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    2012年9月2日

    自信をもって!

    BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異をもつ女性に対するリスク軽減乳房切除は有効か
    その1

    BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異をもつ女性における生涯乳癌発症率は約80%と高率である。よって,BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異が明らかとなった女性に対して,有効な予防方法を確立することは重要な課題である。乳癌は乳房内の上皮細胞が女性ホルモンの強い影響を受け癌化するため,両側の乳房を予防的に切除することが検討されてきた。リスク軽減乳房切除の有用性を検討した。BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異をもつ女性では,変異をもたない女性と比較して乳癌発症リスクが高いことが知られている。こうした乳癌発症リスクの高い女性を対象としたリスク軽減乳房切除のランダム化比較試験は,倫理的理由により実施不可能で,報告はみられない。個人の意志に基づき,両側のリスク軽減乳房切除(risk reducing mastectomy;RRM)を受けた女性(RRM群)と乳房切除を受けなかった女性(対照群)の乳癌発症リスクを前向きに比較検討した研究では,対照群の発生率が48.7%であったのに対しRRM群では1.9%とリスク減少率は90%であった。RRM群において1.9%の術後乳癌が発生したが,その理由は微小な乳腺組織が残存していたことによるものと解釈されている。ただ,この研究での観察期間中央値はRRM群と対照群でそれぞれ5.5年と6.7年と短期間であるため,さらなる長期観察の結果が望まれる。



    ”乳がん診療ガイドライン 2011” 日本乳癌学会
    より抜粋引用、一部改変


    正しい情報を見極める能力が必要とされます。

    患者力とは、

    自信を持って対等に医療者と

    語り合う能力だと思っています。

    決して主治医を打ち負かしたり、

    けんかを売ったり、

    逆に恐れすぎて

    無言で外来を終えてはいけません。

    あなたのこころの中で

    思っていることを

    しっかりと言葉にしましょう。

    どうせ我慢しても

    あとで後悔するんです。

    どうせなら

    言葉を発して、

    行動して、

    納得して後悔する方が

    まだ良いと考えます。

    言葉にしましょう!

    行動しましょう!

    決断しましょう!

    あなたには

    是非患者力を身につけて

    いただきたいなって

    心より思います。

    そのためのヒントを

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