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  • 生理の再開

    2014年6月26日

    いつもありがとう(*^_^*)

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    たぬさまからの

    ご相談です。

    一般化して

    ご質問を公開させて

    いただきますね。

    40代女性です。

    乳がんの手術後

    抗がん剤治療を始め

    4年前を最後に生理がとまり、

    リュープリン等の注射は

    していません。

    リュープリン


    閉経状態と

    言われていました。

    ところが、

    三年半も経って、

    先日生理が

    始まってしまいました。

    量も大量で

    4日間しっかりあり、

    とても驚きました。

    主治医に

    相談したところ、

    40代では

    リュープリン等注射の

    上乗せ効果は殆どないので、

    注射の必要はないと

    言われました。

    でも、

    40代で

    抗がん剤後生理が

    始まる人自体が少ないと

    聞いているので、

    本当に効果が無いのか

    不安です。

    生理が始まったということは、

    エストロゲンも

    増えているんですよね。

    本当に

    注射をしなくて

    大丈夫なのでしょうか。

    しても

    意味が無いのでしょうか。

    お忙しいところ

    申し訳ありませんが、

    先生のお考えを

    お聞かせいただけたらと

    思います。

    高橋です。

    ご相談

    ありがとうございます。

    主治医の先生の

    おっしゃる通り

    過去の複数の

    臨床試験において

    閉経前の乳がん患者様に

    タモキシフェン単独療法に

    リュープリンなどの

    LH-RHアゴニストを

    上乗せすることの

    優越性は

    認められておりません。

    一方、

    化学療法をおこなった

    40歳以下の

    患者様では

    再発や死亡のリスクを

    有意に改善する可能性が

    示唆されています。

    ただし

    過去の臨床試験では

    ホルモン受容体の評価の精度が低いため

    LH-RHアゴニストの効果判定が

    過小評価されている可能性が

    ございます。

    また

    過去に行われていた抗がん剤

    CMF療法では

    現在のAC療法や

    タキサン系抗がん剤と比べて

    閉経になりやすい傾向があり

    これらの抗がん剤の時代の研究と

    現代の研究で

    ホルモン療法の効果を

    十分に比較できているとは

    考えにくい一面も

    ございます。

    これらは

    乳がん治療ガイドラインでも

    記載されております。

    ガイドライン


    以上より、

    やはりきちんと

    閉経状態を維持することが

    再発予防の第一歩と

    お考えになっても

    良いかと思います。

    LH-RHアゴニストの効果は

    現在も

    多くの臨床試験が

    引き続き行われており

    これから結果が出てくる

    ことでしょう。

    現時点では

    乳がん治療ガイドラインにおいて

    閉経前ホルモン受容体

    陽性乳がんに対する

    術後内分泌療法として

    タモキシフェンに

    LH-RHアゴニストの併用は

    おこなってもよい。

    推奨グレード C1

    すなわち

    おこなうように

    勧められる根拠が

    明確では無いが

    おこなうように

    勧められる

    コンセンサスがある。

    というレベルです。

    従いまして

    ご心配であれば

    LH-RHアゴニストを

    投与していただくことは

    何ら問題ございません。

    ただし

    何年間継続するべきかは

    難しい問題です。

    逆に言えば

    いつでも止められるので

    今の不安な気持ちの解決のために

    まず始めてみるという選択肢も

    適切かと考えます。

    明確なお答えが出来ず

    申し訳ございません。

    あくまでも

    私のご意見です。

    たぬさまの

    お気持ちが

    納得できるように

    治療を選ばれることが

    一番です。

    まずは

    不正出血ではなく

    生理であることを

    一ヶ月待って

    もう一度確認すること。

    そして

    主治医の先生にも

    もう一度

    「やっぱり

    注射したいのですが・・。」と

    ご相談なさってくださいね。

    その際には

    あくまでも

    「主治医の先生のご意見が一番」

    という姿勢で

    お聞きすることが重要です。

    「高橋がこう言っている。」

    という表現は

    主治医の先生との関係性を

    悪くする可能性が

    ございます。

    先生にも

    プライドがございますから。

    ご注意くださいませ。

    応援していますね(^^)/

    私、高橋保正からの

    メッセージを毎朝お届けします。

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