2008年2月19日

    乳癌診療ガイドラインでは、
    閉経後ホルモン感受性原発性乳癌に対し術前ホルモン療法を行うことで乳房温存率は改善する。

    しかし、術後ホルモン療法と予後を比較した臨床試験はない。

    また、再発リスクが高い場合、たとえ術前ホルモン療法が奏効したとしても、化学療法を省略できるという保証はない。

    したがって、術前ホルモン療法は確立された治療法とは言えず、日常診療において推奨はされない。

    となっています。

    ”乳癌の臨床 vol.22 No.6 2007″において、名古屋市立大学乳腺内分泌外科 遠藤 友美先生の論文が載っています。


    86歳の女性の左乳房の乳頭直下の1.5×1.2cmのscirrhous carcinomaにたいし術前にアロマシン 1T(25mg)/dayを投与し20週後にほぼ消失した症例の経験である。

    このように術前ホルモン療法が有用な場合もあるので、今後も患者さんたちと相談しながら、方針を決めていきたいと思う。
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